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動画で振り返るマチュピチュ

Machu 

 

 一昨日、爆笑問題が司会の「平成の大事件!」ふうのタイトルの番組で、今年の1月にマチュピチュに取り残された旅行者が出演しており、当時の状況の再現VTRなどが流れていた。なんと豪雨により橋が崩壊、洪水が来るというデマで町はパニックに! 食料もない、水もない、取り残された人々の運命は! そして遂にヘリで脱出! てな内容であった。
 はっきり言って、他の事件が全て漂流とか大地震とか射殺とか爆発とか命に関わる絶体絶命のVTRだっただけに、命の危険が全くないけどなんかちょっと帰れなくなったというマチュピチュの観光客の話は、地味だった。
 しかし、それはあくまで「平成の大事件!」ふうのタイトルの番組の中だから持ってしまった感想だ。「平成の(以下略)」ふうのタイトルの番組の中ではなかったら、これはたしかに事件である。オレが、おとといどんな気持ちでこのマチュピチュ再現VTRを見たことか……。
 テレビに出演していたご夫婦の旅人は「いやー食料もなくなりいつ帰れるかもわからずに不安で仕方ありませんでした」などと嘆いていたが、それを見ながらオレは「なに贅沢言ってんだよ!! 取り残されれた(されることができた)上にテレビにまで出やがって! じゃあオレと変わってくれよっ!! あんたがオレの代わりに帰ればよかったんだよっ!!!」と叫んでいた。
 あと1日だけオレがマチュピチュ行きを遅らせていれば……。帰りをもう1日ずらしていれば……。などと未練がましくまだ言っているよ!
 このVTRの内容をもしオレが経験していたなら、次の本はマチュピチュの話だけで1冊書いたことだろう。
 オレなんか「食料が無い」という1つのことだけで「なあにぃ~~~食べ物が無いだって~~~~~~そんなバカなうおおおおおおお腹減った~~~おなかすいたよおおお~~~おお~~~死ぬ、死ぬうう~~~~(号泣) ただでさえこんなに痩せている上に旅に出てもう3キロさらに減っている今のこの状況でこんなに食べ物が無かったらもうやせ細って道端でオレを見た人なんて『あっ、ガイコツが歩いてる!』と驚いてうおおっなんでなんにも食べてないのに下痢にっ! どういうことだ! 下痢になりようがないはずなのにどのような仕組みでオレは今下痢になっているのか! トイレはどこだ! うわー公衆便所がすごいことになっている(号泣)! ああでもおなかすいた~~食べ物はないのですか~~おじさん助けて~~そうですかダメですか~~じゃあどうにもならないのでそのへんのノラ犬をかじってどうのこうの……」と、めーちゃーくーちゃー広げるからな話を。
 でも、実際にいざ電車が動かないいつ帰れるかわからない泊まるとこと食べるものないってオレがなってたら、不安で泣き続けて神を恨んだだろうな。

 さて下の動画は、マチュピチュのふもとの村からマチュピチュ遺跡へ徒歩で向かう途中の、橋を渡る時に撮ったものである。
 と思ったけど、アップしたら真っ暗になって何も見えなくなった。朝4時半にペンライトだけで歩いていたので……。音だけどうぞ。
 実際はこの翌日にどっかの橋が崩落して村が孤立することになるくらい大雨で増水していた川なのだが、そんなことはつゆ知らずこの時点では現場では全然雨が降っていなかったため、「いやあマチュピチュ地方の川っていうのはなんだか水が多いんだなあ。すげー怖いけど、でも雨が降ってなくてこれならいつものことなんだろう。これが普通なんだろう。じゃあなるべく気にせず渡ろうっと」と思いがんばってその上の橋を渡っていたのだ。いやー、危なかった。

 しかし川が増水していなかったとしても、これは泣くほど怖かった。なにしろ真っ暗である。ご覧のとおり街頭など無いし、ペンライトひとつで川を越えてこれから山の中である。しかもペルーの山奥である。朝の4時半である。もちろん、友達などおらず1人である。なんでそんな時間に歩いて遺跡を目指しているのか。マチュピチュとは、そういうところなのである。バスで行く人が多いと思うけど、歩く人も結構いる。そのあたりの状況は、他の人のマチュピチュ旅行記などを読んでご確認ください。

 特別サービスおまけマチュピチュ動画

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