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中国の宿

 中国の安宿には、いい思い出はない。
 いや、中国でなくても外国の安宿にはいい思い出は全くないが、しかし中国の宿というのは世界の宿の中でも、あくまでオレが宿泊したところに関して言えば、中国の宿は過去訪問した国の中でNo.2に苦しみ度が高かった。No.1ではないけど。

 アジアを横断してその最後に中国を訪れたのだが、宿の快適度は、同じ料金ならば中国がもっとも低かった。アジアではNo.1に低かった。アフリカを含めるとエチオピアに次いで低かった。さすがにエチオピアに勝てる奴はいないけどな……。あそこは絶対王者だから。絶対宿がおぞましい王者・エチオピア。おぞましい。エチオピアのことは、思い出しただけで体がかゆくなるっ!!! かゆい(涙)!! 汚いっ(泣)! キモいっ(号泣)!!! 吐きそう~~~今にも吐きそうエチオピアのことを思い出すと~~~~そして同時に漏らしそう。

 中国の安宿の快適度がどのように低かったかというと、もう言うまでもないと思うがなにしろトイレの環境が悪いことに尽きそれがオレには耐えられない。耐えられないまま5ヶ月を中国で過ごした。5ヶ月も中国で過ごせたんならそれは耐えられたということじゃない? と言われるかもしれないがいいやそうではない。オレは耐えられなかった。あくまで耐えられなかったまま5ヶ月を過ごしたんだよ!!!

 いやしかし、トイレ環境が悪いというのもそれはあくまで旅行者の視点なので、現地の人から見たらそれは普通のことかもしれない。単なるトイレ風習の違いといえばそれまでだ。だってそれが中国では普通なのだから。環境が悪いのが中国では普通なのだから。汚いのが普通なのだから。汚いのが普通なのだから、だから中国の宿は汚いのだ。いや、汚いんじゃなくて中国では汚いのが普通なのだから、それは普通なのだ。中国の宿は汚いのが普通なのだ。つまり中国の宿は汚いのだ。いや、汚いんじゃなくて、それが中国では普通なのだから汚いんではなくて普通なのだ。普通の宿なのだ。普通に汚い宿なのだ。汚いのが普通なのだ。だから汚いのだ。でもそれが普通なのだ。

 中国のトイレについてはいつも通り本の中でも書いているのでおよそ2週間後に発売されるさくら剛著「中国なんて二度と行くかボケ! でもまた行きたいかも」を読んでいただきたいがしかし本というものを読むのが苦手だ、本を買うなんて金がもったいない、という方は、7月なかばにネットラジオのトリカゴ放送さんにゲスト出演して中国のトイレの話をこれでもかというくらい語るので、ぜひそれを聞いてほしいと思う。多分7月16日の更新分。トリカゴ放送

 ちなみに下の動画は、武漢という街のバスターミナルすぐ近くの宿。自分の部屋から電気を消して出て外出してどこかに行こうとするところで撮った動画。どこへ行こうとした時かはもう忘れたけど。黄山へのバスチケットを買いに行ったか、メシを食べに行ったか、亀山公園に遊びに行こうとしたか、そのあたりでしょう。しかし見たくない動画だ。部屋のすぐ隣にトイレがあるという最悪な立地だった。悔しい。

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