さあいよいよ発表です。みなさんご期待ありがとうございます。何を発表するかというと、そう、さくら剛の発表するランキングといえばもちろんこれです! これしかありません! 「あいのり参加者のお気に入り度ランキング」です!!!
今まで発表が延びてしまったことをお許しください。なかなかじっくりランキング表を作成する機会が今までは無かったものですから。それでは前置きはさておき、早速ランキングを見ていきましょう。まずは、女性からです。
第1位:和泉
第2位:Remi様
第3位:くぅ
なんといっても、不動の1位は現在もプロ雀士として活躍中の、和泉由希子こと和泉です。なんといっても、美人だしカッコいい。なんといっても、性格もさばさばしていて、表裏が無さそうなところも好きです。和泉は、同姓からの評判もかなりいいのではないでしょうか。
なんといっても、和泉のカッコ良さのひとつとしては、出演当時から既に「プロ雀士」という自分の能力で勝負している職業に就いており、帰国後も同じ立場で活躍し続けているというというところが挙げられます。これは大きなことなんですよね。例えばMIEなんかは当初はランキング入りしてもおかしくない勢いを持っていましたが、何を思ったか帰国後にTバックのグラビアを雑誌に載せたりバスルームで撮影したセクシーシーン満載のDVDを発売したりして、僕の中でのイメージとランキング入りのチャンスを自らぶち壊してしまいました。
同じようにあやとか宮ねぇ、くぅなんかもグラビア誌に水着写真を載せて、あいのりでの知名度を利用してタレントデビューなんて展開を狙っていたようですが、あいのりでの人気に乗じたそういう活動というのは著しく本人のイメージを落とすと思うんです。でも、くぅはそれでもかわいいし計算し尽くされた行動には裏があるとわかっていても「もうどうにでもなれ!」という感じに心をわしづかみにされたので、堂々ランキング3位に入賞しています。さすがですね。ちなみになんだろう娘のヤマジもタレントとして活動し始めた様ですが、彼女の場合はその点についてのマイナス要因があっても無くてもランキングでの順位はたいして変わらないので大丈夫です。
Remi様は、美人なのに加えてあのクールさがなんともいいんですよね。やっぱり男女問わず落ち着いた人間というのは人に好かれると思うのです。だから僕は男女どちらからも好かれないんですよ。Remi様はまだ大学生なのに上品だけど冷たそうという、あの見た目と中身のギャップがいいんです。実際よく見ると彼女は厳しい顔つきをしているんですが、よく見る前、最初は誰もが彼女を清純派お嬢様だと思ってしまうと思うんですよね。
しかしまた後でも述べますが、2位、3位であるRemi様とくぅと、1位を獲得した和泉との一番大きな違い。それは、「カップルになったかどうか」というところなんですよね。特にRemi様。最後のあのRemi様ファンを幻滅させる悪夢のようなカップル成立。もうね、あれ最低ね。勘弁して欲しい。心臓をギザギザつきスプーンでえぐられるようなショックを受けたさ。なんだったんだよ。同様にこの点で、桃やよっこなんかもランキング入りのチャンスを逃しています。桃もよっこも途中までは好きでいられたのに、最後の恋愛成立に向けてのあのだらしなさ。急に周りに気配りをしなくなるところ。そして幻滅。そういう場面が逐一放送されるという点で、あいのりというのは人間の弱さというものをよく見せてくれる、学ばせてくれる、貴重な番組なんだなと実感します。
尚、惜しくもランク入りを逃したところで3.5位、今週のスポットライトの位置にはひさよんがいます。最初はぶりっ子キャラでそれほどポイントが高くなかったひさよんですが、なんといっても最後の田上との戦いで抜群に人気を上げました。あのテレビ番組史上に残るといっても過言ではない、あまりの怒りで本人も過呼吸になってしまったほどの見るのも辛い孤独な戦い、悪の田上との死闘によって一気にひさよんは株を上げました。
ところで、実は僕は超あいのりフリークとして精力的に活動しているにも関わらずあいのり歴が若干浅く、アフリカ北部からの視聴なんですよ。帰国したらまた南米などの昔に遡って見て行くつもりなので、そうするとまた新しい人たち、特にかよなんかはランク入りして来る可能性が結構あります。だから和泉の1位は揺るぎそうにありませんが、Remi様の2位も揺るがないと思いますが、3位以降は変動してくる可能性があります。そのようなことがあれば随時お知らせしますので、その点をどうかご了承いただきたく思います。
それではお待たせしました。次は、男性参加者の人気ランキングです!
第1位:スーザン
第2位:ヒデ
第3位:オガ、グラサン、アウトロー
女性ランキングと違い、スーザンの1位は他の視聴者の方とも共通しているのではないでしょうか? とにかくスーザンを嫌いな人というのはこの世にいないと思います。あの何事にも一生懸命なところ、自分を飾らないところ、思いやりのあるところ、正義感のあるところ、涙もろいところ、帰国後にも好きな絵を描き続けているところ、どれを取っても好感が持て、人気度は断トツでナンバーワンだと思います。正直、スーザンがいなくなってからのあいのりというのは、不毛な時代が続きました。もしヒデやスーザンを継ぐことの出来るキャラクターの男性参加者がいたら、番組が終了することは無かったのではないでしょうか。
今思えば、ヒデとスーザンが一緒にワゴンに乗っていた時期があるというのは凄いことに思えます。まさにあいのり黄金期ですね。一緒に行動していた嵐やコージやアレックが羨ましい。その頃の女性メンバーは、たしかウェイトレスのミカリンに銀行員のなっちにギター弾き語りのおまみに受付嬢のタカノ……。うーむ。こ、これは。……いや、いいんです。彼女たちがヒデとスーザンを引き立てているのだから。ちなみに女性メンバーの黄金期は、和泉とひさよんとMIEの3人だった時です。このトリオだったら、もうラブワゴンのどこに座ろうとも、自由行動で誰と組み合わせになろうとも嬉しいじゃないですか。まさに全部当たり。テレビを見ながら「うわー、こんないいメンバーが揃っちゃっていいの? こんな美人ばっかりじゃあ、番組的にバランス取れてないじゃん!!」と思わずつぶやいたくらいです。
第2位のヒデはこれまた、帰国時には2時間の特番が組まれるくらいあいのりには欠かせないキャラクターになっていましたね。参加当初と帰国時では外見も中身も成長して別人のようになってました。アウトローなんかも旅を重ねて行くうちに純粋さが芽生えて別人になってましたけど、それが旅というものです。旅を重ねると、自分というものからいろんな飾りが剥げ落ちていくんです。旅をしてもろくに変わらない、強くならない、怠け癖が取れないなんていうのは僕くらいなものです。そんなことはどうでもよくてヒデはスーザンと同じく、強く周りを引っ張って行くタイプでは無いけれど悩んでいる人を見るとすかさずフォローが出来る(ように旅の中で変わっていった)、表裏の無いこれまた誰からも好かれるキャラで、番組の核でした。もはやヒデなくしてあいのりは語れないのではないでしょうか。
第3位のグラサンは、もっともっと旅が長ければヒデ、スーザンを受け継ぐ人になれるのではないかと期待したのですが、台湾でくぅにあっさり騙されてしまい、恋敗れて帰国するのが早かった! ちょっとハンサム過ぎるけど、オガもそうです。もっと参加期間が長ければ! ちなみにグラサンとオガの男の別れのシーンは、あいのり屈指の感動シーンだと思います。こうやって書いてるだけで泣けてきますから。アウトローは、参加時の悪役キャラからスーザンに感化されてどんどん人格が変わり、素直で熱い人に生まれ変わっていく姿がとても好感が持てました。最後はその熱さゆえに突然の番組スタッフとのトラブルで残念な帰国ということになってしまいましたが、どうやらこのところの展開は某女性参加者の某掲示板へのネタばれ書き込みによると編集でストーリーが若干修正されたらしく(たしかに視聴中から出来すぎ感は否めなかった)、真実はどういうものだったかというのは気になります。現在アウトローは歯科医を開業しているので、たくさん虫歯を作って常連になれば教えてもらえるかもしれませんね。
ところで、「カップルになって帰ったかどうか」という点は、このランキングならびに我々が持つ参加者のイメージに、とても大きく影響します。これは非常に大きいことなんです。
帰国後はともかく、女性1位の和泉、男性ベスト3のスーザン、ヒデ、グラサン、アウトローはみな番組中ではカップル成立していないんです。ここが、視聴者が彼らの帰国時に抱く後味にとても強く関わってくるんです。特に、遠い異国の地で最後に願い適わず仲間と別れ寂しい思いをして帰って行く人に対して、見ている人は強い同情を感じます。自分から告白して、そしてフラれて帰って行く姿というのは、かっこいいんですよ。基本的に誰もが告白される方が楽に決まっているし、全国放送のテレビにドアップで映っている中で相手を好きだという気持ちを打ち明けるというのは、どれほど勇気のいる決断でしょうか。その大きな決断、覚悟を決めて一歩踏み出した彼らの気持ち、どんなに勇気がいっただろうと想像するだけでも、心揺さぶられずにはいられないんです。
あいのりに夢中になっていると必ず思うことは、自分も参加したいなあということなのですが、もし僕があのラブワゴンに乗ることがあったなら、最後には絶対に自分から告白して、そしてフラれて帰りたいと思っていました。なぜなら、それが一番カッコいいからです!! 長い旅を終えて、想いが適わずに仲間にさよならを言い、1人ラブワゴンを見送る姿。別れのシーン。その姿が一番カッコいいんです!! そのシーンが一番泣けるんです!!!
もしかしたら、こういう感覚は世の中の明るい部分で幸せに生きている人たち、または旅をしたことの無い人たちにとってはわかり辛いものなのかもしれません。しかし僕は参加者が楽しく観光地を巡る場面、笑って帰って行く場面ではなく、彼ら彼女らが他人の存在に思い悩み町の片隅で苦悩するシーン、想いを遂げられずに仲間と別れそして1人ラブワゴンを見送るシーン、それを見るためにまた何度もあいのりのビデオを再生するのです。
ああ、あいのりに出たいなあ。早く過去のあいのりも見ようっと。旅行記なんか書きません。過去のあいのりを見る方がずっと大事です。