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写真なしブログ

 先日の土曜日、三国志フェスというイベントにほぼ1日中出かけてきました。なにしろ最近は、半年前の旅の反動で「もう二度と自ら外に出るアクティブな生活はしないぞ」と神に誓った身なので、昼から夜まで出かけるというのは今の自分にとってはたった1度だけその禁を破って飛び出る究極の大冒険でした。ちなみに先日発刊した南米本では、「あまりにひどい目に遭いすぎていて読んでいてひいた」というご意見をちょくちょくいただきますが、だからこそ僕はもう今後は自分の部屋の中だけで人生を送ることを決意しているのです。ガオーーーーッ!!!

 そんな中で自分のトークの時間だけでなくほぼイベント開催中ずっと、物販スペースやあちこちなどをうろうろして、打ち上げまで参加させていただいて、正直通常の2ヶ月分くらいは人と喋ったので、夜にはマジで声が枯れていました。多分、一般の社交的な方であればあの程度1日の中で声を出すのはごく普通に1日分の量でしょうけど、平均して1日に「ロースカツカレーにチーズをトッピングして400gにしてください」程度の文字数しか発しない僕には、非常に喉を酷使した1日でした。言葉が無くただウホウホ言っているだけのネアンデルタール人程度でも今の僕よりは1日でたくさん発声していたでしょう。せっかく人類が言葉を発明してくれたのに、僕は人と喋る機会がなさ過ぎてその革新的な発明の恩恵をあまり受けていません。

 まあ喋らなくても書く方で、黙ってPCに向かってただひたすら文字を打ってはいるので、「文字」の発明には感謝しています。「文字」くらい根本的な発明を、僕もしてみたいですね。かかとが無いスリッパを発明しただけでも億万長者になれるのだから、文字なんて発明したらどうなっちゃうんでしょうか。スリッパや発光ダイオードどころの話ではありません。文字を発明したって、売ることもできなければ直接はなんの利益も生みません。しかし人類の発展にはおおいに貢献するわけです。僕はそんなの耐えられない。人類の発展への貢献よりも収益が上がるかどうかの方が重要なので、そこをよく検討してから発明するかどうかを決めたいと思います。たとえ人類のためになっても、僕にキックバックが来ないものは発明するつもりはありませんのでどうぞあしからず。あんたなんかに批判される筋合いはないねっっ!!! 誰だって生きていくために必死なんだよ!!!!

 でも、先日は喉を酷使したとはいえそれを悲しんでいるわけではなく、人と話をするということは楽しいものだったんだ、と感じることができた、その日はたしかに、実に有意義な1日でした。主催者さま、トークや物販で一緒だったみなさま、僕に話しかけてくれた優しい心を持つ紳士淑女の方々に、心から感謝しております。もし僕がイベントのお客さんだったらさくら剛みたいな気持ち悪いやつに話しかけないですから。みんなって、優しいですよね。

 トークイベントでご一緒させていただいた小日向えりちゃん、おくまんさんのそれぞれのブログには当日の写真なんかも掲載されていました。ぜひそちらもご参考ください。写真が載っていてちょっと恥ずかしいのでリンクはしませんけど。検索すれば一発で見られるでしょうでもしかし、3人で撮った記念写真なんかが僕だけブログに掲載しておらず他の2人のところにはきちんと載っているというのは、別に僕が怠慢だからじゃないんです。決して怠慢だからじゃないんです。モリマンだからでもないんです。なぜ他の人は写真を載せていて僕が載せられないかわかりますか? そうです。撮ってくれる人がいないからです。みなさんは仲の良い関係者の方だったりマネージャーさんだったりすぐ近くにいる人に気軽にカメラを渡してシャッターを頼んでいるわけですが、僕は特に頼める人もいない単身な存在なのでいつもこういう時に写真が無いわけです。イベント風景を撮影してくださったマイミクの方の日記なんかの写真に自分が写っているのをこっそり見るんです。ポテチを食べながら。家で1人で。

 ともかくそんなわけです。トークで一緒だった小日向ちゃんは露出度が高いヘソ出しコスプレなんかをしていたわけですが、あくまで僕はあきれたような笑いとともに「またすごい露出だよねー」なんて余裕をかまして言っておきました。上から目線で。本当はそんなものを見るのは全く慣れていないために「うひぇっ。すげー腹が出てるーー胸の谷間がーーーやべーーすげーーさわりたいっ、うげへへへっっ!!! なにこれっ!! むらむらするっ!! でも目のやり場に困るよう。ああどうすればいいのかしら(涙)。うへへへへへっ!! うへへっ!! べろべろ~~ん!」と心の中では嬉しいのと恥ずかしいのと興奮してるのとどうしたらいいかわからないのといろいろ渦巻いているのですが、そんな焦っている姿を見せたら小さい人間だと思われそうじゃないですか。だからそのどぎまぎの本心は徹底的に隠して「やれやれ」というような達観した表情を一生懸命作って「またキミすごい格好だね」なんて上からの態度で物を言うんです。オレは精神年齢が高いからキミをエロい対象としてなんて絶対に見ていないよ。そんなの見慣れているから。こんな年の離れた小娘に動揺させられたりなんてするもんかっ。冷静でクールな大人なんだぞオレはっっ。ということを訴えるために必死に余裕をかますんです。それがプライドなんです。本当は若い女の子が隣にいるだけで動揺して目がにやけるこざかしい小物の人間なのに。でもそれがバレると余計モテなくなるから隠し通すんだ。このことはもちろん秘密の話なので、誰にも知られないようにしないと。絶対にオレの心の中にだけしまっておくぜ。マジでこんな情けない裏話を人に知られたらシャレにならん。ブログとかでうっかり書いてしまわないようにするぞマジで。

 しかし、大事な時には必ず下痢になる百発百中の私でありますので、漏れなくイベント当日も腹を壊して何度もトイレに駆け込んでいました。物販スペースに恥じらいもなく置かれた僕の「お腹が痛いのでトイレに行ってきます」というメモをご覧になった方もいるでしょう。緊張すると下痢になる僕は、人がたくさんいるところにいると当然緊張するんです。みなさん、暑中お見舞い申し上げます!!

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