さくら剛コミュニティ
mixiというコミュニティサイトがあって、多分8割ほどの人は参加しているのではないかと思うのだが、そこにありがたいことに「さくら剛コミュニティ」がある。
ありがたいことにといっても、少し前には「旅先のさくら剛を励まそう」といって書き込みをしてくれる人が、なぜかみんな励ましの言葉ではなく今日食べた晩ごはんのメニューを書き込むという、励ましの名を借りた嫌がらせが行われていた場である。最近では、ひものちゃんがさくら剛の好きなスナック菓子について情報を書き込んでいてちょっと恥ずかしいなあ。
誰しもそうだと思うが、やはり自分のコミュニティがあると人数が気になってしまうもので、時々他のコミュニティと人数比べを行い比較検討してみるようなことがあったりする。以前、350人くらいだった時はかろうじて「ゴキブリコミュニティ」には勝っているが、「蜘蛛コミュニティ」には負けているという状況であった。つまりその時点でのわたしは、ゴキブリ以上蜘蛛以下だったわけだ。
そこで、たしかブログでも書いたような気がするが、しばらくは「打倒蜘蛛」をスローガンに日々奮闘していた。やはりこちらは引きこもりとはいえ人間であるので、ネコとかアルパカに負けるならまだしも、どう考えても気持ち悪くてたまらない足の長さが胴体の何倍もあるミニ化け物みたいな存在に負けているのは、かなり屈辱的だったのである。体積なんて、オレの方が2000倍くらいは勝ってそうなのに。
尚、引きこもりって言ってる割にはなぜか今は別大陸にいたりするが、それでも旅行者の中でも間違いなくオレは引きこもりの方なのだ。まさに引きこもり旅人という呼称がしっくり来るのであり、なにしろ宿に帰る時間が早い。5時過ぎに夕食を食べて、6時過ぎには部屋に入っているという、世界中のバックパッカーの中で最も帰宅が早い男と噂されている名高い人物それがオレなのだ。
ともあれ、なんとか日本や世界にいるみなさんが少しずつ参加してくださったおかげで、蜘蛛コミュニティは打ち負かすことが出来たのだ。やっと蜘蛛を超えることが出来た。気持ち悪い野郎め。蜘蛛ごときがオレを上回るのは足の数と色黒さだけで十分だぜっっ。
そして現在470人ほどの方がさくら剛コミュニティに参加してくださっているのだが、この数というのはたいがいの生物には勝っているかというと、それが全然そうではない。
たしかに、苦闘の末、蜘蛛には勝った。ゴキブリにも勝った。しかし……、さくら剛コミュニティが470人なのに対して、今度はなぜか「ミジンココミュニティ」が670人もいるのである!!!!
ミジンコだぞっ! ミジンコ!! 目で認識するのすら困難ネ存在だぞっ!!! 理性も無いし、あきれるほど単細胞な奴らだぞっ。体積なら、オレはミジンコに100万倍は勝っている自信がある。喧嘩をしたって、地上でなら100%勝つ自信がある。さすがに水中ではあっちのホームグラウンドなので、勝てるかどうかはわからないが……。だがまさか、そのオレの100万分の1以下の存在であるミジンコに負けていたなんて。たしかに蜘蛛には勝った。しかし今の状態は、蜘蛛以上ミジンコ以下ではないか。蜘蛛以上ミジンコ以下ってなんかおかしいぞ。普通ミジンコより蜘蛛の方がランク的に上に来るべきじゃないか???
まあつまり、今の時点では蜘蛛とミジンコの間にオレがいるのである。マンコラとチンボテの間からようやく脱出したばかりだというのに。いたくないんだよそんなところにっっ。めちゃくちゃ居心地が悪いんだよてめえ!!!
しかし、そうは言ってももはやミジンコとは差が開き過ぎているので、どうも勝てそうな気がしない。だって200人以上も負けているのだ。ミジンコは、オレには手の届かない遠い存在なのさ。手を伸ばしても届かない、彼方の存在ミジンコ。ただ、ミジンコはそれでもまだ生き物であり、一寸の虫にも五分の魂、命対命ということではオレとフィフティーフィフティーかもしれない。ところが、さくらコミュニティはミジンコだけでなく、おしゃぶり昆布にも負けているのである。「おしゃぶり昆布 浜風」という、おしゃぶり昆布の中でも更に商品を特定したおしゃぶり昆布のいち商品のコミュニティが、530人も参加者が集まっているのだ。オレはミジンコよりもそしておしゃぶり昆布よりも低い位置にいる存在なのか……。おしゃぶり昆布……。なんだよそれっ!!! おしゃぶり昆布ってなんだよ!!! 買ったこと無いぞ!!!!
ちなみに、「山羊座生まれのゲイ」コミュニティにも負けている。山羊座生まれのゲイだ。山羊座生まれのゲイなんて、究極のマイノリティという気がするじゃないか。ゲイの方たちの中で更に山羊座生まれと限定しているグループよりもまだ負けているのだ。
しかし一方では山羊座生まれのゲイの人たちも、ミジンコにもおしゃぶり昆布にも負けているわけだな。即ちオレは山羊座生まれのゲイの人たちと同じ位置にいるわけで、もし今後山羊座生まれのゲイの人と出会うことがあったなら、意気投合できるかもしれない。お互いに傷を舐め合い、ミジンコの悪口を言いながら。そのうち本当に舐めあったりして。
他にも、マンガのキャラクターのコミュニティなんかもあり、例えばドラゴンボールの登場人物もそれぞれコミュニティを持っていたりするのだが、ランファンやパンプットに勝っていてもクリリンとかには圧倒的に負けている。もちろんクリリンといえばストーリー初期からの名物キャラクターであり、クリリンに勝とうなどそんな大それたことは考えていないが、クリリン本人ではなく、クリリンがストーリー中で1回だけ繰り出した技である「気円斬」のコミュニティにも負けているのだ。
もはや気円斬などは、生物でも食べ物でも物体ですらなく、気である。存在すら危うい、気だ。また、あの弱いおっさん「ミスターサタン」ですら、700人近くもコミュニティの参加人数を持っていやがる。ミスターサタンといえば、孫悟空たちがナメック星であれやこれややっているうちに天下一武道会で活躍していた井の中の蛙的なヒーローだ。一時期は魔人ブウをミスターサタンが倒したというニュースが流れ、町の人々は「サーターン!サーターン!」とサタンコールを叫び彼を英雄扱いしていたが、ドラゴンボールを読んだ人なら本当に魔人ブウをやっつけたのは孫悟空で、サタンの強さなど虚構であるということをよくわかっているはずである。それをわかっている人はミスターサタンコミュニティになど入らないだろうから、この現在の参加者700人というのはドラゴンボールをまだ読んだことがなく、いまだにサタンが魔人ブウを倒したと信じ込んでいる愚かな人々なのであろう。もうこの際1人1人にメールで本当のことを教えてあげたいくらいだ。
まあサタンはまだ人間だからともかく、自分がただの気である気円斬やおしゃぶり昆布以下の存在だと思うと、もうなにもかもどうでもよくなるのである。
ということで打倒気円斬、打倒おしゃぶり昆布浜風が掲げられた昨今だが、このままどうしてもミジンコや昆布に勝てなかったら、最後の手段として死ぬという方法がある。なぜなら有名人のコミュニティなどは、その人が亡くなったというニュースが流れると一気に人数が増えるということがよくあるのだ。ZARDも三沢もいかりやさんも、訃報の後の方がかなり参加者が増えているようだ。クリリンだって、何度も死んだからあんなにコミュニティ参加者が増えたに決まっているじゃないか。はっきりいって、死んでコミュニティ人数を増やす→ドラゴンボールで復活する というのはずるいやり方だと思う。富樫源次も何度も死んでいるからコミュニティ参加人数は多いだろうが、死ぬという方法を使うのなら、正々堂々と一度きりにするべきだ。
ともあれ、なんとかおしゃぶり昆布に勝つには最終的にオレが死ぬという手段があるが、ただやはり、おしゃぶり昆布との戦いに命をかけるのはちょっとイヤだ。命を捨てて戦いを挑んだ結果倒したのがおしゃぶり昆布では、どうもカリスマ化はされそうにないではないか。ああ、オレが実際に何週間後かに死んでしまってちょっとだけコミュニティの参加人数が増えて、「ううっ、さくらさん、あのブログが本当になっちゃったね……(涙)」なんて言われたらイヤだなあ……。神様どうか無事に帰してください。
さあこのような前置きをしておいていよいよURLを張りますよ。さくら剛コミュニティ http://mixi.jp/view_community.pl?id=2669954
参加すると、特に特典は無いけれどなにかとイベントや出版の最新情報などはブログより早く書き込まれることでしょう。ああしかし、今この宿にいる宿泊者はオレだけじゃないかなあ。まだ夜の7時だし。オレ以外はみんなだいたい仲間を見つけて連れ立ってご飯とか飲みに繰り出してるんだよね。もう毎日そうなんだよ。日本人宿に泊まってる時ですらそうなんだぜ? 夜遅くにオレ以外のみんなが楽しげに話しながら一緒に帰って来るんだよ。うらやましくなんかないんだよっ!!!
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