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お菓子つめあわせ

 メディアファクトリー宛にカラムーチョ等つめあわせを送っていただきました、福岡県のKさまありがとうございました!!!
 やはり、世の中悪い人ばかりではないのですね。世の中、99%は悪い人ですけど、残りの1%は僕やKさまのような心の美しい善人もいるのですね。少し救われた気分です。日頃、性格の捻じ曲がった変態の編集者とやり取りをしていると、世界に善人と呼べる人間は自分1人だけではないかとついつい思ってしまいますがそうではなかったようです。まだ、人間の世界も捨てたものではなかったのですね。それなら、もう少し様子を見ようではありませんか。しかしあなたがたが再び自然をいつくしむ気持ちを失い、心無い破壊行為を行おうとした時、私はまたやって来るでしょう。なんのことやら。
 数少ない善人であらせられるKさまには、ほんのお礼といたしまして、旅先から絵葉書を送らせていただきます。ということで、緊急企画です!! カラムーチョ等つめあわせをお送りいただきました方には、南米からわたくし直筆のお礼絵葉書をお送りします!!! なにしろカラムーチョなどというぜいたく品をいただけるのでしたら、それくらいのお礼は当然のことです。だってカラムーチョは僕の希望の光なのですから。カラムーチョが日本で僕を待っていてくれると思えば、こんな人に好かれない無意味な人生はどうでもよくてとっとと死にたいという考えも少しは薄らぎ、帰国への意欲も沸くというものです。日本でも旅先でもいつも1人な僕は、カラムーチョを食べている時だけは寂しさが和らぐんです。マチュピチュだって、みんなクスコの宿で一緒に行く人を探してグループで出発しているのに、僕だけ1人で行って1人で帰って来たんです。一緒に行ってくれる人を見つけられなくて。だからカラムーチョが欲しいんです。自分では手が届かない、遠いところにあるスナック菓子。つめあわせれば更に輝きを増すそのポテト。カラムーチョ等つめあわせ、お待ちしています……。 締め切り→2月15日 それ以降はもう海外からハガキは出せないのです 帰るから
 注意点:担当編集者の井上さんという強欲な極悪人が届いたお菓子をどんどん食べてしまうことが予想されるため、どこかに「井上さんは決して食べないでください」と注意書きをつけてください。郵便番号150-0002 渋谷区渋谷3-3-5 NBF渋谷イースト メディアファクトリー出版事業部 担当:強欲な井上さん 03-5469-4740 までどうぞお願いします。
 ここまで大々的に募集をしてしまったからには、帰国後の僕は部屋の中でカラムーチョに埋もれ、カラムーチョの中で泳ぐ日々を過ごすことになると思います。ああ楽しみだあ。その場面を想像すると、ちょっとだけ笑顔になれます。体中をカラムーチョの粉で赤く染めて、目をしぼしばさせながらクロールで泳ぎたい。そんな日を夢見て、今日も喉が痛くて苦しいけれど、もう少しがんばってみたいと思います。もし誰も送ってくれなかったら、飛び降ります。

ギリギリセーフ

 オレがマチュピチュからクスコへ帰った次の日から、道が遮断された。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100126-00001446-yom-int
 クスコの同じ宿・ペンション八幡から1日違いで出発して、現地のマチュピチュ村で会い「あ、明日遺跡ですか? 僕は今日見て来たんですよ。じゃあ明日の夜、また八幡(クスコ)で会いましょう!」なんて話をして別れた旅行者たちも、誰も帰って来ない。くそー。たったの1日違いでオレは何もトラブルなく帰れてしまったなんて。
 トラブルが無かったことは、嬉しいぞ。でも他の旅行者がうらやましい。みんな宿で出会った旅行者とグループを作ってマチュピチュに出かけてトラブルに巻き込まれて、どんどん団結を深めている。オレだけ仲間を見つけられずに1人で行って1人で帰って来て、特にトラブルも無く誰にも見送られず今朝宿をチェックアウトした。他の人々は、宿を出る時は何人もの仲間に見送られているのに。
 でも、マチュピチュを見るだけのために短期でクスコにやって来た旅行者もいて、もはや徒歩だろうが車だろうが現地に行く手段は完全に閉ざされているため、そういう短期の人たちが一番かわいそうである。
 オレだって宿では他の日本人旅行者と仲良くなろうとがんばって、他の人がチェックアウトする時はロビーまで見送ったりしているのに、オレが宿を出る時は1人も見送ってくれなかった。ロビーは完全に無人だった。誰ともさよならの挨拶を交わさなかった。今回の旅には意義というものを感じない。味方は?

バカじゃん

 南米になんていないよ。東京にいるに決まってるじゃん。だって海外旅行とか好きじゃないもん。というか本当に嫌いだし。嫌いなんだってマジで。他人と同じトイレを使うとかそんなもん考えられるわけないっつーの。ありえないってそんなの。海外とかそういうとこって、旅好きな奴が行くとこでしょ? 家にいるよりあちこち旅行した方が楽しいとかいう、いわゆるちょっと残念な人たちが。なんでオレが行くわけ海外に? 冗談はよせって。本気でオレが南米とかにいると思ってるわけ? バカじゃないの? オレの名前はホセかっつーの。
 そういえば残念な人がなんか海外でバイヤーをやりたいとかいって、残念企画に参加しているみたいです。また旅に出てもっと残念な人間になりたいそうなので、みんなちょっと投票してみてあげてください。この残念な人に。もはや結婚とか通常の常識的な日本人女性としての幸せは完全にあきらめているみたいです。残念ですねこれは。まさに残念な人ならではではないですか。なんとそのURLは!! なにを隠そう!!!

http://calamel.jp/buyer/?act=prof&byr_user_id=1661

 1日1回クリックできるそうなので、残念な人になりかわりましてよろしくお願いします。

待望のランキング

 さあいよいよ発表です。みなさんご期待ありがとうございます。何を発表するかというと、そう、さくら剛の発表するランキングといえばもちろんこれです! これしかありません! 「あいのり参加者のお気に入り度ランキング」です!!!
 今まで発表が延びてしまったことをお許しください。なかなかじっくりランキング表を作成する機会が今までは無かったものですから。それでは前置きはさておき、早速ランキングを見ていきましょう。まずは、女性からです。

第1位:和泉
第2位:Remi様
第3位:くぅ

 なんといっても、不動の1位は現在もプロ雀士として活躍中の、和泉由希子こと和泉です。なんといっても、美人だしカッコいい。なんといっても、性格もさばさばしていて、表裏が無さそうなところも好きです。和泉は、同姓からの評判もかなりいいのではないでしょうか。
 なんといっても、和泉のカッコ良さのひとつとしては、出演当時から既に「プロ雀士」という自分の能力で勝負している職業に就いており、帰国後も同じ立場で活躍し続けているというというところが挙げられます。これは大きなことなんですよね。例えばMIEなんかは当初はランキング入りしてもおかしくない勢いを持っていましたが、何を思ったか帰国後にTバックのグラビアを雑誌に載せたりバスルームで撮影したセクシーシーン満載のDVDを発売したりして、僕の中でのイメージとランキング入りのチャンスを自らぶち壊してしまいました。
 同じようにあやとか宮ねぇ、くぅなんかもグラビア誌に水着写真を載せて、あいのりでの知名度を利用してタレントデビューなんて展開を狙っていたようですが、あいのりでの人気に乗じたそういう活動というのは著しく本人のイメージを落とすと思うんです。でも、くぅはそれでもかわいいし計算し尽くされた行動には裏があるとわかっていても「もうどうにでもなれ!」という感じに心をわしづかみにされたので、堂々ランキング3位に入賞しています。さすがですね。ちなみになんだろう娘のヤマジもタレントとして活動し始めた様ですが、彼女の場合はその点についてのマイナス要因があっても無くてもランキングでの順位はたいして変わらないので大丈夫です。
 Remi様は、美人なのに加えてあのクールさがなんともいいんですよね。やっぱり男女問わず落ち着いた人間というのは人に好かれると思うのです。だから僕は男女どちらからも好かれないんですよ。Remi様はまだ大学生なのに上品だけど冷たそうという、あの見た目と中身のギャップがいいんです。実際よく見ると彼女は厳しい顔つきをしているんですが、よく見る前、最初は誰もが彼女を清純派お嬢様だと思ってしまうと思うんですよね。
 しかしまた後でも述べますが、2位、3位であるRemi様とくぅと、1位を獲得した和泉との一番大きな違い。それは、「カップルになったかどうか」というところなんですよね。特にRemi様。最後のあのRemi様ファンを幻滅させる悪夢のようなカップル成立。もうね、あれ最低ね。勘弁して欲しい。心臓をギザギザつきスプーンでえぐられるようなショックを受けたさ。なんだったんだよ。同様にこの点で、桃やよっこなんかもランキング入りのチャンスを逃しています。桃もよっこも途中までは好きでいられたのに、最後の恋愛成立に向けてのあのだらしなさ。急に周りに気配りをしなくなるところ。そして幻滅。そういう場面が逐一放送されるという点で、あいのりというのは人間の弱さというものをよく見せてくれる、学ばせてくれる、貴重な番組なんだなと実感します。
 尚、惜しくもランク入りを逃したところで3.5位、今週のスポットライトの位置にはひさよんがいます。最初はぶりっ子キャラでそれほどポイントが高くなかったひさよんですが、なんといっても最後の田上との戦いで抜群に人気を上げました。あのテレビ番組史上に残るといっても過言ではない、あまりの怒りで本人も過呼吸になってしまったほどの見るのも辛い孤独な戦い、悪の田上との死闘によって一気にひさよんは株を上げました。

 ところで、実は僕は超あいのりフリークとして精力的に活動しているにも関わらずあいのり歴が若干浅く、アフリカ北部からの視聴なんですよ。帰国したらまた南米などの昔に遡って見て行くつもりなので、そうするとまた新しい人たち、特にかよなんかはランク入りして来る可能性が結構あります。だから和泉の1位は揺るぎそうにありませんが、Remi様の2位も揺るがないと思いますが、3位以降は変動してくる可能性があります。そのようなことがあれば随時お知らせしますので、その点をどうかご了承いただきたく思います。

 それではお待たせしました。次は、男性参加者の人気ランキングです!

第1位:スーザン
第2位:ヒデ
第3位:オガ、グラサン、アウトロー

 女性ランキングと違い、スーザンの1位は他の視聴者の方とも共通しているのではないでしょうか? とにかくスーザンを嫌いな人というのはこの世にいないと思います。あの何事にも一生懸命なところ、自分を飾らないところ、思いやりのあるところ、正義感のあるところ、涙もろいところ、帰国後にも好きな絵を描き続けているところ、どれを取っても好感が持て、人気度は断トツでナンバーワンだと思います。正直、スーザンがいなくなってからのあいのりというのは、不毛な時代が続きました。もしヒデやスーザンを継ぐことの出来るキャラクターの男性参加者がいたら、番組が終了することは無かったのではないでしょうか。
 今思えば、ヒデとスーザンが一緒にワゴンに乗っていた時期があるというのは凄いことに思えます。まさにあいのり黄金期ですね。一緒に行動していた嵐やコージやアレックが羨ましい。その頃の女性メンバーは、たしかウェイトレスのミカリンに銀行員のなっちにギター弾き語りのおまみに受付嬢のタカノ……。うーむ。こ、これは。……いや、いいんです。彼女たちがヒデとスーザンを引き立てているのだから。ちなみに女性メンバーの黄金期は、和泉とひさよんとMIEの3人だった時です。このトリオだったら、もうラブワゴンのどこに座ろうとも、自由行動で誰と組み合わせになろうとも嬉しいじゃないですか。まさに全部当たり。テレビを見ながら「うわー、こんないいメンバーが揃っちゃっていいの? こんな美人ばっかりじゃあ、番組的にバランス取れてないじゃん!!」と思わずつぶやいたくらいです。
 第2位のヒデはこれまた、帰国時には2時間の特番が組まれるくらいあいのりには欠かせないキャラクターになっていましたね。参加当初と帰国時では外見も中身も成長して別人のようになってました。アウトローなんかも旅を重ねて行くうちに純粋さが芽生えて別人になってましたけど、それが旅というものです。旅を重ねると、自分というものからいろんな飾りが剥げ落ちていくんです。旅をしてもろくに変わらない、強くならない、怠け癖が取れないなんていうのは僕くらいなものです。そんなことはどうでもよくてヒデはスーザンと同じく、強く周りを引っ張って行くタイプでは無いけれど悩んでいる人を見るとすかさずフォローが出来る(ように旅の中で変わっていった)、表裏の無いこれまた誰からも好かれるキャラで、番組の核でした。もはやヒデなくしてあいのりは語れないのではないでしょうか。
 第3位のグラサンは、もっともっと旅が長ければヒデ、スーザンを受け継ぐ人になれるのではないかと期待したのですが、台湾でくぅにあっさり騙されてしまい、恋敗れて帰国するのが早かった! ちょっとハンサム過ぎるけど、オガもそうです。もっと参加期間が長ければ! ちなみにグラサンとオガの男の別れのシーンは、あいのり屈指の感動シーンだと思います。こうやって書いてるだけで泣けてきますから。アウトローは、参加時の悪役キャラからスーザンに感化されてどんどん人格が変わり、素直で熱い人に生まれ変わっていく姿がとても好感が持てました。最後はその熱さゆえに突然の番組スタッフとのトラブルで残念な帰国ということになってしまいましたが、どうやらこのところの展開は某女性参加者の某掲示板へのネタばれ書き込みによると編集でストーリーが若干修正されたらしく(たしかに視聴中から出来すぎ感は否めなかった)、真実はどういうものだったかというのは気になります。現在アウトローは歯科医を開業しているので、たくさん虫歯を作って常連になれば教えてもらえるかもしれませんね。

 ところで、「カップルになって帰ったかどうか」という点は、このランキングならびに我々が持つ参加者のイメージに、とても大きく影響します。これは非常に大きいことなんです。
 帰国後はともかく、女性1位の和泉、男性ベスト3のスーザン、ヒデ、グラサン、アウトローはみな番組中ではカップル成立していないんです。ここが、視聴者が彼らの帰国時に抱く後味にとても強く関わってくるんです。特に、遠い異国の地で最後に願い適わず仲間と別れ寂しい思いをして帰って行く人に対して、見ている人は強い同情を感じます。自分から告白して、そしてフラれて帰って行く姿というのは、かっこいいんですよ。基本的に誰もが告白される方が楽に決まっているし、全国放送のテレビにドアップで映っている中で相手を好きだという気持ちを打ち明けるというのは、どれほど勇気のいる決断でしょうか。その大きな決断、覚悟を決めて一歩踏み出した彼らの気持ち、どんなに勇気がいっただろうと想像するだけでも、心揺さぶられずにはいられないんです。
 あいのりに夢中になっていると必ず思うことは、自分も参加したいなあということなのですが、もし僕があのラブワゴンに乗ることがあったなら、最後には絶対に自分から告白して、そしてフラれて帰りたいと思っていました。なぜなら、それが一番カッコいいからです!! 長い旅を終えて、想いが適わずに仲間にさよならを言い、1人ラブワゴンを見送る姿。別れのシーン。その姿が一番カッコいいんです!! そのシーンが一番泣けるんです!!!

 もしかしたら、こういう感覚は世の中の明るい部分で幸せに生きている人たち、または旅をしたことの無い人たちにとってはわかり辛いものなのかもしれません。しかし僕は参加者が楽しく観光地を巡る場面、笑って帰って行く場面ではなく、彼ら彼女らが他人の存在に思い悩み町の片隅で苦悩するシーン、想いを遂げられずに仲間と別れそして1人ラブワゴンを見送るシーン、それを見るためにまた何度もあいのりのビデオを再生するのです。
 ああ、あいのりに出たいなあ。早く過去のあいのりも見ようっと。旅行記なんか書きません。過去のあいのりを見る方がずっと大事です。

ティンコ!

ティンコ閉店中

 

Tinkoclose

 

 

 

 ティンコ開店しました!

 

Tinkoopen

現在地はペルー

 今、私(わたくし)はトルヒーヨという町におります。エクアドルの国境から一気に移動して参りました。ところが、長い距離をずっとバスに乗っての移動というのは、大変骨の折れるものでございます。だから本当は、途中の町で1泊しとうございました。
 国境からトルヒーヨへの途中には、マンコラという町があります。ここはビーチのあるリゾート地で、白人旅行者などは実に数多く訪れるところであります。私(わたくし)も直接トルヒーヨではなくマンコラで1泊という選択肢があったのですが、どうもこのようなリゾートというのは好きになれないのでございます。1人でマンコラ入りしても、特にやることが無いのではないでしょうか。そのように思いまして、まあ長時間移動にはなりますけれど、1日で一気に移動してしまおうではないですか、という結果にあいなったわけです。
 なお、この次は首都のリマを目指すわけでございますが、これもまた10時間もの間をずっとバスに乗っていなければならないのですよ。だから次こそは、途中の町で休憩を入れたいと思案中なのでございます。このトルヒーヨからリマに向かう間にある大きな経由地といえば、チンボテの町です。チンボテへ行くバスはたくさんあり、宿の隣にありますバス会社からは、呼び込みの方が「チンボテチンボテチンボテ~~」と行き先を叫ぶ声がにぎやかに響いてまいります。もちろん同時に「マンコラマンコラマンコラ~~~」と叫ぶ殿方もいて、みなさまこの暑いのに仕事熱心なのですねと、感心してしまいます。
 ということで、現在地として私(わたくし)は今マンコラとチンボテの間にいるわけでございますが、これから直接リマを目指すのか、それともチンボテ入りをした後にチンボテからリマに行くのか、どういたしましょう、と思い悩んでいるのでございます。
 今回は、いつもと趣向を変えて「出来るだけ上品にブログを書く」ということを心がけてみました。

無代

 先日嘆願書送付先をご案内いたしましたところ、早くも㈱メディアファクトリー宛で続々と「さくら剛さんをいたわってください」というメールや、励ましのカラムーチョ(スティックタイプとポテトチップタイプの両方)などが届いているようです。みなさん本当にありがとうございます。僕はなんて多くの人に応援してもらっているんだろうと、思わず涙ぐんでしまいました。
 と思いきや、それは全てウソでした。1通たりとも、さくらさんを帰国させてあげてください、餃子の王将とCoco壱番屋に行かせてあげてください、という嘆願書は届いていないそうです。
 どうしてですか。こんな弱弱しいイケメンスポーツマンを虐待している編集者および出版社に、全国から抗議のメールが殺到するはずだと思っていたのに。まだ日本には、良心が残っているはずだと思っていたのに。信じたかったのに。
 もう正直、悲しくなりましたね。みんな、僕が虐げられて血が出るほど泣き苦しんでいるというのに、嘆願書の1通すら出さずに初詣ですか。よく平気で新年なんて迎えていられますねあなたたち。正月だなんだ、クリスマスだなんだ、ハロウィンだなんだと、着の身着のままの大騒ぎですか。そりゃあいい気なもんですね。僕は新年だというのに後藤理沙の豊胸体験のニュースも見られず、コードブルーの続編も録画出来ずに、左手の手首から上だけで12箇所も蚊に刺されて帰って来たんですよ。手首は含めずにです。左手の表と裏と指だけで、数えてみたら12箇所も蚊に刺されていたんですよ。3日間で。まじで気が狂いそうになりますよ。もうアマゾン全部燃やした方がいいと思いますよこの際。アマゾン必要ですか?? あなたアマゾン必要ですか? いらないでしょう。1人1人にちゃんと確認していったら、必要だと言う人はいないんですよ絶対。たしかに地球上の空気のかなりの割合アマゾンで作られたものが占めていると思いますけど、蚊に比べたら空気とかあんまりたいした問題じゃないんですよ。空気より蚊の抹殺を優先しなくてどうしますか。蚊がブンブン飛んでいるというのに、空気なんて悠長に吸ってられますかっ。まずやることやってから呼吸をしなさいよっっ!!

 もうね、なんでこんな目に遭わなければいけないのか本当にわからなくなりました。どうして自分はこんなことをやっているのか。誰が喜ぶのか。イヤなことをやり続けることに、どんな意味があるのか。好きなことではないことを耐えながらやることが、自分の人生を有意義に使うことに繋がるのか。ちょっと申し訳ないけど、考える時間をもらいたいです。しばらく旅に出ます。探さないでください。

ウソだぜ

 ふっ……。イヤじゃないよ全然。もしかして、騙された人いるかな? 本当にオレがイヤだと思っていると思ってしまった人?
 そんなわけないじゃん。だってオレは世界を30カ国以上も回ったワイルドな男だぜ? 旅と共に生きるオレが、自然をイヤがることなんてあるわけないきに。
 でも、そうやってなんでも信じてしまう、素直な人、オレは嫌いじゃないぜ。いつまでもその気持ち、忘れないでくれよ。全然イヤじゃないぜっ。

ああいやだ

 もういやだ。明日からもイヤだ。明日になってほしくない。本当にイヤだ。自然も森も虫も嫌いだ。もう本当にイヤ。

嘆願書送付先

 さくら剛さんを早く日本に帰してあげてくださいという嘆願書や、虐待に対する抗議文は、株式会社メディアファクトリー出版事業部・担当井上さんまでどうぞお寄せください。カラムーチョなどもどうぞお寄せください。

いや

 ああいやだ。これからまた夜行バスだ……。ああいやだ~~~おおお~~~~~夜行バスはいやだ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~もう本当にいやなんだよ~~~~~~~~っっっ

菌餓辛念

 旅先で苦しむことなど、もはやパターン化されている。ただの風邪や腹痛はもちろん、過去には食中毒に肺炎に盲腸にもなって、今さら何か体調を崩してもそれはまず以前も経験したものの中のどれかであり、取り立てて目新しいものでも無いはずだ。
 そう、だから今回の旅は、どうせ苦しんだとしてもその苦しみに関しては過去に旅行記で書いているものであり新しく文章にする価値は無いのだから、苦しむだけ損である。それならば、最初から苦しまない楽な旅をすればいい。
 と、そう思っていた。
 
 しかし……
 いったいどうして、このように旅に出ると必ず新しい苦しみに襲われることになるのか。
 日本食が食べたいと、たびたびブログで愚痴をこぼした。だが、どんなものが食べられるか、おいしいものが食べたいとかそういう次元ではない、ただなんでもいいから楽になりたい、神様、どうかここから僕を救い出してくださいと願うような地獄の苦しみ、クリスマスだ年末だと平穏に平和に健康に幸せな気分でみんながいるまさにその瞬間に、地球の裏側でそんな地獄の苦しみを味わっていた人間がいるということを知りなさい。汝、知りなさい。汝が知るべきその苦しんだ人物、それはあなたと同じ日本人。そう、あなたの知っている人物。そう、オレ。
 あなたは、見知らぬ他人とシェアをしている部屋の床にゲロをぶちまけたことがありますか? 床にトイレに、吐き出した自分のゲロを掃除しながら更に繰り返し吐き、服は汚れ意識は薄れ、でもそんな自分を助けられる者は自分以外にどこにもおらず、苦しみとゲロにまみれた状態でしかしその状況からの脱出も全て自分の力で為さねばならないという…………瀕死の自分のゲロを掃除してくれる人間も、瀕死の自分をおぶって連れ出してくれる人間もここにはいない。
 
 それがオレのクリスマス。
 
 そして今、国境近くの町の安宿で、間もなく1人新年を迎えようとしている。
 この旅が終わってまた新たな旅に出ることがあったら、そしてこの調子で毎回新たな地獄の苦しみが旅ごとに登場するとしたら、体がいくつあっても足りません。もう許して。許せよ。こらっ。
 ちなみに、幸いなことに今回の件は病気になったわけでも怪我をしたわけでもないので、そこから抜け出すことが出来た今、体は復調している。ああよかった。詳しいことは簡潔に述べるには事態が全く簡潔ではなかったので、それは旅行記としてまたネチネチと書ける日が来ればと思う。ていうか、外がうるせえんだよマジでっっ!!!! 人の迷惑も考えず音楽かけてバカ騒ぎしやがって!!!!!! 大晦日の夜くらい静かに出来んのかテメエらっっ!!!!!! 花火を打ち上げるなっっ!!!!!!!!! もうラテン音楽とか聞くだけで吐き気がするんだよっっっ!!!!!!!!!!

 ああほんとにうるさい。もう寝かせてくれ。1年の締めくくりだというのに騒ぎやがって……。くそっ。うるさいっっ


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