fea
いつもお世話になっております。
と言っているあいだにいつの間にか4月になっている。先月は1ヶ月ずっと例のフェアの件でブログを賑やかしていたわけだが、正確に結果は聞いていないけどまず間違いなく結果がわかった。
というのも、フェアにエントリーしている他の本が、フェア開催書店さまのランキングコーナーに登場していたのである。その本は文庫コーナーでベスト10入りの某順位になっており、エントリーしているその他の本はランキングには1冊も登場していないためどう考えてもその「ベスト10以内本」がフェアの中ではトップ売り上げなのである。
しかし、ちょっと言いたい。最後まで全部具体的に言うとまずいかもしれないので最後になるべく近い途中まで言いたい。
このフェアにエントリーしている本は全部で14冊なのだが、その14冊のタイトルはオレは全て把握している。そこで、3月はじめに、一般的にはこの中ではいったいどの本が売れているのだろうかということを、amazonでリサーチしてみた。
amazonではどの本にも「現在の順位」がついていて、売られている全ての本の中でその本の売り上げが何位なのかというのが毎日わかるようになっている。amazonは当然のことながら今や誰もが知っているサイトでありユーザーも天文学的に多いだろう、よって、ここの順位というのはほぼ世間の書店さまの店頭売り上げの順位と同じ数字であると思われる。1店舗だけピックアップしてみれば独自の順位になっているかもしれないが、店舗数が多ければ、「○○書店チェーン全店の売り上げランキング」みたいな規模の大きいランキングとamazonの順位なら、照らし合わせて大きく違うということはまずあり得ない。これは注目している本や自分の本のランキングを見ているとよくわかる。経験上そうだし、統計的にもそうのはずだ。
3月はじめにリサーチしてからちょくちょくランキングはチェックしており、エントリーの14冊の中で一番売れている本はいつもamazon順位が500位前後であった。これはもともと売れ続けているビジネス本だ。次点で1000位くらいのもの。1000位といっても、無量大数の本の中で1000位というのはめちゃんこ売れている方である。なので、まあ仮に自分の本がそこそこ戦ってくれるとすれば強敵になるのはこの2冊かなと思っていたのだ。
ところが、今回フェア開催書店さま全店を対象にしたランキングで10位以内ひとケタという驚異の神の記録を叩き出している本は、amazonの順位が60万位くらいなのだ。60万位という数字は、なかなか出せるものではない。逆の方向で不可能なのだ。あまり深くは言わないけど。
つまりどういうことかというのは、賢明なみなさまでしたら予想はつくことでしょう。
単純に考えて、これは売れてるかなわない強敵だ~と思っていた500位の本と、その60万位の本を比べると、1200倍の売り上げの差があるということになる。60万÷500だ。これはamazonでの順位を元にした計算だが、市場でもほぼ同じだと思う。ところが、このフェア開催中期間のフェア開催書店さまチェーンに限っては、その1200倍の差をひっくり返して、全く予想だにしなかったその本がいきなりベスト10に登場しているのである。まあ正確には書店さまのランキングは「文庫」というジャンルに限定されているので対象の本の数が多少は違うのだけど……。
まあしかしオレは思った。大きい出版社の力というのはとてもおそ
いや~しかし、まさに超有名作家さんが入り乱れている無数の文庫の中でベスト10なんて、半端な数の売れではないだろう。チェーン全体なので、ウン百を越えるそれはそれはすごい数字だと思う。1人が買い続けると書店さんにばれるから、おそらく何人も使いや~ん
実はオレもちょっとだけ「10万円くらい出して自分の本を買いまくっても、それで1位になって元が取れるんならやってみるのも悪くないかも……」と思ったことがある。でも、やらないでよかった。
かといってオレもブログで必要以上にしつこく宣伝をしていたわけなので、何もアピールをしなかった他の著者さまに対して完璧にフェアな勝負を挑んだかというと微妙だったりもするのだが……。ただ、それはともかく今の気持ちは、先月このブログを見てわざわざ本を買いに行ってくださった方にとても申し訳なくて。別に1位になったら本を買ってくださった人に何か賞品が出るというわけじゃないけど、協力をしてもらったのにダメだったというのは本当に情けない気持ちでいっぱいだ。
今まで「○○に参加中なのでクリックしてください」とお願いしたことはかなりあるが、今回はクリックではなく貴重なお金と時間を使わせてしまってのことなので、ありがたい反面申し訳ないというか何というか。すみません。こんな場合、「これからもおもしろい原稿を書くことでお返しが出来ればと思っています!」などと丸く収めるパターンはよくあると思うが、それも違うと思う。それでは特定の協力してくれた人に対するお礼には全然なっていないじゃないか。
あれこれ言っても言い訳がましいししょうがないので、ただしかし言いたいのは、ご協力してくださったみなさま、本当にありがとうございました。みなさまが健康で幸せな生活を送れるよう心から願っております。堅苦しく書くと冗談ぽく見えてしまうかもしれませんが、本当に正直に感謝しています。ありがとうございます!!! うわーん(涙)
最後にこんなこと書くのもなんですが、このブログはやや書かない方がいいことを書いているような気がするので、すぐに下の方に追いやられたりいきなり内容が削られたりあるいは記事が消えるかもしれませんがどうぞそうなったらこの記事の前半部分のことは忘れてください。そうなった時も、お礼の気持ちだけは消えませんしそのまま受け取っていただけるとありがたいです。ではでは……。