暫定税率

 いよいよ本日(3/31)でガソリンの暫定税率が期限切れを迎える。様子見のため価格据え置きのところもあるそうだが、あちこちのガソリンスタンドでは明日からリッター25円ほど価格が下がるわけだ。

 ということでオレは慌てて近くのガソリンスタンドに灯油を買いに行った。暫定税率に灯油は関係ないしなんで3月に慌てて買いに行かなきゃいけないんだと思うだろうが、そんなの4月になったらガソリンスタンドが混むからに決まってる。所詮ほそぼそとひと缶だけ灯油を買いに行くオレのような貧乏庶民は、ガソリンを求める車が行列を作っている時なんて「ください! どうか灯油をください!」と涙ながらに必死のアピールを繰り返したってスタンドの従業員さんたちから存在を認識していないフリをされるに決まっている。オレがけなげに灯油の給油ホースの真下にポリタンクを配置して立っているのに(なぜならスタンドのみなさんが少しでも楽に作業が出来るように考えているから)そんなのは見えないかのように、完全に見えないかのように給油を終えた4tトラックを普通にオレの方に誘導してオレはポリタンクと一緒にトラックのタイヤに巻き込まれてぐちゃぐちゃと骨や肉がつぶれ帰らぬ人となるだろう。ああ、暫定税率さえ有効だったら尊い命を落とすことなどなかったというのに……。

 それはいいとして、明日あたりガソリンスタンドでこんなやり取りが繰り広げられるんじゃないだろうか?

店員「ありがとうございま~す!! 100リットル入りましたので、15700円になります!!」

客「え、ちょっと待ってよ!! 暫定税率が廃止されたから安くなるんじゃないの!? それじゃあ1リットル157円の計算になるじゃん!」

店員「はい。そうです。リッター157円で計算してます」

客「おいおい! じゃあその看板はなんだよっっ!! 入り口の看板に『レギュラー:132円/ℓ』って書いてあるじゃないかよっ!! なんでそれで100リットル15700円になるんだよ!!!」

店員「ははは。ばれちゃいました?」

客「ばれちゃいましたじゃねえんだよ!! それでもまだ15700円と言い張るのかおまえっ!!」

店員「すいません。冗談ですよ、冗談」

客「冗談?? 客をおちょくってんのか!!」

店員「そんな怒らないでくださいよ。今日は何月何日ですか?」

客「なに? 今日は、4月1日。……あっ!! そうか!」

店員「そうです。エイプリルフールです。だから今日はウソをついてもいい日なんですよ」

客「なーんだ。まんまとひっかかっちゃったよー。こりゃ一本取られたわい!」

店員「いやいや、こちらこそすみません、お客さんに対してウソついちゃって」

客「いいってことよ。じゃあ結局いくら?」

店員「はい、冗談はさておきますと、本当はリッター157円なのでやっぱり15700円になります

客「看板の方がウソかよっっ!!!!」

 チャンチャン!

 ……ということで、スタンドの表示が25円値下げの数字になっていても、4月1日の間は本当かどうかわからないぞ! みんな、警戒するんだ!

久間防衛相辞任

 なにやってんだよ安倍内閣!! もうこれで3人も閣僚が交代してるじゃないか!!

 と力強く書いてはみたがまあそんなことに興味はないので置いておいて、テレビをつけたら「おっ、アテンションプリーズの続編か!?」と思ったらベッキーが出てる新幹線のやつだった。飛行機が新幹線に。スチュワーデスが車内販売員に。上戸彩がベッキーに。いずれにおいても規模が小さくなっている。ベッキーを主演に据えるとはなんという冒険野郎なんだ……きっとディレクターは生まれながらのギャンブラーなんだな……と思ったらさすがに単発ドラマだった。

 ちなみに東海道新幹線といえばオレの実家に通じるルートを走っているのだが、帰省の時に乗ったことは3回くらいしかない。すべて非常時だ。他の20回くらいは、御歳30を迎えて尚、ゆったりと旅情溢れる東海道本線である。運賃が倍違うため、ちょっとしたバイト気分で鈍行に乗っている。所詮3,4時間の差なのだ。これがアフリカやアジアの旅先だと考えたら、40ドルほどを浮かせるためなら40時間くらいは平気で電車に揺られると思う。なにしろケニアとエチオピアとの国境では、5ドル多く払うのを惜しむために助手席を諦めてトラックの荷台でまる2日間サバンナを走ることを選んだ身である。そのオレがたった3,4時間というわずかな時を惜しむために4000円も多く払ういわれはなかろう。どうせ早く帰ったってその後実家で30時間はゴロゴロ寝そべって過ごすのだ。狭い日本そんなに急いでどこへ行く。世界は狭い(広いけど)。タイムイズマネーである。

 ちなみにタイムイズマネーというと、世の中の第一線で働いている人たちにとっては「時間を節約するためなら金は惜しまないでどんどん使え」という格言だろうが、私たち低所得層にとっては「時間を売れば金が買える」という意味に変わるのである(号泣)。こちとら時給労働者だ。自分の貴重な時間を毎日コツコツ経営者さまに奉げていけば、その時間に応じたお給金がもらえるのである。まさにタイムイズマネーではないか。……ちょっと待って。ちょっと男泣きさせて。「勝ち組」「負け組」って言葉を作った奴、余計なことしてんじゃねーよ。絶対その区別を最初に考え出した奴は自分は勝ち組だと思ってるんだろ。オレは勝ち組でも負け組でもない、休場組だ! ……うーん、イマイチ。

 だいたいそんなに1分1秒を惜しんでどうするんだよ。普段新幹線ですっ飛んでる区間を鈍行に揺られて歩いてみれば、決していつもの速度では見られなかった浜辺を這い回るカニや、森の中で樹液に群がるカブトムシ、通学路に咲いた真っ赤なヒヤシンス……。さすがにいくら鈍行とはいえそんな細かいもの見えません。電車は電車なんだから。遅い方の電車でも乗用車くらいのスピードは出てるんだよ。正直、そんなに新幹線の景色と見える物は変わらんよ。

 しかし、人間やはりそうセカセカしてばかりだと、心の中にも余裕がなくなってしまうのではないだろうか。この国の人たちのように、もっとおおらかな気持ちで電車の旅を楽しんだらどうか。

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-25998320070516

 インドでは走行中に電車が止まってしまったため、乗客がみんなで30分以上かけて車両を約4メートル押したという。

 30分で4メートルだから、東京~熱海の約100kmを押して進もうと思ったら12500時間、1日24時間休みなく押し続けて1年半ほどかかるわけだ。どうだ。さすが何事にも動じないインドの方々、おおらかな心を持っているだろう。というかアホだろう。

 乗客が押して動かすという時点ですでにこれは電車ではない。人力車ではないか。歩いた方が早いのは言うまでも無い。ちなみに停止した原因は、『1人の乗客が緊急用チェーンを引っ張ってしまったことが原因とみられている』とのこと。なにやってんだよおまえっ!! 好奇心が人生の全てかっ!!!!

 でもって、それはおまえの足だっ!! 一人二役かよ!!!

徒歩暴走族出現

 北海道で、徒歩暴走族なる生物が登場しているらしい。こいつらは冬は積雪でバイクに乗れないため、仕方なく大声で自分の名前を叫んだりしながら歩き回っているということだ。それにしてもアホである。徒歩だったら、暴走族じゃないだろうが!!!!! 暴走するから暴走族なんだろうが。徒歩暴走族というその言葉自体がアホなんだよ!!!!!! 「徒歩暴走族」というのは、「のんびり速達」とか「手動式足漕ぎボート」みたいな(今作った言葉)もんで、その言葉単体の中にすでに大いなる矛盾を含んでいる。誰だこの言葉作ったの。そうそう、暴走族じゃなくて、珍走団だ。ヨチヨチ珍走団でいいのだ。

 しかしそもそも雪で走れないということ自体が非常にかっこ悪いし、歩くというのがさらにかっこ悪い。名前を叫びながらというのがもっとかっこ悪い。普通に珍走しているだけでも自分はバカですよとアピールできているというのに、歩きながら自分の名前連呼である。バカの中のバカ、バカ・オブ・ザ・イヤーである。親はとっとと息子や娘を殺して心中すべきである。

 ただ、積雪でバイクを走らせることができない状態なのに、懸命に歩くというのはなんか気の毒な気もする。死んで欲しいが、それでも雪が積もるような状況で外を歩くというのは半端じゃなく寒いことだろう。オレなんて小雨の日でも外に出たくないのに。晴れていても出たくない。春や秋の薄曇りの日しか外出する気がしない。ということで寒いのでヨチヨチ珍走団が凍死してくれればありがたいが、凍死しないでも凍傷で手や足を切断するくらいのダメージは負うかもしれない。北海道なら、ヨチヨ珍走団が家の前でうるさかった場合にはバケツの水でもかけてやれば、すぐにインスタント札幌雪まつり状態になるのではないだろうか。凍ったところでハンマーで一撃である。もしくは軒先のつららでヨチヨ珍走団の首でも貫いてやり、凶器は溶けてしまうのでかなり推理小説に近い完全犯罪が行えると思いきや寒いからつららは溶けずに思いっきり凶器が残るな……。そういう場合は、凶器のつららをカキ氷にして練乳をかけて食えばいいのである。

 札幌の人、ご愁傷様です。

牛丼にモー烈なギョー烈

昨日の昼12時ごろ、鹿島田駅前の吉野家を通りかかったところ、店の前に100人くらいの行列が出来ていた。みんな吉野家の牛丼を食べたいらしい。一体このエリアのどこにこんなに人が住んでるんだ? というくらいの勢いで並んでいた。ドラクエの発売日でもなくおいしいメロンパンのお店でもないのに、こんなに行列が出来ているという。はっきりいって、情けなくなった。

だいたい9月18日といえば、祝日である。みんな仕事が休みだからこそこんな昼から並べるんだろうが、貴重な休みに牛丼食べるために1時間も2時間も潰すってすさまじくアホらしくないか?? しかも吉野家の牛丼だぞ?? 数年前までは毎日24時間食えていた、特にありがたみの無い牛丼である。スーダンやパキスタンにいるわけじゃない。日本に住んでいて、すき屋や松屋にいつでも行けるのだ。一杯の牛丼のために並ぶくらいだったら、その時間を「ぬける2ちゃんねる 萌えた体験談のコピペ祭り」の鑑賞に当てたほうがどれだけ有意義なことか!!!!

しーん……

まあほら、アメリカ産牛肉の安全性は確保されていないけど、ぬける2ちゃんねるを見ているだけだったら病気になる心配はないし……。こすりすぎて血が出るくらいはあり得るかもしれないけど……。時々シャワーの後すぐこすると、皮が裂けてすごく痛いんだよね。だいたい、敬老の日ではないか!! 牛丼の日ではないのだ!! せめておじいちゃんおばあちゃんにおいしい牛丼を食べさせたい、といって並んでいるならまだしも、きっとじいさんばあさんは家に置いてきぼりだろう。じいさんより牛丼が大切なのかおまえらはっ!!! とはいえ、たとえじいさんばあさんを連れて並んでいる人がいても、じいさんにはアメリカ牛丼を食べさせ、自分は安全なカレーを食べて遺産の相続を狙うということも考えられる。手放しに安心はできない。

ところで華原朋美は「並んでも食べます」と言っていたらしいが、本当にあの行列に並んで食べたのだろうか。1時間も一般庶民に混じって牛丼のために並んだのだろうか。絶対あり得ないと思う。みんな悪いテレビの世界に騙されているんだ!! 森永卓郎は、アメリカ産の牛肉はスシで言えばトロみたいなもので、オーストラリア産とは脂身の量が違う、なんてことを言っていた。今他の牛丼屋がオーストラリア産で牛丼を販売しているのに対して、吉野家はあくまでアメリカ産にこだわっているようだ。牛丼一筋のこだわりの店として、アメリカ産以外のものを使うなんてプライドが許さないのだろうが、オーストラリア産どころか代わりに豚肉を使っているではないか。これはおかしくないか?? オーストラリアの牛肉なんて使えないと強がっておいて、恥ずかしげも無く豚丼を販売しているのである。これは矛盾している。本当にアメリカ産の牛肉の牛丼にこだわるなら、輸入再開まで店を閉めるくらいのこだわりを見せればよかったのに。豚丼を食わすくらいなら、まだオーストラリア牛丼の方がマシだろう。なんていっても、吉野家で働いている人もいるんだからそんなこと言っちゃいけないんだけどお~~☆

ちなみに、牛丼100万食の販売にともなって、アメリカ産牛肉の安全性をアピールしようとシーファー駐日米大使、つまりアメリカ大使館の大使が吉野家で牛丼の大盛りを平らげるというパフォーマンスを見せたそうだ。テレビのニュースでもやっていた。たしかに食べていた。なつかしの武部さんのかいわれパフォーマンスを思い出させる行動だ。

これからもシーファー大使さんはいろいろなところでアメリカ産牛肉の安全性をアピールしていくのだろうか?? テレビやイベントなどで日本国民に訴えていくのだろうか? しかし、2年後くらいに大使が喋っているところを見たら、プルプル震えながら

「ニホンのみなさまアア! アアアアアアアメッメメリカカカさんののののぎゅうぎゅうぎゅうぎゅぎゅぎゅぎゅううにくにくにににににくくくくにくにくはははっははははあああああ、とtっとととtっとてととてとてももももももああああああああんんぜんぜんぜんあんぜんぜんんあんぜんんんんでででですすすすすすすすすすす」

と、どう見ても狂牛病にかかっている状態だったら、非常に笑えると同時にこれから2年の間に吉野家の牛丼を食べた人達は恐怖のズンドコに陥るでありましょう。

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