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鉱山の町

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ボリビアの首都・ラパスから夜行バスで約10時間……。「夜行バス」と書いただけでもおぞましいし、ましてや夜行バスに乗っていた時の写真(上)を見るともう吐き気が止まらない。おお……おぞましい……夜行バスおぞましい……。やめてくれっ!! こんな写真をブログに載せないでくれっっ!!! 気持ち悪い!! こんな写真見たくないので、今僕は完全にパソコンの画面んから目を逸らして文章を過空いています。ちゃんと駆けたかな? 基本的にはブラインドタッチだからしっかり打てているはずなんだけど。

 ということで、おえ~~っ、また見てしまった……おぞましいっ……やめろっ!! やめろっ夜行バスの写真を見せるなっっ!!!!
 ということで、
海外での夜行バスのイヤなところは、目的地に着いても全くホッとしないというところだ。

 だって到着したらしたで、生まれて初めての土地なんだよ? 言葉通じないしその日の宿も決まってないし何の交通機関で町の方まで行けばわからないし、おまけにバスターミナル周辺は治安が悪い。アフリカとか南米のバスターミナル周辺といえば、強盗が出るんだよたくさん!!! ターミナルでクリミナルなんだよっ!!!
 水曜どうでしょうの夜行バスがうらやましい。だって彼らは着いたら日本なんだもん。夜行バスを降りたら日本だなんて、幸せの極地じゃないか。オレなんて夜行バスを降りて日本だったことなんか生まれてから1度も無いぞ!!! その代わり夜行バスを降りたら発展途上国だったということなら30回くらいはあるぞ!!! おえ~~~~~っ吐き気がっっ(涙)!!!

 まあそういうことを言っているといつも長くなるので、ポトシという町に到着したのさ。また早朝に着いてみれば大雨でさ……。しかも、ポトシは世界で一番標高が高い町で、とにかく寒い。南米の1月だから真夏のはずなのに超寒い。標高は100m上がるにつき気温は0.6℃下がるので、標高4000mのポトシは同じ気候条件ならば海抜0m地点と比べて24℃分寒いわけだ。なにしろ富士山山頂より高い町だ。おまけに到着した途端大雨。バスから出ることすら苦しみだし……バスの下の荷物置き場に自分のバックパックを探しに行くのも苦しみだし……。とにかく長距離バスで目的地に着いたら最初にすることはなにがなんでも宿へのチェックインだ。しかし予約なんて当然取ってないし、早朝に行ってもダメ。朝は宿泊者のチェックアウト前なので部屋が空いていない可能性が高いし、そもそもそんな早い時間にチェックインしたら2日分料金が取られてしまう。

 だから、イヤだった。夜行バスで早朝に次の町に着くというのは本当にイヤだった。まず外国がイヤでしょう、1人旅がイヤでしょう、言葉通じないのが究極的にイヤでしょう、夜行バスがイヤでしょう、早朝というのがイヤでしょう、雨がイヤでしょう、見知らぬ土地がイヤでしょう、治安が悪いのイヤでしょう、疲れるのがイヤでしょう、荷物重いのイヤでしょう、寒いのもイヤでしょう、南米の食べ物もイヤでしょう、しばらく日本に帰れないのもイヤでしょう、ほら、イヤなことだらけじゃないか。めちゃくちゃイヤだったのだ。基本的に海外滞在時はいついかなる時もイヤだが、この日はまたいつにも増してイヤだった。そもそも夜行バスに乗る時点でさあ、ラパスなんて言ったらペルーと並んで治安最悪の町なわけよ。ガイドブックにも「南米でも屈指の治安の悪さを誇る都市」なんて書かれてるってーわけよ。なにが「治安の悪さを誇る」じゃっ!!! 誇れるもんじゃねーだろうがそんなのっ!!! 恥じろっ!!! これからは「治安の悪さを恥じる都市」という表現にしろっっ!!!!

 そんなラパスの町で、夜の闇の中をタクシーをつかまえて「たのむ、このタクシーがタクシー強盗でなかってくれ……」と祈りながらターミナルへ向かうわけよ。その日も朝から宿をチェックアウトしてティワナク遺跡なんて遠いところまで行ってさあ、体中埃まみれなわけよ。そんな状態で夜行バスに乗るんだよ? そりゃあ、ビオレさらさらパウダーシートを使ったさ!! 2枚使ったさ! なにしろ今回の旅の秘密兵器だからな。オレは上流階級だからなっ!! 夜行バスに乗っている時でも常に肌のサラサラ感と潤いは保つのでごわすよっっ!!!

 ああ本当にイヤだった……。ラパスから夜行バスでポトシに到着した早朝、本当にイヤだった……。思い出したくもない。だってこの地球上のほとんどの人、日本にいる99.99999%の人は「ラパスから夜行バスで雨の早朝のポトシに到着」という惨状は人生で1度も経験しないんだぜ? なんでそんなことをオレだけが経験しなけりゃいけないんだよっ!!! オレはむしろ日本人の中でも上位3%には入る道徳人だろうがっ!!! こんなイヤなことは下位0.00001%に入る性犯罪者にさせろよ!!! なめんなテメエッッ!!!!

 もうここまで書いただけで疲れた。本当はポトシに着いた日の出来事からいろいろまとめて書こうと思ったのに。やはり旅行記を書き始めると、わかってもらいたい感情があり過ぎてぐんぐん文字数が育ってしまう。この続きは、いつかに続く。そう遠くないいつかへ。1日後以上1年未満のいつか。さくら剛の普段の生活が幸せであればあるほど更新が早くなります。ということは、スピード感のある続きは期待できないでしょう。

 これがラパスから夜行バスで雨の早朝のポトシに着いた直後のイヤな図。

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