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プレゼントの発送

 「南米でオーパーツ探してる場合かよ」というような本を近くて遠い昔に書きましたが、その本の中にアンケートハガキが挟まっていました。アンケートに記入して返送していただいた方の中から抽選で9名様にさくら剛の南米みやげをプレゼント! ということをやっておりました。

 粛々と締め切り日が過ぎまして、出版社の担当様から当選の方のお名前一覧を教えていただきました。なぜかというと、南米みやげ+のおまけとしてミニサイン色紙をつけることにしたからです! まず当選者の方のご尊名を書きまして、僕がその下に自分の名前を落書きしたもの(良い言い方をすればサイン)を用意させていただきました。
 ちなみに(小石川ちなみではありません)、抽選には僕は一切関わっておらず、当選者の方を決めたのは本の中にも出て来た担当編集者のあの人ですが、おそらく自分のことを良く書いてくれている方のハガキだけを選んだことでしょう。「担当編集者の人がいちいち本の中に出しゃばってくるのがよくなかった」という意見が書かれたハガキがもしあったとしたら、おそらく風呂を焚く時の燃料として即燃やされたことだと思います。
 かどうかは知りませんけど。どうやって選んだかも教えてもらっていないというかもはやあのお人とは音信不通状態なので、抽選を厳正に行ったのかどうか、もしくはまだ生きているのかお亡くなりになっているのか、そういうこともわかりません。
 ただ、なんでも風の噂によると最近著者を差し置いて自分が主役になり、旅に出て映画を作ったりしているとかしていないとか……何を考えているんでしょうかこの人は。
http://boojil.ojaru.jp/okappa/news.htm

 あれっ、これは違う人かな。

 ちなみに色紙をつけることにしようと提案したのはなぜかというと、メインプレゼントであるはずの南米土産がしょぼすぎたからです!! そもそも何をプレゼントするのか僕はわかっておらず、プレゼント用に何か南米で買って来た記憶もありません。思えば旅の途中で「もうこれはいらんな」と思った道具や小物は荷物になるので出版社宛に送りつけたことがありますが、そのへんから勝手にチョイスされて著者の手には返さず読者プレゼントとして発送されるとみました。お土産的な物といえば絵葉書くらいは買ったと思いますが、他の物もまとめて「とりあえず出版社に送っておいて帰国したら返してもらおう~っと」と考えていたものが気がついたら読者プレゼントになっていたのです。

 それは別にいいんだけど。どうせ返してもらったとしても物置の隅で眠るようなたいしたものではないものたちなので。しかし、そんなたいしたものではないものが、たとえばどっかの博物館で適当に買った絵はがきなんてものが「当選おめでとうございます。プレゼント」として送られて来ても、当選した人は全然嬉しくないだろう!! と思ったので、せめてものお詫びとして色紙をつけることにしたのです。とびっきりの愛と怨念を込めて。
 僕のサインには怨念がこもっているので、持っていると良くないことが起きるかもしれませんよ。霊能力者に部屋を霊視してもらったら、「引き出しの3段目に入ってる、なんだか汚い字が書かれた四角い紙……それをすぐに塩で清めてから捨てなさい!!」と指示されるかもしれません。

 というわけで無事出版社からブツは発送されたようでして、当選された方からは直接お礼のメッセージもいただいたり、ブログまたはmixiの日記で「さくら剛からなにか届いた!」と報告が上がっていたりしました。喜んでいただけてこちらも大変うれしゅうございます。
 ただ、「わざわざ色紙まで書いて送ってくるなんて、こんな手の込んだことをするってことは他に誰も応募しなかったんじゃないだろうか?」とあるブログに書かれていました。おいこらっ!!!
 ちゃんとたくさんのハガキの中から、厳正な抽選で9通だけ選ばれたんですよあなた。応募者全員プレゼントじゃないから!!! さすがに応募総数が9通以下とかそこまで落ちぶれちゃいないからまだ!!! あと数年後にはそうなりそうだけど!!!

 たしかに出版業界の0.01発屋として次第にフェードアウトしそうな僕ですが、PUFFYの「愛のしるし」の後半イントロのように、フェードアウトして「あっ、もう終わりかな?」と思ったらまたズンズンとしぶとくフェードインしてくるというそんな存在を目指します!!

 次回は「文庫本3冊目発売」について書きますよ。

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