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サンチアゴ近郊の地震では多数の被害者が出ているようなので、なかなか安易に自分だけ帰れてよかったとは言えないが、しかしここ数ヶ月は南米のしかも旅行者が行くようなところで妙にアクシデントが多発しているように思う。しかもそれに自分が結構ニアミスしてしまっているので、ニュースを見る度に他人事とは思えない、やや背筋が冷たくなる思いをする。
今やサンチアゴの空港は閉鎖されてしまっているようで、チリにしろマチュピチュにしろほんの数日(マチュピチュはほんの半日)の差で無事に抜け出せたのであるが、しかし例えばもしオレがマチュピチュ村に閉じ込められたとしても、サンチアゴから出られなくなったとしても、それは日程が狂うだけで、それほど大きなダメージでもなかったかもしれない。
ところが、さすがにナスカでの飛行機墜落事故は、シャレにならない。http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-140850.html
これはニアミスというほど近い日付ではないが、しかしナスカで旅行者なら誰もが通る道である遊覧飛行、その遊覧飛行中の小型飛行機が墜落して乗客、乗員全員が死亡してしまったそうなのだ。ここでは乗客はチリ人とペルー人であったというが、タイミングさえずれていればその乗客は他の国の旅行者やオレや知り合いの日本人旅行者であったわけで、飛行機の墜落では100%助からないわけだからこれはもう本当に恐ろしい。本当にこのニュースは背筋がゾッとした。
楽しいはずの遊覧飛行中に事故で亡くなった方たちはさぞ無念であっただろうと思う。命を落とした操縦士と旅行者のことを考えるとなんとも傷ましい気持ちになる。
きっと、これから春休みを迎えて南米を旅しようとしている人たちもいるだろうが、一連の事故は今後の予定にもかなり影響してくるだろう。サンチアゴの空港が閉鎖されているということは、イースター島にも行けないし島からも戻れない、つまりあそこにいる人たちも閉じ込められてしまっているという状況だろう。
旅の最中で出会った旅行者が日本人外国人問わずまだ数多く南米にいるが、もうこれ以上の事故が起こらないように祈るばかりである。もちろん、日本にいるから安全なんてことは言えないが……