全裸で
最近気候もよいので全裸で寝ていることが多い。全裸でぬいぐるみを抱きしめて。全裸で時々香水だけつけて寝ているという点では、マリリンモンローと同じである。たしかに、モンローとオレは自分でも似ていると思う。愛に飢えているところとか、なんにでもお醤油をかけすぎるところとか。
しかし、全裸で寝ること自体はセクシーだし魅力的だし全然かまわないのだが、次の日起きてからしばらくすると、自分が全裸で寝ていたということを忘れていたりするから厄介だ。普通に起き出して動き始め、ふと鏡に自分の姿が写ったり、PCに向かっていてふと下を向いて股間に目をやった時などに、「な、なんでオレ裸なんだっ!? いつパンツ脱いだんだっけ!!」と本気で慌ててしまうことが結構あるのだ。それで「きっと無意識に脱いでしまったんだろうな」と思って足元にパンツを探してもどこにも落ちていないので、そこでやっと「あっ……、そういえば、寝てる時から全裸だったなオレ……」と気付くのである。
この間などは、ジムで全裸のままプールに行こうとしてしまい、更衣室からプールに通じるドアの直前でハッ!と気付いてあわててロッカーに戻り海パンを履いたということがあった。最初はメタボ解消のために少しランニングマシンで走ったりして汗をかくのだが、その後で更衣室に入って 1.服を脱ぐ→ 2.水着になる→ 3.プールへ行く という過程の2の部分を考え事をしていてすっ飛ばしてしまうのだ。昼間のプールなんておばちゃんばっかりだからむしろオレの全裸は歓迎ムードで受け入れられるかもしれないが、それでもジムのスタッフに見つかったら警察沙汰である。
この「全裸に気付かないという癖」は、非常に面倒である。治したいのに、どうやって治療すればいいかよくわからない。だって、癖ってなかなか治らないものじゃないですか。もしかしたら近所の人とか、これを読んでいるみなさんとももしどこかで会う機会があったらその時にも全裸で登場するかもしれないですけど、それはただ自分で気付いていないだけのいつもの悪い癖なので、ぜひとも笑って済ませてください。事件性は一切ありませんので。
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