イースター島のモアイ
最近twitterで、モアイが掘り出されている写真が注目されていますね。掘ってみたら胴体があったとのことで。http://twitpic.com/4yc77z
胴体があったことが注目されているということは、基本的にモアイは顔だけの存在だと思われていたのでしょうか!
モアイはかつてイースター島に住んでいた名士・村の有力者の方々の姿を表した像であり、つまりモデルは人間です。1体1体モデルが違う人間の姿の石像なのです。
ちなみにモアイが顔だけなのはグラデュウスの中の話であり、人間の姿を表しているのだから当然現場のモアイにはすべて体があります。
ただし、イースター島のモアイは島内の勢力争いに巻き込まれ、近年まで基本的に倒されたりぶっ壊されたりした状態で転がっていました。下の写真のように。(写真はクリックで拡大します)
倒れているモアイは、日本の建設会社などの尽力によりいくつかの場所で立ち上がりました。このようにモアイには元々胴体があります。
なかには帽子をかぶっているモアイもいるし、目のついているモアイもいます。
ところでイースター島のモアイ観測地点の中で一カ所だけ特殊なところがあります。それが「ラノララク」と呼ばれる山です。
この山は、別名「モアイ製造所」つまりモアイを作るところでした。よって、今でも作りかけモアイ、完成したけど配置につけられず転がっているモアイがうじゃうじゃいます。
ここにいるモアイは、たしかに埋まっています。
ただし、モアイが埋まっているというよりは、「埋まっている岩を彫ってモアイを作った」というのが正しいです。岩を彫ってモアイは完成したけど、それを運んで立ち上げる機会なく年月が経ったことにより、また埋まってしまい冒頭の写真のようなモアイが埋まる状況が生まれたと思われます。
以下、ラノララクで埋まっているモアイの写真をごらんください。
けったいな形
以下はおまけでイースター島の景色です。
火山の火口にできた湖
放し飼いなのかノラなのかのウマがあちこちに
町では犬が自由奔放です
他の旅行者と一緒に宿で自炊です
朝焼けです
夕焼けです
終わりです。