南米になんていないよ。東京にいるに決まってるじゃん。だって海外旅行とか好きじゃないもん。というか本当に嫌いだし。嫌いなんだってマジで。他人と同じトイレを使うとかそんなもん考えられるわけないっつーの。ありえないってそんなの。海外とかそういうとこって、旅好きな奴が行くとこでしょ? 家にいるよりあちこち旅行した方が楽しいとかいう、いわゆるちょっと残念な人たちが。なんでオレが行くわけ海外に? 冗談はよせって。本気でオレが南米とかにいると思ってるわけ? バカじゃないの? オレの名前はホセかっつーの。
そういえば残念な人がなんか海外でバイヤーをやりたいとかいって、残念企画に参加しているみたいです。また旅に出てもっと残念な人間になりたいそうなので、みんなちょっと投票してみてあげてください。この残念な人に。もはや結婚とか通常の常識的な日本人女性としての幸せは完全にあきらめているみたいです。残念ですねこれは。まさに残念な人ならではではないですか。なんとそのURLは!! なにを隠そう!!!
http://calamel.jp/buyer/?act=prof&byr_user_id=1661
1日1回クリックできるそうなので、残念な人になりかわりましてよろしくお願いします。
ペロという名前の犬が時々いると思う。大抵の町内に1匹は必ずペロがいるのではないだろうか。あなたの町にもほらそこに。いないなんて言わせない。町内に1匹は必ずペロがいるはずだ。
しかしこのペロ、日本だからこそ平穏無事に、日々ごろごろと寝転びながらのんきに暮らしていられるのである。なぜなら、日本語の中では「ぺろ」という表現が出てくる機会はめっぽう少なく、「ぺろ」という言葉はとりあえずペロという名前の犬のことを指すか、もしくはペロペロキャンディーなんていうようにペロペロと何かを舐める時くらいに使われるものだが、とはいえ実際に言葉にして「ぺろぺろ」という表現を使うことというのはそうそうあるわけではない。だから日本語の会話中での「ペロ」の登場頻度は少なく、よって犬のペロは日本では平穏な生活をおくることができるのである。
ところが、もしその犬のペロが中南米に旅行に来てしまったら、これはもううかうかとしていられないのだ。平穏な生活、そうはいかない。なぜなら、スペイン語では「ペロ」というのは「しかし」という意味。英語のButと同じであり、現地の人々のちょっとした会話の中にも何度も何度も頻繁に「ペロ」という表現は使われるのだ。スペイン語赤ん坊レベルのオレですら、ペロという言葉は毎日使う。ペロペロエブリデイだ。
だから、犬のペロにしてみればもう町を歩くだけで右から左から現地の人々があちこちでぺろぺろぺろぺろ言っているものだから、気の休まる時が無いはずだ。あっ、またどっかでペロと僕のことを呼んでいる、行ってみよう、とけなげに声の方へ向かってみれば彼らはただ「しかし」の意味でペロと言っただけであり、「なんだよっ!! オレを呼んだんじゃなくてそっちのペロかよっ!!」と拍子抜けして帰って来るということが、犬のペロにとっては日常茶飯事なのである。だからといって、いくら「しかし」の意味でよく「ペロ」が使われるからといって、犬のペロは「ペロ」という言葉が聞こえたらそちらへ行かないわけにはいかない。だって、「今回もどうせ『しかし』の方のペロだろうよ。どうせオレを呼んでるんじゃないでしょ」と勝手に判断して待機していたら、その時だけは本当に犬のペロのことを呼んでいたなんてこともあり得るのである。そんなことになったらもう取り返しがつかないではないか。それだけは、ペロとしてもなんとしても避けなければならない事態である。だからこそ少しでも可能性がある限りは、通りから「ペロ」と聞こえたら犬のペロはそちらの様子を見に行かなければならないのである。
ペロ、ところがだ。ペロの受難はそれだけではない。
そもそもスペイン語では、「しかし」だけではなく、なんと! 「犬」のことも「ペロ」と発音するのである!! 「しかし」は「pero」、「犬」は「perro」であるが日本語にしてみれば両方ともペロなのだ!!
ということは、コロンビア人の女の子がそのへんのノラ犬を見て「あっ、犬だ!」という時も、とにかくどの犬にもこの犬にも、日本から旅行に来ている犬のペロではない他の全員の犬に対しても、固有名詞を知らない限りはこちらの人はペロペロペロペロと呼びかけるのである。
これは犬のペロにとってはたまったものではないだろう。ペロと呼ばれて自分のことかと思って行ってみれば全く見知らぬノラ犬が「ペロ!」と呼びかけられていて、「なんだよっ!! オレのことじゃないのかよっ!!!」と拍子抜けすることが毎日数え切れないほどあるはずだ。おまけに、犬のペロが現地人に「おい、おまえの名前はなんていうんだ?」と聞かれ、「ペロです」と答えようものなら、「ペロはわかってるんだよ! そうじゃなくて、おまえ自身の名前を聞いてるんだよ!!」と相手を怒らせてしまうことになるだろう。
これでは犬のペロはせっかく旅行に来たのに到底リラックスすることなどできず、逆にストレスが溜まるばかりだ。旅に出るとどんどん疲れとストレスが溜まるというのは、まさしくオレと同じである。オレには犬のペロの気持ちがよくわかる。逆に「旅がストレス解消になる」と言っている奴の頭と体の構造がオレにはわからん。
そのように中南米およびスペインでは全く犬ごこちをつくことができない犬のペロはかわいそうであるが、元々彼の名であるそのペロというのは飼い主がペットの犬に対して「犬」という名前をつけているということであり、その時点で既にかわいそうだ。犬の名前が「犬」って、あまりにも個性が尊重されていないではないか。だから、犬のペロには自分の名前がスペイン語で「犬」という意味であるということは、知られてはならない。だから、犬のペロをスペイン語圏に旅行に連れて来てはいけない。それが円満の秘訣だ。
ペロ2コママンガ(コロンビア国境にて)
おい、ペロ-!
それからというもの、ムクとは敵対関係になり毎日このように闘争を繰り広げるのであった。
何か小さなおもちゃのようなものを与えられて、解体して遊んでいるムク。そしてちょっかいを出そうとすると偉そうに唸りやがる。これは許せん!
ブログのタイトルがまたちょっと変わりました。なぜかというと、知り合いだけでなく仕事で会うような初対面の人からも「どうぶつ好きなんですね」と言われ、ちょっと成人男子として情けない気分になったからです。さすがに「どうぶつ好き好き日記♪」はないだろうと、自分でも気付きました。僕は目が覚めました。しかし、動物の話を主に書こうというブログの趣旨は変わらないのです。
それはそうと、先日ムクの食事動画をアップした。
この動画を、本人に見せたらどう思うか、自分の姿を恥ずかしく思って反省するかどうかと気になったので、見せてみた。
何かワンワン言っているのは、多分、「なんだこりゃ! こんなマナー違反な態度をとっちゃダメだなあ」という意味のことを言って反省しているのではないだろうか。さすがうちの名犬である。
だいたい最近登場するムクは今から4年以上前の姿です。今は成長してもう少しりりしくなっていると思われます。この間は自主的に成人式に参加していたようなので。大人の自覚を持つ気になったのでしょう。でも、当日の6時のニュースを見たら成人式会場で酒を持ち込んで暴れる金髪のムクの姿が……。いったい大人になる気があるのか無いのか!!
これは食事を与えられるムク。途中で苦しくなり怒られる→最後とても失礼
ムク用に買ったおもちゃをカゴの中に入れておいたのである。しばらく素直に言うことを聞いたら与えてやろうと思って。すると「この中におもちゃが入っている!」と感づいた野郎がカゴに向かって興奮し始めたのだが、パジャマで隠れているしまさか取られることはあるまいとたかをくくっていたらその考えは甘かった!!
今回ブログのタイトルを変更しました。説明は次の機会に書こうと思っています♪