新刊発売
本日、最新刊「中国なんて二度と行くかボケ! ……でもまた行きたいかも。」が発売されました。幻冬舎文庫の新刊です。全国の書店でお求め下さい。
これは「アフリカなんて二度と行くか!ボケ!」から始まった、「南アフリカ共和国→中国」の旅の最終章となります。
思えば自分の旅は、旅行記を書くということによって日本への帰国後もじわじわと続いていたように思います。アクティブな、動的な旅としては北京に着き夢破れた時点で終わっていたはずなのですが、静的な旅は東京の自分の部屋でも続いていたわけです。ひたすら毎日パソコンに向かいながら。
それをトータルで考えれば長い旅でした。今の自分から見ても当時のさくら剛はムチャをしていたと思います。
「アフリカを縦断する」という決断が最初にして最大のムチャでした。今でもジンバブエやエチオピアにいた頃の自分、そして自分の気持ちを鮮明に思い出すことはできます。がしかし、まさかその後自力で本当に中国に到達ししかもその旅行記が書店に並ぶ日が来るとは、思ってもいなかったですし当時の自分から考えれば夢の世界です。
ともあれ、これでようやく終わったという気持ちです。
しかし自分の中の気持ちはこうしてしんみりしていますが、この中国旅行記の中身はというと今までにも増して、「変態の中の変態・さくら剛」という呼称がぴったりあうような過激で気持ち悪くて汚くて情けなくてバカバカしい号泣必死の内容となっております。
自分自身、この中国旅行記の原稿を読むとあまりのアホらしさとかわいそうさで泣き笑いです。ほんと、この本に出て来るさくら剛って人、変態だと思います。情けなくてかわいそうな人です。海外旅行が世界一似合わないネクラ男です。みじめです。
でも、人間らしい!!
先日画像を掲載しましたが、本の裏表紙にある「概要」を載せておきたいと思います。
「自分を振った彼女を追いかけて中国へ向かった、軟弱で繊細なひきこもりのさくら剛。ドアなしトイレで排泄シーンを覗かれ、乗客が殺到するバスに必死に乗り込み、少林寺で槍に突かれても死なない方法を会得した。こうして鍛えられた(?)著者は、辿り着いた氷点下の北京駅で彼女を待つ……。果たして彼の目標は達成されるのか!? 爆笑必至旅行記。」
そんなわけで、どうか今回ばかりはみなさん、買っていただけたら嬉しいです。
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