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止まらない欲望

 最近、食欲が無尽蔵になっている。いったいどうしてしまったんだ。こんなに欲深い人間だったのだろうかこの僕は。
 一昨日は夜中に小腹が空いたということで松屋に行ったのだが、松屋のカレーギュウの食材の洗練のされ方、見事なバランスと美味しさに打ち震え感動しつつ召し上がり、しかしどうにもそれでは飽きたらず、帰り道にあれよあれよという間にすき屋に立ち寄ってしまいそのまま卵がけ牛丼(つゆだく)を食べる有り様。そして松屋とすき屋をはしごしたあげくに部屋に帰ればいつものようにスナックさくらのウェルカムフードであるカラムーチョ、そしてうなぎパイを食べました。牛乳をチビチビと飲みながら。
 昨日は昨日で、ココイチに行くぞ!! と遂に帰国後初のココイチ、手仕込みチキンカツカレーの大盛りというものをまさに涙を流しておいしいおいしい言いながら食べた後、帰り道でモスバーガーに寄るという暴れん坊ぶりであった。モスも約5ヶ月ぶりであり、日本はいかんと思った。こんな美味いものがある日本はいかん。こんな美味い物が町のおちこちにあっては、太るに決まってるじゃないか!!! 美味いにもほどがあるんだよっ!!! いい加減にしろと怒鳴りたくなるくらい美味い!!! なんなのこのどいつもこいつもの美味さ!!!
 しかしココイチとモスバーガーのはしごは贅沢幸せここに極まれりという印象であるがしかしちょっと出費がかさむ。なおかつ超高カロリーだ。とはいえ、まだ出国前よりベルトの穴3つ分ウェストは細いままなので、そんなに即時に関脇になることは無いと思う。でも日本一周0円で旅しているというなにかと話題のあの女子が2ヶ月で大関風になっていたので、オレもこの調子でファーストフードのはしごを続けて行ったら5月にはあんな関取的な外見になってしまうのだろうか。
 ただ全ての食事が絶叫するほど美味しいが、でも悲しくもある。すごく悲しさを感じる。南米への出発以前はここまで食事について悲しく思ったことは無かったのではないか。なにしろ、生まれて来てよかった、お母さんありがとうと感動の波に包まれながらカレーなりテリヤキバーガーを食べるのはいいのだが、食べ始めのウキウキ感に比べて、8割、9割と食べていってもうカレーが無くなってしまうというあの食べきり状態の寂しさ。その時点で腹がいっぱいになっていればそれはきっと悲しくなんかないだろう。しかし、それはあり得ない。いつも腹は減っているのだ。だから、宝ともいえるカツカレーがまさに今目の前から消えようとしているその状況が悲しくて仕方が無いのだ。まだまだこんなにお腹は空いているのに。ほんの10分前には皿いっぱいに盛られていたあのカツカレーが。ここ最近、ご飯を食べるたびに日本の食事に対する究極の幸せと、とてつもない喪失感の両方を味わうので1度の食事で笑ったり泣いたりと大変だよ。
 毎日こんな外ではしごをしていられるわけが無いので、家で納豆ご飯たまごご飯シーチキンご飯、はたまた閉店間際スーパーの半額お総菜(揚げ物系)マヨネーズ&ソースMAXがけをおかずに食べるご飯など、節約メニューも実践しているが外の食事か節約メニューかは特に関係なく今は全ての食事が究極の幸せと感動であり同時にとてつもない喪失感だ。
 この悲しさを感じることなく、幸せな気持ちだけで食事を終わらせられるような幸せ者になりたい。それにはどうすればいいんだろう。あと1週間2週間、じっくり考えて対策を練りたいと思う。
 あの、今月いっぱい啓文堂のフェアなのでどうかよろしくお願いします……。しつこくてすみません。

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