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新刊とどきました。

 発売は今週末ですが、「中国なんて二度と行くかボケ!でもまた行きたいかも」の見本が出版社より届きました。

 このように、おばあさんがメンチを切っているような恐ろしい表紙となっております。並ぶおばあさんの構図はなかなか不気味に感じるものがありますね。幻冬舎文庫からです。今週の金曜日には全国の本屋さんにお届けされるでしょう。

 

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 そして裏表紙の「本の概要」がこのようになっています。これは自分で書いたものではなく出版社の方でつけてくれたものですが、なかなか赤裸々すぎるストーリーですね。我ながらこの本の著者はどんな変人なんだと意味がわからなくなります。

 

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 なるほど僕は軟弱で繊細なひきこもりであり、ドアなしトイレで排泄シーンを覗かれ、少林寺で槍に突かれても死なない方法を会得して、氷点下の北京駅で彼女を待つ……その結果が「爆笑必至」だと。
 なんとも僕という人間は自分を犠牲にして笑いを取っていますね。言うなれば笑いものですね。ここまで自分を全てさらけ出した文章を世間に向けて発表し、笑いものになる覚悟があるかといったら、できれば笑いものにはなりたくありません。恥ずかしいから。
 しかしみなさんはさくら剛という人間を笑っているように感じるかもしれませんが、しかし実は巧妙な策略によってさくら剛に笑わせられているのです。笑わせられているのだけど笑っている気持ちになる。そういう策なのです。僕の作戦なのです。

 こんな恥ずかしい本を書いてしまったら、恥ずかしくて道を歩けない。人に出会った時にさくら剛ですと名乗れない。隠れながら生きていくしかないかもしれない。

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