ひけつ
よーしがんばるぞ。
「それが成功の秘訣です!」という文章を書いたら、ふとこんな言葉が頭をよぎった。「それが性交の秘穴です!」
ああよくがんばった。
これもひとつのブログ記事ですよ。
おお、歯ヴラシをくわえてたら、ヨダレが……
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よーしがんばるぞ。
「それが成功の秘訣です!」という文章を書いたら、ふとこんな言葉が頭をよぎった。「それが性交の秘穴です!」
ああよくがんばった。
これもひとつのブログ記事ですよ。
おお、歯ヴラシをくわえてたら、ヨダレが……
ウィーを買いたい……。というか前回のブログの内容からして普通に考えると来月まで次のブログ更新はなさそうな気がするのだが、なさそうな時にある、ありそうな時にないというのがひねくれ者なのである。もうフェアに関しては書くことを書き尽くしてお願いし尽くしたので、今さら書くことはないです。
最近は北斗無双がやりたくて、でもやれなくて。amazonのレビューばかり読んでいる日々だ。おかげでだいたいゲーム内容は把握しつつある。ケンシロウは最初は動きが遅くてストレスがたまるが、ちゃんと成長させてジャンプキャンセルと回避というスキルを身につけると爽快なプレイになるらしい。そしてマミヤは尻のグラフィックがたまらなくて、伝説編ではQTEというコマンド入力が難しいというかイライラさせられて、トキは技の後にこふこふと咳をするらしい。
そんなことまでわかってしまっても、ソフトどころかプレステ3もxbox360も持っていない。オレはゲームをするために生きているはずなのに、もう長らくの間ゲームの電源すら入れていないのはなぜだろう。南米でオレは悟ったはずなのだ。チチカカ湖畔のペルーの町・プーノの宿(マンコカパクイン)でなぜだかふと思ったのを覚えている。オレはこんなふらふらと生きていていつ突然死ぬかわからない。それならば、出来るうちにやりたいだけゲームをやっておくべきではないのか! と。
もし北斗無双をプレイする前に何かの事故で死んでしまったらそれこそ死ぬほど悲しい。それは成仏できない。そんなことになったら、北斗無双を購入したどこかのご家庭で、夜な夜な住人が寝静まった後に勝手にプレステ3の電源が入り、誰もいないのに北斗無双が起動して画面が動いている。ふと見ると何か青白い影がコントローラーにまとわりついていて……アナログスティックは動きボタンは押し込まれ……そしてすすり泣く声が……
きゃ~~~~~~~~~~~っっ(号泣)!!!
無事に南米から帰還したことだし、春を迎えてしばらく経ったら、新しいゲーム機を買って今までの分も遊ぼうと思っていたのだが、だがしかし。デスクトップPCを1ヶ月前に買ったばかりだというのに、今度はノートPCがご臨終を迎えた。まさに突然死だった。なんというか、このノートにはあまりにも思い入れがあるのだ。一緒にアジア大陸を横断したし、中南米も旅をした。パキスタンの雪山でもインドでもバングラデシュでも、マレーシアのジャングルでもアマゾンでも、標高5000mのボリビアでもマチュピチュでもガラパゴス諸島の船の上もイースター島も中国の奥地でも、ずっと一緒だった。
何万枚という写真を管理してくれてテントや山小屋では明かり代わりになってくれ、ホームページを書いてアップして、いつしかノートPCでは原稿も書くようになりそれが何冊かの本になり……。
ゲームをやっている時は、攻略サイトを表示してくれた時もあったね。ネコ動画やムク動画を再生してびびったムクにガリガリとやられたり……。
そんな竹馬の友とも言えるノートPCくんが、その職務を果たしお亡くなりになりつつある。よく旅が終わるまで我慢してくれた。あと2ヶ月早かったら、オレの旅に大ダメージであったろう。世界のあちこちを旅させてもう5年、長距離バスの座席から転がり落ちたこともあったし、バラナシの46度の世界から中国の氷点下10度まで、とっくに寿命を終えていてもおかしくないレッツノートくん。しかし、オレが中南米4ヶ月の旅を終えるまで、待っていてくれたのだ。そして力を使い果たしたのだ。「もう休ませてください」って、言っているんだねノートくん。
新しいレッツノートを買おうと思っていたけど、これを書いていたらなんだかすごく名残惜しくなってきたぞ。どうしよう。
なので、新しいノートPCを買わなきゃいけない。この出費は当然ゲーム機用に組んでいた予算にも影響を与えるだろう。
今月の14日に、よしもとさんのお宅にお邪魔してWiiをやらせていただいた。初めてWiiというものに触ったのだ。ちょっとだけブログでも触れてくださっていたが、よしもとさんのご子息と一緒にニュースーパーマリオブラザーズWiiをやったのである。食欲旺盛期のためにタイカレーを2杯も食べさせていただいた上に家に上がり込んで夜まで居座って。なにしろ超久しぶりのゲームで次世代機に触れるのが嬉しくて。
しかしまあ初めてのWiiとはいえこちとらゲーム暦25年である。ご子息の年齢の2倍もの期間のゲームキャリアがあるのだ。しかも25年前に生まれて初めて買ってもらったゲームソフトがスーパーマリオブラザーズ。格の違いというものを見せてやろう、と思ったのだがやはり今時の子供にはかなわなかった。
しかしよしもと家のお子さんは、2人プレイで時々オレ(ルイージ)を持ち上げて崖下に放り投げて死なせるというおよそ年上を尊敬していない悪さを働いたりしたのだが、はっきり言ってよしもとさんのご子息だけにおいそれと背後から近寄って三角締めで懲らしめたり出来ないのが辛い。本来ならば、ゲームの中とはいえ年上はきちんと立てて接待プレイをしなければいけないということを厳しく教えてやりたかったのだが。逆に踏まれるわ落とされるわキノコはオレの分まで取られるわと散々であった。
いや~、
はらはらしながらブログを書いています。もうやめよう。本来の調子が出ない。
Wiiも欲しいなあ。なにしろドラクエXがWiiで出るのだから、遅かれ早かれ買わなくてはいけないのだ。これは義務なのである。ニンテンドーDSは、まだ本体は持っていないが「買いたいソフト一覧表」は既に作成済みだ。早くこれを活用できる日が来るといいな。オレは毎夜星に願う。どうか思う存分ゲームをやれる日が来ますようにと。
でも本当にそんな日が来たら、それは仕事が無いってことだから不安でとてもおちおちゲームなんかやってる気分じゃないんだよね。ああ、生活パターンが……昨日起きたのが夕方の6時で……そのまま夜を過ごし今は昼の12時。今日は何時に寝るのだろう。
ここ数日で読んだのが和田京平レフェリーの人生は3つ数えてちょうどいい なのだが、全日本プロレスでどのようにレスラーたちの不満が溜まりノアの旗揚げに至ったのか、その他など、知りたくて知らなかったことが書かれていて久しぶりに止まらなくなった本だった。しかし馬場さんの死に関しての章では、元子さんにすごく感動した。いろいろ言われても、少なくとも馬場さんに対しては純粋に美しい愛だったんだなと。いい話だった……。うう……(号泣)
今月も、月末がやって参りましたね。
いつの間にか、日本へ舞い戻ってから1ヶ月が経ってしまいました。1ヶ月というのは、例えば昨年の11月の1ヶ月で、僕はメキシコ、グァテマラ、ホンジュラス、エルサルバドルニカラグアコスタリカパナマと、駆け足ながらも7つの国を移動していました。つまり7カ国を一人旅で回ることも出来るし、ただ部屋の中で毎日を過ごしても同じ1ヶ月なのです。見た景色の数は、月とスッポンほど違います。それでも、どちらがいいと言いたいわけではありません。旅の日々と、日本の日常、両方が無いと旅も日常も成り立たないのです。僕たちが旅をしている間、現地で旅をせずに日常を過ごしている現地の人たちが旅をする僕たちを助けてくれたのだから。そして、日常を忘れて日本人宿で堕落している旅行者が旅すらも忘れているように。
さて、残すところ、あと5日になりましたね。
たくさんの関係者の方々が、このブログを見てくださっていると思います。そして、今は違う業界だとしてもいずれ関係する可能性のある方々。そう、あなたとも、いつか未来に関係する時が来るでしょう。
今は、お互いにまだ見ぬ2人です。
しかし、想像してください。いつの日か、僕とあなたはどこかで会うんです。そうその日のことを、どうか想像してください。その時に……、もしあなたが「インドなんて二度と行くかボケ!」の文庫本を手に、「この本、例の啓文堂のフェアで買ったんですよ~」と僕に囁いたなら。その時は。
1冊の本に対する気持ちではありません。「ああさくら剛が困ってるから少し力になってやるか」と思いわざわざ書店に出向いてくださった、その行為に対して僕は頭を下げ、感謝の思いが止まらないことでしょう。カラムーチョを送っていただいた時も、同じでした。カラムーチョが単純に嬉しいんじゃないんです。そこまでしてくださったというその心が、嬉しいんです。人の世というものはなんとすばらしいものか。人が人を思いやる気持ち。僕は、世界中の人々を助けることは出来ない。しかし、自分のちょっとした行動で、自分の知っている人を助けることが出来るのなら喜んで人を助けたい。これからはそういう生き方をしたい。そう思っています。少し話が逸れてしまいましたが……
東京の沿線にお住まいの方で、さくら剛のサイトは見ているけど本は買ったことが無い。いつか金に余裕が出来たら買おうと思っているけど今はまだ。と思ってらっしゃる方に、とりあえず買ってくださいとお願いしたいです。いつかを、今月にして欲しいです。3月いっぱいのフェアです。こちらが店舗です。たびたびこのようなお願いをブログ記事として掲載することをお許しください。これで最後ですから。どうぞ心からよろしくお願いいたします。
最近、食欲が無尽蔵になっている。いったいどうしてしまったんだ。こんなに欲深い人間だったのだろうかこの僕は。
一昨日は夜中に小腹が空いたということで松屋に行ったのだが、松屋のカレーギュウの食材の洗練のされ方、見事なバランスと美味しさに打ち震え感動しつつ召し上がり、しかしどうにもそれでは飽きたらず、帰り道にあれよあれよという間にすき屋に立ち寄ってしまいそのまま卵がけ牛丼(つゆだく)を食べる有り様。そして松屋とすき屋をはしごしたあげくに部屋に帰ればいつものようにスナックさくらのウェルカムフードであるカラムーチョ、そしてうなぎパイを食べました。牛乳をチビチビと飲みながら。
昨日は昨日で、ココイチに行くぞ!! と遂に帰国後初のココイチ、手仕込みチキンカツカレーの大盛りというものをまさに涙を流しておいしいおいしい言いながら食べた後、帰り道でモスバーガーに寄るという暴れん坊ぶりであった。モスも約5ヶ月ぶりであり、日本はいかんと思った。こんな美味いものがある日本はいかん。こんな美味い物が町のおちこちにあっては、太るに決まってるじゃないか!!! 美味いにもほどがあるんだよっ!!! いい加減にしろと怒鳴りたくなるくらい美味い!!! なんなのこのどいつもこいつもの美味さ!!!
しかしココイチとモスバーガーのはしごは贅沢幸せここに極まれりという印象であるがしかしちょっと出費がかさむ。なおかつ超高カロリーだ。とはいえ、まだ出国前よりベルトの穴3つ分ウェストは細いままなので、そんなに即時に関脇になることは無いと思う。でも日本一周0円で旅しているというなにかと話題のあの女子が2ヶ月で大関風になっていたので、オレもこの調子でファーストフードのはしごを続けて行ったら5月にはあんな関取的な外見になってしまうのだろうか。
ただ全ての食事が絶叫するほど美味しいが、でも悲しくもある。すごく悲しさを感じる。南米への出発以前はここまで食事について悲しく思ったことは無かったのではないか。なにしろ、生まれて来てよかった、お母さんありがとうと感動の波に包まれながらカレーなりテリヤキバーガーを食べるのはいいのだが、食べ始めのウキウキ感に比べて、8割、9割と食べていってもうカレーが無くなってしまうというあの食べきり状態の寂しさ。その時点で腹がいっぱいになっていればそれはきっと悲しくなんかないだろう。しかし、それはあり得ない。いつも腹は減っているのだ。だから、宝ともいえるカツカレーがまさに今目の前から消えようとしているその状況が悲しくて仕方が無いのだ。まだまだこんなにお腹は空いているのに。ほんの10分前には皿いっぱいに盛られていたあのカツカレーが。ここ最近、ご飯を食べるたびに日本の食事に対する究極の幸せと、とてつもない喪失感の両方を味わうので1度の食事で笑ったり泣いたりと大変だよ。
毎日こんな外ではしごをしていられるわけが無いので、家で納豆ご飯たまごご飯シーチキンご飯、はたまた閉店間際スーパーの半額お総菜(揚げ物系)マヨネーズ&ソースMAXがけをおかずに食べるご飯など、節約メニューも実践しているが外の食事か節約メニューかは特に関係なく今は全ての食事が究極の幸せと感動であり同時にとてつもない喪失感だ。
この悲しさを感じることなく、幸せな気持ちだけで食事を終わらせられるような幸せ者になりたい。それにはどうすればいいんだろう。あと1週間2週間、じっくり考えて対策を練りたいと思う。
あの、今月いっぱい啓文堂のフェアなのでどうかよろしくお願いします……。しつこくてすみません。
おしゃぶり昆布には勝った……。
何度かブログでmixiのさくら剛コミュニティについて書いたせいで、心優しいみなさんに協力していただきついに「おしゃぶり昆布」のコミュニティ人数は抜くことができた。なおかつ、クリリンのほんの気持ちである気円斬をもギリギリでかわすことができた。人間として、昆布や気に負けない存在になれたということを、とても嬉しく思う。人としての新たなるステージに立った気分だ。
しかし、ミジンコにはまだ負けている。フトアゴヒゲトカゲというなんだか知らないトカゲのマイナー種にも負けている。いつかチワワに勝つことを目標としているのに、まだミジンコにすら及ばないのでは道のりは遠すぎる。チワワなんて3万人も人数を集めているのだ。もし1日1人ずつさくら剛コミュニティの人数が増えたとしても、チワワに追いつくまでにはあと80年ほどかかってしまう。その頃にはもう「故さくら剛コミュニティ」ではないか。オレはこの世に人として生まれて、チワワにすら勝てずに死んでいくのか。
ちなみに、「ハムスターのプリプリお尻」というコミュニティが、参加者750人ほどである。ハムスターのプリプリお尻に、100人以上の差をつけられ負けているのだ。
オレだって、ハムスターにけんかを売るほど身の程知らずではない。自分がハムスター以下の存在であるということはよくわきまえているつもりだ。しかし、ハムスターはともかくハムスターの尻にも負けるのか?? さくら剛という仮にも人間であるものよりも、ハムスターの尻を好きな人の方がずっと数が多いというのか。実際そうだ。ということは、世の中の女性はみんな「さくら剛と結婚するくらいだったらハムスターの尻と結婚する方がまだマシ」と思っているということじゃないか!!! オレは男として、家族としても恋人としても配偶者としてもハムスターの尻より魅力が無いのかっ!!!
ちなみに「鳥のお尻コミュニティ」となるともっと大人気の1100人である。こんなことなら、オレはオレではなく鳥の尻として生まれて来たかった。さくら剛でいるより、鳥の尻として生きた方がずっとモテるのだから。もし鳥の尻に生まれていたら、もう今頃はとっくに童貞も捨てることができているだろうに。これからは、女性にモテるために鳥の尻に少しでも近づけるような、鳥の尻メイク、鳥の尻ヘアーを研究したい。町を歩いていたら鳥の尻に間違えられるくらいになりたい。
たまにはとりとめもなく、短時間で近況などを書いてみます。
帰国後の一大イベントは、新しいPCの購入だった。なぜなら、チリから帰って4ヶ月ぶりに家のPCを立ち上げたところ何度もブルーバックの画面になってしまい、もはや寿命を迎えつつあるのは明らかだったからだ。いつ落ちるかわからない状態では恐ろしくてなんの作業もできないではないか。
しかし、某通販サイトで買って届いて嬉々としてケーブルを差し替えて埃にまみれながら旧PCと新PCを入れ替えてスイッチを入れ、windowsのパスワードの設定画面で文字を入力した瞬間画面が真っ暗になった。初めて電源を入れて2分後にいきなり強制再起動することになり、windowsの設定はなんとか終わるものの画面が頻繁にぶれて、そして、データを移したりソフトをインストールしている間にも何度も画面が真っ暗になり強制終了し再起動の繰り返しなんだ。
通販サイトのサポートセンターに電話をしてやれケーブルを新しくしろだのOSを入れ直せだのコンセントのタコ足をやめろだの、全ておとなしく従ったさ。この新しいパソコンを使えるようになれば、それでいいんだ。もう配線は新しくしてしまったんだ。今さら旧PCに戻すなんて、そんなの面倒くさすぎるし面倒くさいし何もかもイヤだ。それに、データを移し替える作業もIE8やフォルダオプションやクイック起動の設定やソフトのインストールやデスクトップのカスタマイズもまる1日かけて終わらせつつあるんだ。サポートセンターの人の言うことはなんでも聞くから、どうかこのパソコンをこのまま使わせてほしい。
と思っていたけど、2日かけて検証した結果最終的になにをやっても直らない。直らないものは直らない。オレが10万円近くも出して買ったパソコンは、使っていると画面がぶれるししばらくすると画面が真っ暗になる。そういうパソコンだ。強制終了が必要なパソコン。そんなパソコンを買いたくて、あの時オレはドスパラのサイトでCPUもHDDもメモリもわくわくしながらいろいろとカスタマイズの選択をしていたのだろうか。少し料金を上げてでも自分のスタイルに合う快適なPCが欲しいと、そう願ってカスタマイズをして注文し届いた物は1日のうちに何度も落ちるパソコンだったのだ。
ということで初期不良として修理に出すことになった。ソフトは全てアンインストール。データも全て削除。人の元にPCを送るのに、まさかあんな無数のわいせつなデータを入れっぱなしにしておくわけにはいかない。またケーブルを全て抜いて、机の横からPCを引っ張り出して、一度解体した段ボールをまた組み立てて丁寧に本体を収納して、佐川急便に電話をかけて伝票を書いて送り出してそして1週間後にまた帰ってきてまた梱包を解いてケーブルをつけ直してデータやソフトを入れ直してカスタマイズもやり直し。マウスのドライバや2ch壺やホームページビルダーがwindows7に入っていかないもんだからエレコムに電話をかけたりレジストリの変更の仕方をサイトで検索したりなんやらで4,5日まるまる初期不良に無駄な時間を使わされた。結局、マザーボードを交換したということで今のところ調子はいい。交換が必要なんだったら、どうして出荷する前に交換しておいてくれなかったのだろう。
ただ、帰国してからまだまだ全然、まったく食欲が衰えない。異常事態だ。何を食べても感動できるし必要以上に食べまくってしまう。その上、家に帰ったらスナックさくらでレモネードを飲みながらカラムーチョである。おかげで、近々やせ細った姿から通常モードに復帰できそうである。元々痩せた方だったがそこからさらに5kgも減ってしまったので、今のままでは冬が越せないくらい寒さに弱い体であるので、本格的な冬が来る前に、5kg分はなんとか取り戻したい。
昨日はおもしろ三国志さんと一緒に、歴ドルこひなたちゃんにお招きいただいて「Tシャツ三国志」という舞台を見て来た。昨日の夜が千秋楽だったのだが、我々が見たのはその一つ前の昼の部だ。ところが! その後の千秋楽の公演を見た人がブログでこんなことを書いているじゃないか。
http://webyoku.blog68.fc2.com/blog-entry-490.html
昼の部が終わった後に、会場からタッキーとマネージャーさんが出て来たと……。
この人の夢を壊すのはかわいそうだけど、それはタッキーとマネージャーさんじゃなくて、オレとおもしろ三国志さんなんだよな……。まいったな。5kgも痩せたのにまだ間違えられるのかよ。どんだけ似てんだよって話だ。
しかし、帰りにこっそり新宿近くの啓文堂さんのフェア状況を覗いてみたら、やはり他の売れ筋エントリー本が10面くらいで並べられているところでインド本は足下の見えない位置で見えない数が放置されているだけだったので、屈辱的だった。これではエントリーしているという状態にすらなっていないではないか。でも、いろいろな会社とお金が絡むことって難しいから。多分、いろいろあるんでしょう。そういうの無しで競争してるはずなんだけどな……。
ご飯はおいしく食べているけど、どうもパソコンの件といい寒さの件といい、気分の盛り下がることがここのところは多い。昨日も舞台の後で豪華賞品をかけた三国志クイズがあったのだけど、クイズは全問正解で勝ち残ったのにその後のジャンケンで負けて恥ずかしかった。それなら最初からわざとクイズを間違えて座っていた方がマシだったよ。ほとんどが女性客の中でがんばってクイズに答えたのに。最後の最後にジャンケンで負けるなんて。たった16人中の6人がふるい落とされるだけの、あいこですら生き残れる高確率なジャンケンで。しかもジャンケンの相手は舞台上のこひなたちゃんだ。人を招いておいてジャンケンを負かせるとはなんて失礼な話だ。おもしろ三国志さんは見事に勝ち抜いて賞品をゲットしていたのに。
リモコンは反応し辛くなっているし、新しいパソコンを買えば壊れているし、机の電球は切れるし本は端っこに追いやられているしジャンケンをすれば負ける。
そういえば今日、誕生日だった。
最近のブログにはしつこく文庫フェアのことを書いてじゃまくさがられているけど、しつこく書いているのはなぜかというとこういう「○○大賞受賞」みたいな肩書きは、エッセイというジャンルでは全くと言っていいほど取れるチャンスが無いから超すごく貴重なんだよ。滅多に無い。最初で最後かもしれないほど。
およそ世の中にある「○○賞」という本のコンクールというのは、ほとんどが小説向けなんだ。芥川賞しかり直木賞しかり吉川英治文学賞しかり、なんたらかんたら新人賞しかり「本屋大賞」ですら、本屋さんが選ぶ本の大賞なのだからジャンルにこだわらずに決めるのではないかと思いきやこれも小説限定なのだ。
たまに「○○○ノンフィクション大賞」というものはあるけど、これは取材対象に鋭く切り込み現代社会にメスを入れるみたいなシリアス作品がエントリーするもので、引きこもりがインドで号泣しながら怒鳴り散らすだけの本が、到底近づけるものではないんだ。
だから、エントリーすら出来なかった今までのコンクール、それを踏まえて初めてこのようなフェアに参加が許された今回は、本当に希少な機会なのである。
ただ……
うちの最寄り駅の啓文堂さん、そして、どっかのサイトでチラッと写っていた別店舗の陳列写真を見たのだけど。なんか並べ方が……2店とも……
意気込みを挫かれるというか……
フェアに参加している本は14冊あるのだけど、同じエントリー本の中でも、売れそうな本は売れなさそうな本より、たくさんの列で並べられているんだよね。インド本が2列だとしたら、元々有名な本たちは4列……。
2列も4列も同じだろと思うなかれ、表紙というのは本の最も重要なパーツなので、それが人目に触れる確率が2倍ということは100m走ならこっちが0mラインにいるのに競争相手が50m先からスタートするようなものなのだ。しかも、元々0mから並んでスタートしたとしても速い人たちなんだよ彼らは。
同じフェアの参加者としてこの1ヶ月は有名な本たちと同じ土俵で勝負できるとワクワクしていたのに、これは同じ土俵ではないような気がする。負け組は負け組のまま、勝ち組はもっと勝ち組になっていくだけなのか!! そんな理不尽な世なのか!! 書店の中までも!!!
もちろん他の店舗の様子はわからないので、もしいくつかの他店舗で逆のバランスの展示になっていれば、トータルでは有利不利無く公正なのだけど。でもどこもうちの最寄店と同じ感じだったら、勝負にならんなこりゃ。
ああ、なんか悲しくなってきた。せっかくの誕生日だし、カラムーチョをぼりぼりと食べて悲しさは忘れよう……。3倍モードのトリプルチリ味が美味しいんだよまたこれが……
誕生日の祝いメッセージをくださったみなさま、ありがとうございました。
先日、カラムーチョを筆頭にたくさ~んのお菓子が出版社から届きました。
みなさまからいただきました真心のこもったスナック菓子の数々、大変ありがとう、感謝しとうございます。他にも甘い物系や食べ物系、ゲテモノ系やお茶やパンツなども頂戴いたしまして、粘ろうと思えばこれだけで3月いっぱいくらいは他に何も食べ物が無くても生きられるくらいの多くの菓子、いただいたのでございます。スナック菓子が豪華絢爛に咲き乱れるこの部屋のことは現在、「スナックさくら」と呼んでおります。外に食事に出た時など、牛丼を食べ終わって普通なら「家に帰ろう」と言うところを「さーて、スナックさくらに帰るか!」などというように述べております。
自分の部屋に一度にこれだけのスナック菓子が存在するというのは人生で初めてのことで、でもひと袋ずつ食べていってここが元の「お菓子の無い部屋」に戻ってしまうことを想像すると、とてもおそろしいです。ひとカラム開けるごとに、「嬉しい」という気持ちと「なくなってしまうなんてイヤだ」という気持ちのせめぎ合い。幸せと寂しさの同居。幸せなのに、なぜ悲しいのでしょう? 教えてください、涙の理由(わけ)を。
また、ごく最近になって新たにお菓子を送ってくださった方もいるようで、東京からになりますがそれはそれはありがたくポストカードを書かせていただきます。ハガキに「チュッ♪」としてから投函させていただきます。いつもより多めにレロレロロ~~ンと舐めまくってから切手を貼らせていただきます。ついでにハガキ全体もくまなく舐め尽くして。
しかし……、
オレは許せない。
こんなにスナック菓子に囲まれていたって、許せないものはあるんだ。
みんな、聞いてくれ!
なんと、メディアファクトリーの強欲井上担当者はじめ強欲編集部の面々が、うちに届ける前に勝手にお菓子を食いまくりやがったのである!!!!!!!
これがまた、本当なのだ。
普通、編集部側が「お菓子は勝手に食べちゃいますね~」とわざと意地悪で言って、そして旅先で何も出来ないオレが「ちょっと待ってくださいよ! お願いですから食べないでくださいよ(涙)!!」というふうに怒るようなそういう遺恨的な展開を演出するとしても、その場合も普通は「食べるぞ食べるぞ」と言っておいて結局食べないだろ?? なんだかんだ言っても、食べるって脅かしたけど本当は食べてませんよー。びっくりした? ってなるのが普通だろうがワレ!! それが大人の付き合いだろうがよっっ!!!!
なのに、強欲な面々、メディアファクトリーという世にも強欲で恐ろしい会社の一部強欲編集部の強欲なやっこどもは、「ブログを読んでくれている方々がぜひさくら剛に食べさせたいと思ってまごころ込めて買って送ってくださったお菓子たち」を、さくら剛でもないくせにバリバリに食いまくっているのである!!! ひとかみするごとに腹の肉を醜くぶるぶる震わせながら!!!
とはいえ、編集部のやっこどもはお菓子を受け付ける窓口になってくれ帰国まで保管もしてくれたわけで、それについての恩は確かにある。カラムーチョが10個あったら、そのうちの1個くらいはどうぞ送ってくれた方に感謝して召し上がってくださいね、とオレもやっこどもに対して言わないでもないよ。まあそれくらいは、ねぎらう用意はあるよ。幸せなことはなんでもみんなで分けましょう、というのはオレが常日頃思っていることだから。
しかし、なにが最悪って、奴らはなんと、地方の方が送ってくださった「ご当地ものの1点菓子」までバカスカ食いやがっているのだ!!!!!
これは大人としてどうなんだ?? どう思いますかこういうことをする輩を??
心ある地方の方がせっかく「うちの地元のお菓子でこんなのがあるのでカラムーチョと一緒に入れますね」なんて手紙に書いてくださっていても、その肝心のローカルお菓子がオレの知らないうちに勝手に強欲な奴らに全部食われてしまっているのである!!! うちに送られて来たお菓子の箱の中には、その手紙に記載のお菓子は影も形も無くなっているのだ!!!!
あり得ない。誰のために、せっかくそんな貴重なお菓子を送ってくださったと思っているんだ。毎日夜遅くまでお仕事が忙しい書籍編集部の方にどうかこのお菓子を食べていただきたいんですなんてそういう趣旨で、送ってくれたわけないだろうがっ!!!! 南米からヨレヨレでやせ細って帰って来たこのオレのために送ってくださったスナックなんだよっ!!!! なめんなよっ!!!!
ああ腹が立つ。
これはオレだけではなく、カラムーチョ等詰め合わせを送ってくださったみなさんが関わる、大きな問題である。
いくら出版社が相手だからといってこのような汚行、反社会的行為を放置してしまってはもはや今後正義など叫べない。一方では旅に出て世界各地の犯罪者に説教をして改心させ、体を張って正義を貫いているのに、しかし一方では出版社に媚びへつらい大事なお菓子を食われて泣き寝入りするようでは、いったい何が正義の味方か。
オレは、お菓子を送ってくださった方々のためにも、戦わなくてはいけないのである。
こうなったら物書きとしてのストライキ、断筆宣言をしようと思う。どこの誰かもわからない見知らぬ強欲にせっかく送った菓子を食べられてしまったみなさんのために、オレは一切原稿を書かないことで出版社に抗議するつもりだ。そうやってオレが出版社と戦うことを、お菓子をくださったみなさまも一番望んでいるはずだ。オレは、みなさんと一緒に戦います!!
もしこの抗議活動に賛同してくださる方がいらっしゃいましたら、差し入れの送付先は今回はこちらでお願いします。
150-0002 東京都強欲区強欲3-3-5 NBF強欲イースト 強欲ファクトリー出版強欲部 担当:強欲井上強欲(30歳未婚)宛 03-5469-4740
実際に上の住所宛で荷物を送りましても、届きませんのでご注意ください。
それにしても、見ろこの編集部の電話番号。市外局番の後が、「5469」である。もうほとんど「強欲」じゃねえかっ!!!! 電話番号ですら限りなく強欲に近いんだよこの強欲どもっっ!!!!
もうすぐ誕生日なので、今年ばかりはみなさんにいただいたカラムーチョを誕生日プレゼントだと思って、大量の牛乳を用意して食べます。誕生日には、ぜいたくに1日に3袋くらいのカラムーチョを食べたいと思います。誰とも会う予定はありませんが、それでも初めて、楽しい誕生日になるかもしれません。
話は変わるのですが、今日はひとつみなさんにお知らせがあるんです。
3月の31日まで、啓文堂書店さんで「雑学文庫ダービー」というフェアが開催されており、「インドなんて二度と行くかボケ! 以下略」がラインナップに入っているそうなんです。
啓文堂さん全店で、フェアのコーナーにインド含めたラインナップ文庫本が並べられ、その10数冊の中で1ヶ月の売り上げを競っているということです。
あと数日で、僕の誕生日なんです。
いつも、1人で部屋の中で過ごす誕生日。今日が誕生日だなんていうことを必死で忘れようとする、いつもの誕生日。今年はカラムーチョがあるけれど、でもカラムーチョは正直誕生日プレゼントとしてもらったものでは無いのですから、だから、プレゼントが欲しい。
雑学フェア第1位、という誕生日プレゼントだったら素敵なのに。
啓文堂書店さんは首都圏に展開している書店さまです。このように http://www.keibundo.co.jp/shop/
もし店舗のお近くにお住まいの方、お近くを通られる方がいらっしゃいましたら、店内フェアコーナーにて様子を見ていただけるとありがたき幸せに存じます。
ご注意:食事中の方、または食前食後の方は決して読まないでください。腹の調子が悪過ぎる。帰国して2回目の、超爆裂な爆発級の下痢になった。先月までの、中南米諸国でももちろん猛烈な下痢には何度かなっていて、1月1日の夜中には別に何も悪い物は食べていないのに疲労が溜まり過ぎて腹激痛に襲われ、ペルーの国境近くの町でシャーーーーッと尻からおしっこを出しながら体を折り曲げて泣きそうになりながらトイレにこもった。特に旅の後半はもう体力も精神力も空になっているから下痢三昧、下痢漬けの日々であった。「下痢漬け」というお漬物があったら食べたいな。「さくら剛ブランド」の下痢漬けも開発したい。
しかし、今までの人生であればそんな尻からひたすらこげ茶色の水が飛び出るような猛烈下痢は海外にいる時だけの限定品であったのに、今回はなぜか帰国後、しかもまだ帰国から1週間ほどしか経っていないのにそんな下痢にもう2回もなっているのだ。今が2回目で、もう発症してからとっくに10回以上はトイレに通っている。なんだかわからないくらいひどいゲリで、ゲリゲリビチャーー!! と液体が尻からとても勢いよく噴射されるものだから跳ね返った茶色いお水(略してお茶)があちこちに飛び散り、下半身中が汚水まみれになってしまったじゃないか。何をするんだよ!! つけたばかりの便座カバーももう取り替えなくてはいけないんだ。
下痢に腹痛にで、ただ部屋でじっと我慢しているだけで何も出来ない。執筆活動もなにもあったもんじゃない。このブログを書くのですら腹痛で体を丸めて繰り返し途中でトイレに行きながらもう3時間もかかっているんだよ。ブログを書く以外に何かしようと思っても、トイレットペーパーで下半身を丁寧に拭くことでもう精一杯だし、ブログを書いて下半身を拭けばそれだけで1日が終わってしまうのだ。例えば中米での1日は、朝グアテマラの宿をチェックアウトして別の町に移動して行列に並んで教会の名物・黒いキリスト像を見物し、それから乗り合いバスで国境に向かいホンジュラスに入国、そのまままた何度かバスで移動して次の国境からエルサルバドルに突入、強盗に怯えながらボロバスに3時間乗って首都のサンサルバドルに到着、宿を探してなんとかチェックインし、夕食がてら少し外の様子を探りに散歩に行こうなんて思って出かけたはいいけどやはり人気が少なく危険度MAX状態のイヤな予感がしたのでメシは諦めて逃げるように宿に戻り、宿にあったテレビでメキシカンプロレスを見る、なんてことを1日でやっていたのだ。大荷物をかかえて、5回もバスを乗り換えて隣の国に入り更にまたその隣の国まで到達するなんてことを、1日でしていたのだ。それが今日なんて、部屋から1歩も出ずに隣の国どころか到達したのはPCデスクから10歩で行けるトイレだけである。この移動距離の違いはなんなんだ。パスポートすら必要ないじゃないか。
とはいえ、気分的には今自分が激しい下痢になっているということが、無性に幸せに感じたりもする。だって、ここは日本そして自分の部屋なのだ。こんなにハッピーな気分の腹痛があるだろうか!! こんなに精神的にリラックスして臨める腹痛があるのだろうか!!!
10回以上トイレに駆け込んでいるといっても、毎回トイレに入るごとに、1回トイレに入れば1回幸せを、オレは感じるのだ。だって、トイレが、キレイなんだから!!! ついている汚物はただ自分の物だけなんだ!!! 下半身をぬぐったトイレットペーパーはそのまま便器に流していいんだぞ!!! 紙を流してもトイレが詰まらないんだよ!! 美しい便座そして便座カバーがついているから中腰の体勢で耐えることはもちろんトイレットペーパーで何度も便座をふいてなおかつその便座に折りたたんだトイレットペーパーを敷いてその上に狙いを定めて尻を下ろす必要も無いんだ!!! トイレから出たって他の旅行者なんていないから、はじめから全て脱ぎ捨てて全裸で出入りを繰り返してもいいんだ!!! わざわざトイレの中でパンツを下ろすなんて面倒くさいことをしなくてもいい!! 常に全裸でいればいいんだ!! そしてレバーを捻れば必ず満足な量の水が流れる!! クスコのペンション八幡のように10人以上でひとつのトイレをシェアして、しかもいきなり断水でその共同トイレが流れなくなり雨水をバケツで受け止めてその水をペットボトルを半分に切った手作りコップで何度も便器に移植してそれでなんとか黄色水や茶色水を中和させて場を凌ごうというようなそんな地獄絵図思い出したくも無い地獄の中の地獄の状況とは全く違うんだ!!!!
日本のトイレ万歳!!! 自分だけのトイレ万歳!!!
旅先では腹痛、下痢というものは我を地獄へいざなう絶望の使者であるが、これが日本の自分の部屋であれば清潔なトイレをなんのストレスもなく汚しながらああオレは日本に本当に帰って来たんだなとつくづく幸せを噛み締められるという、日本での下痢というのはオレにとっては天国からのメッセンジャー、幸せ配達人なのである。
とはいえ帰国後1週間のうちに2度も究極クラスの下痢になっており、最初の下痢はおもしろ三国志さんと一緒に焼肉を食べに行った次の日、2回目は今日、これまた昨日は友達と一緒に外で中華料理をたらふく食べたのだ。
つまり、豪勢な食事の翌日は今のところ100%、半端ない下痢になっている。オレの体は、4ヶ月ずっとろくなものを食べていなかったものだから、もはや焼肉などという人類の至宝・高栄養高カロリーの上品な食品を消化するようなハイレベルな働きが出来なくなってしまったのである。4ヶ月の南米暮らしの結果、胃腸が「どうせ今日もフライドチキン3本くらい消化すればいいんだろ? 追加で来るとしてもせいぜいピーナツかプリングルスくらいだぜ。そんなもんオレたちが本気を出すまでもないっつーの」というように油断しきっておりどんどん堕落、その結果日本のおいしい食べ物に対応出来ない貧弱な胃腸になってしまったのだ。
もしもこれからもずっとこんな状態が続けば、どれだけ食べても食べ物が栄養として吸収されないものだから食べても食べても太らなくて好都合だ。嬉しいなあ。
そうそう、それで今日は、ひとつみなさんにお知らせがあるんです。
3月の1日から31日まで、啓文堂書店さんで「雑学文庫ダービー」というフェアが開催されており、「インドなんて二度と行くかボケ! 以下略」がラインナップに入っているそうなんです。
啓文堂さん全店で、フェアのコーナーにインド含めたラインナップ文庫本が並べられ、その10数冊の中で1ヶ月の売り上げを競っているということです。
ラインナップには文庫になる前からバカ売れした有名な本も入っているらしいのですが、でも、もうそんなに売れた本はいいじゃないですか。今回のフェアくらい、名も無いインド旅行記に取らせてくれてもいいじゃないですか。
今月は、僕の誕生日なんです。
いつも、1人で部屋の中で過ごす誕生日。今日が誕生日だなんていうことを必死で忘れようとする、いつもの誕生日。でも今年くらいは、プレゼントが欲しい。
雑学フェア第1位、という誕生日プレゼントだったら、素敵なのに。
啓文堂書店さんは首都圏に展開している書店さまです。このように http://www.keibundo.co.jp/shop/
もし店舗のお近くにお住まいの方、お近くを通られる方がいらっしゃいましたら、店内フェアコーナーにて様子を見ていただけるとありがたき幸せに存じます。
つい先日チリから津波と共に日本に到達したオレであるが、4ヶ月の滞在といえばワーホリや留学や駐在なんかで長期で海外にいる人からしてみれば、なんでもない期間だと思う。「ほんの4ヶ月」なんて言われてしまうかもしれない。
ただ、これが1箇所への滞在ではなく移動を繰り返す旅でなおかつ低予算で非先進国、おまけに当事者は何年も日本からどころか部屋からすら出ることの無かった引きこもりとなると、たった4ヶ月でも……
長く、感じたりする。
4年ぶりくらいに感じたり。
日本を出てから、乗り換えでロスに着いたその時からずっと「早く日本に帰りたい~(涙)」と嘆き続けていた。もちろん、4ヶ月のうち5,6日は楽しい日もあった。それは環境のいい日本人宿に泊まっていた時と、日本人宿ではないけれどそれなりにいい宿に滞在していてwifi環境があり、自分のPCでネットが常時使えて食事もウニばかりで、宿のカミーラちゃんがとても優しくしてくれた時だ。でもカミーラちゃんとのことをここで書くとなあ……
4ヶ月のうち3ヶ月と3週間以上の期間では、日本に帰りたいと思わない日は無かった。だから帰国便の機内で日本語のアナウンスを聞いた時、スッチーさんに日本語で話しかけられた時はもうそれだけで感無量であった。日本語! 意識を集中しなくても頭が勝手に理解してくれるオレの母国語!!
成田で飛行機から降り、天井近くにある「おかえりなさい」という看板を見た時は本当に嬉しかった。日本という国から実際に「おかえりなさい」と迎えられているような気がして。日本がオレに「おかえりなさい」と語りかけてくれているような気分になって。オレは帰って来たんだーーー!!!!! と叫びたくなる気持ちだった。
更に感動したのは、機内に持ち込まなかった、チェックインした荷物が流れて来るベルトコンベアーでの人々の様子だ。
同じ便で成田に着いた方々は当然日本人が多かったのだが、その人たちは自分の荷物が出て来るのを待っている間、なぜかみんなコンベアーに近づかず、距離を保って待機しているのである。それはなぜかと辺りを見てみれば、コンベアー近くの床にはぐるっと一周青い線が引かれており、「このラインより先にはカートを入れないでください」という注意書きがされているのだ。
こんなもの他大陸諸国ではでかいカートをコンベアーに横付け当たり前、たとえ自分の荷物がまだ出て来ておらずともみんな我先にとベルトの淵に殺到し、あぶれた人間は流れるバックパックを取りに行くために「ちょっとすいませんよ~。ごめんなすって~! 入れてちょんまげ~~っ!! ペルドーン(スペイン語「すいません」)! ペルドーーン!!!!」と叫びながら人ごみを掻き分けて突進しゼェゼェ言いながら荷物を確保しなければならないのだ。おまけにガキなんかはおもしろがってベルトコンベアーに乗ろうとし、邪魔なもんだからてめえこのクソガキそのまま転んで流されて機内に積まれてサンサルバドルにでも運ばれろよっ!!!! 降りた瞬間強盗に遭えっ!!! 尻に入れた金の延べ棒を盗まれろっ!! この歩く身代金野郎!! なんだそのほっぺたの赤丸と頭のツノはっ!!!! 気持ち悪いんだよっ!!! とそんな普段では絶対に思わないようなひどいことまで、僕に心の中で発言させてしまうほどの異常な光景が繰り広げられるのでございます他大陸諸国のアエロプエルト(エアポート)では。
それを日本の空港は、ちゃんとラインを引いて「カートはここより先には進めないでくださいね」としっかり書いてあるのだ。そうすればみんなが荷物を取り易くなるということを考えての空港さんからの注意書きである。
こういう気配りはさすがだと思う。そうやってカートを入れずにベルトコンベア周りのスペースを空けておけば、いらぬ混雑が減りみんなが荷物を手元に取り戻す時間が少しずつ短くなるのだ。
そうやっていろんなことの能率を上げて、そういう時間の使い方と効率よい仕事を積み重ねて日本はここまでの経済大国になったわけだしだからこそ今でも世界中で日本製品は選ばれているのだ。
オレは友達との待ち合わせにしても私生活の諸事にしてもゲームにしても仕事にしてもとにかく「能率が悪い」ということがほんっっっっっっとに大嫌いでたまらないのだ。だって1回しかない人生の中の時間って、たった1分でもめちゃくちゃ貴重じゃないか。例えば仕事の話になって、「定時になっても周りのみんなが仕事してるから、私だけ帰れるわけないじゃんー。だからなんとなく残業しちゃうんだよねー」なんて言ってる奴を見ると、オレは心底バカじゃねえかおまえはっっっ!!!と思う。別に仕事が残っている人の手伝いをしたり明日の仕事を前倒しでやるのなら、それは別にいい。だって人を助けるのは人としての義務だし、翌日の仕事をすれば翌日の時間は節約できるのだから。でも、特に何もしないで他の人たちが帰るまでだらだら時間を潰していたり、会社のPCで適当にネットでもやりながら待っているというのは人生の時間をドブに捨てているようなものだと思う。そんな無駄な時間を愚かに過ごしていないで、自分の仕事が終わったんならとっとと家に帰って、自分のPCでネットサーフィンすればいいだろうがっ!!!! だらだらとカラムーチョでも食べながら!!!!
その安易にドブに捨てている5分や10分や1時間、積み重なって膨大な量になっているその期間に浅田真央ちゃんや安藤ミキティは恐ろしいほどのプレッシャーに耐えながら新しい技を習得し、日々自分を高めているのである。
よく考えて欲しい。生まれてから今まで、そうやっていったい何千時間をゴミ箱に投げ捨てて来たか。もしその時間を効率的に計画的に使っていたら、イチローや中田にだってなれていたかもしれないんだぞ。もしその時間を効率的に使っていたら、今よりも100本は多くのゲームをクリア出来ていたかもしれないんだぞ。今よりも100本以上多くのエロ動画を編集出来ていたかもしれないんだぞ。
ゲームをする時間やエロ動画の編集をする時間がそもそも無駄ではないかという意見は、現在受け付けておりません。
それはそうと、その(コンベアー周りの)注意書きのおかげで、荷物がぐるぐる回って流れているベルトの周囲1mの範囲には人はいないのだ。きちんとスペースが空いている。でもオレだけは普通に1m以内のところにまで進入していて、「この注意書きはラインより先に『カートを入れないでください』だからな。別に人は進んでもいいんだよこれ。カートを持っていなければラインより先に進んでいいんだよ。だから近くまで行こ~っと。みんなも来てるでしょ近くまで? 自分の荷物を探しに。だってカートを持っていなければ別に注意書きを守る必要は無いんだから。入ってるよねみんなもラインの中に。コンベアから1m以内に。…………。ってオレだけかよっっ!!!!!!」と思わず左右を見渡して1人で叫んでしまうような、「カートを入れてはいけません」の注意書きなのになぜか自分自身もちゃんとラインの外で待っているという、そんな控え目で前に出ない日本人のみなさんの姿というのはなんと美しくオレの目に映ったことか!!!!
だから日本は好きなんだ。
そしてもうひとつ、コンベアーに流れて来る荷物は天井から出ているもうひとつ別のコンベアーから下り坂を滑って下りて来るのだが、その下りて来る荷物、トランクやバックパックが勢い余って淵にガーンと当たったりしないように、ここには「荷物をおさえて勢いを弱める係りの人」がいる。
乗り換えのカナダのトロントでも同じようなシステムのコンベアーだったのだがあちらでは当然のごとくそんな繊細な仕事をする役割の人はおらず、上からツツーっと流れ落ちる荷物はことごとく下のコンベアーの淵、荷物受止め用の壁にガンガンぶち当たっていた。きっとその時ボストンバッグの中に入っていたエスパー伊東は5,6箇所は骨折してしまったに違いない。
こういう気の使い方、サービスの行き届き方を見ると、ああなんて日本はいい国なんだ~~日本人でよかった~~帰って来れてよかった~~と感激せずにはいられない。しかし話変わって、別の面ではまた別の意味で驚かずにはいられない。
別の意味で驚いたのは、電車に乗った時だ。新宿から最寄駅まで電車で帰ったのだが、その車両に乗っている人が……、1人も喋っていないのである。何十人もの乗客の人たちが、誰も喋っていないのである! なんじゃこりゃ~~~!なんでこんな静かなんだ~~~~っ!!! とこれは驚いた。だから日本では、携帯やウォークマンの音漏れが問題になるんだな……。
とりあえず昨日まで4ヶ月間利用していた各地の公共交通機関では、人は人と喋っているのが当たり前で、クソガキいやお子様が騒いでいても誰かが携帯で大声で話していてもカップルが抱き合ってひたすらチュッチュッしていても、全く気にならなかった。くそがっ。まじ殴って丸めて線路に捨ててやりたかったぜイチャつくカップルどもがっっ。
ただこれは好みの問題なので静かか騒がしいかどちらがいいかは人それぞれだと思うが、しかし今まで何年もずっと普通に乗っていたはずの日本の電車なのに、なんだか1人も喋っていない状況を見て少し恐くなった。もちろん海外の電車に乗ってもオレに関して言えばオレはいつも1人ぼっちで日本だろうと海外だろうと誰とも電車の中で話すことなど無いのだが、帰国して電車に乗ったら「うわっみんな誰とも喋ってない! みんなオレみたいになっちゃってるよ!! 寂しいよっ!!!」と余計な心配をしてしまったのである。1人なのは、オレだけでいいじゃないか。みんなは楽しく生きてくれよ。友達同士で仲良く喋ってさあ。そしてその暖かさをオレに分けてくれよ。近くでその熱さを。この寒い冬に。
あとは、基本的には久しぶりの故郷に帰って感動することばかりなのだが、これも良いか悪いかは別として、見慣れていたはずのものが突然異常にバカバカしく感じるということもある。
そこそこ有名な、とある旅行記の著者が本の中で同じことを書いていた。
彼は長い旅を終えて帰国した直後にどこかで「新しい炊飯器の広告」を目にしたのだが、その炊飯器は「炊いた後にフタを開けても炊飯器のフチにつゆ(水)が溜まらない新機能」を搭載しており、その機能のことが大々的に売り文句として広告に書かれていたのだという。そしてそれを見て、日本には「炊飯器のフタを開けた時につゆが溜まらないという機能を毎日時間をかけて作ったり考えている人」がいて、そして「炊飯器のフタを開けた時につゆがつくかどうかということを気にしてどの炊飯器を買おうか選ぶ人」もまたいるということ、それが彼にはあまりにもバカバカしく感じ、「この国は終わってるな」と思ったというのだ。
ここでオレには、どっちの気持ちも非常にわかる。たしかに、オレ自身ご飯を炊いてフタを開けた後にはいつもティッシュであの水滴を拭いており、「もしこの部分に水が溜まらないという機能がついている炊飯器があるのならぜひ欲しいなあ」、と実際に思う。そんな新機能のついた電子ジャー、それはそれは便利であろう。
しかし、そういうことがなんか長期の旅から帰って来るとたまらなくしょーもなく感じるというのも、すごくわかるのだ。
オレの場合は炊飯器ではなく、アフリカや中国の旅から帰った時もそうだったのだが、帰国直後に「日本のバラエティ番組」を見ると必ず病的にバカバカしい気分になる。
具体的に今回の南米帰り後、成田から自宅に戻ってテレビをつけたところ、ちょうど夕方のニュースをやっていた。バラエティ番組ではないが、そのニュース内の特集コーナーで、その時たまたまおいしい居酒屋の紹介をしていたのだ。
で、そのお店には魚の頭を焼いた「カマ焼き」というメニューがあって、そのカマ焼きがテーブルの上に乗せられたのを見てお笑いタレントとアナウンサーが、「うわ、ちょっと待ってくださいよ! これが本当に599円なんですか?」「ねえ、だって、この大きさですよ? これですよみなさん!? これで599円だなんて!」という会話をしていて、オレはそれを見た瞬間「バカじゃねえかこいつら……」とバカバカしくて絶望的な気分になった。
しかしこれはおかしな話ではある。
だってオレは子どもの頃から筋金入りのテレビっ子で、小学生の時点で将来の夢は「タレント」と文集に書いていたし、実際に大人になってからもお笑い芸人を目指していたのである。そんな大好きなテレビの中の憧れの職業であるタレントさんが発言していることについて、尋常じゃなくバカバカしく感じ、しかしきっとあと1ヶ月もすればオレは「うわーマグロのカマ焼き、食べに行きたい~~♪ これで599円だなんて素敵♪」と言いながらそのような番組も楽しく見るようになるに違いないのである。
そもそも今までいた中南米にだってしょーもないテレビ番組はいっぱいあってお笑いタレントさんもたくさん活動しているだろうに、しかし、どうしてか長旅からの帰国直後はいつも日本のバラエティ番組を見てこういう気持ちになるのだ。ロンハーの「女たちの格付けなんとやら」も番組表でその文字を見ただけで「ああ終わってるなこの国は……」という気分になる。しかし出国前は爆笑しながら見ていた番組であるし、1ヶ月後にもまたバカ笑いしながら見ることだろう。だがまさに今だけ、絶望的にバカバカしく感じるのだ。今だけは。実に謎だ。
ともあれ、帰国してからの時の経過が早いこと早いこと。だって、昨日何をやっていたか説明するのに1分もかからないんだから。早く感じるよなそりゃあ……。
などと大胆なことを言いながら、さて、最後にお願いがあります。
いきなり話が変わるのですが。
3月の1日から31日まで、啓文堂書店さんで「雑学文庫ダービー」というフェアが開催されており、「インドなんて二度と行くかボケ! 以下略」がラインナップに入っているそうなのです。
啓文堂さん全店で、フェアのコーナーにインド含めたラインナップ文庫本が並べられ、その10数冊の中で1ヶ月の売り上げを競い、トップに輝くとなんと!! 何かいいことがあるらしいのです。
なにしろつい今しがた日本に帰って来たばかりなのでそのへんの情報は詳しく把握していないのですが、どうやらトップに輝いた暁には優勝本としてより力を入れて売ってくださるそうなのです。
本屋さんが力を入れて売ってくださる。これはマイナー著者にとっては恐ろしいほどありがたいことであり、たまらない幸せなんです。それがまた次の仕事に繋がるかもしれない。願い叶うのなら、ぜひトップになってみたい……。
ラインナップの中には、文庫になる前からバカ売れした有名な本も入っているらしいのですが、でも、もうそんなに売れた本はいいじゃないですか。もういいじゃないですかあなたたちは。今回のフェアくらい、名も無いインド旅行記に取らせてくれてもいいじゃないですか。
おりしもこれから卒業、入学シーズンです。「インドなんて二度と行くかボケ!」は、自分で読むのはもちろん、ご家族、ご親戚の方々の卒業、入学、就職祝いなどにもぴったりです。受験の悩み、就職の悩みなどで落ち込んでいる方にもぜひプレゼントしてあげてください。きっとこの本を読めば、何もかもバカバカしくなってちょっとだけ元気になるかもしれません。この本に登場する変態どものあまりのバカバカしさに悩むことすらバカバカしく感じて。
啓文堂書店さんは首都圏に展開している書店さまです。このように http://www.keibundo.co.jp/shop/
もし店舗のお近くにお住まいの方、お近くを通られる方がいらっしゃいましたら、店内フェアコーナーにて様子を見ていただけるとありがたき幸せに存じます。
もし将来みなさまと旅先でお会いして、その時に「啓文堂の雑学フェアの時に本買ったんですよ……」などとささやかれたら、僕はハハーッ!とひれ伏しながらすぐさま近くの安食堂でチキンなどをご馳走させていただくでしょう。そんな方と旅先でお会いしたら、もうチキンをご馳走せずにはいられません。チキン以外でも安食堂であればなんでもご馳走してしまいます。どうして旅先限定かというと、日本でご馳走させていただくとどう考えても本の料金より高いからです。
フェア情報はこちら http://www.keibundo.co.jp/nagayama/2010/03/post_14.php
どうぞ何卒よろしくお願いいたします! 3月いっぱいです!