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都知事が

 昨日のブログの内容とだいたい同じことを言っている情報番組。ただし、関西のテレビ!! 関東在住の人には決して伝わらないという。

 神戸の国内感染者の発見は、「お医者さんの機転」が原因だったそうだ。やはりルール上は渡航暦が無ければ関西でも遺伝子検査はしないことになっていたみたいである。わざわざ機転をきかせて余計(?)な検査をするような頼もしいお医者さんはほんの一握りだろう。ということは普通にルールに則って診察をしている一般の病院では新型の感染者もただのインフルエンザ患者としか判断されず、仮にこのお医者さんが機転をきかせることがなかったら、もしかしたらまだ関西でも渡航暦の無い患者は発見されていなかったのかもしれない……

 そして今日のニュース。石原都知事が新型インフルエンザについて述べた内容。

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/localpolicy/257087/

 「昨日、おとといの2日連続でですね、米国から帰国した方の感染が確認されました。都のケースはいずれも米国で感染し、わが国で発病したものでありまして、国内での人から人への感染したケースではありません。感染者の行動は非常に限定的でありまして、感染拡大の危険性は低いために、(以下略)」

 「国内での人から人への感染したケースではありません」と言っているが、渡航暦の無い人間の遺伝子検査は一切しないのだから、人から人へ感染したケースではないに決まっているではないか。何を言っているんだ。東京の方式では渡航暦が無い患者は新型かどうかの検査をしないんだから、人から人へ感染したケースはそもそも発見がされるわけがないのだ。検査により感染者が発見されたらそれは絶対に150%「渡航した人」であるに決まっていて、国内感染者であるわけがない。だって渡航暦がある人しか検査しないんだから。バカじゃないの。

 SARSの時の中国の隠ぺい工作などを見て「ああなんてクソバカな国なんだ中国」と笑っていたが、日本でもこんなことになっているとは驚きと絶望感が半々だ。これが自分の国の出来事だなんて。中国だったらこれに加えて上の動画やこのブログも強制削除されるんだろうが、まあそうならないだけかろうじて日本の方が民主的だ。

 話は変わります。今朝は死ぬかと思った。横になると咳が止まらなくなるのでまる2日くらい寝られず、「もうだめだ、いい加減寝ないとやばい(涙)」と咳に見つからないようにそ~っとこっそ~りと寝る体制に入るのだが、すぐに見破られ嘔吐レベルのすごい咳に出られてしまうのだ。起き上がるとやや楽になるので、朝方床に座ってイスの上に枕を置いてそこに突っ伏して起きたまま寝ようとしたのだが、それでもウトウトしかけるとゴホホホ~~~ッッ!!!と咳が出て苦しみ、結局がんばっても5分ずつくらいしか寝れてないという有様だった。

 冗談抜きで「こ、このままだと寝られなくて死ぬ……」とあせった。鏡見たらかなり傑作な真っっっ白い老人の顔になっていた……。なんでオレはたまに体調を崩すと、きまってこんな悲惨なことになるのだろうか。この前の食中毒の時は「リアル鬼ごっこ」を読んだばっかりで、本に出てきた佐藤さん駆除係の殺人鬼にひたすら追い回されるという夢か幻覚かを20時間くらい見続けるという悲しい目にあった。微妙な熱で寝込むことが無く、ほとんど風邪もひかないのに何年かぶりに発熱したと思ったらいきなりこれだ。

 結局、今朝は9時ごろになったらいつのまにか意識を失っていて、勝手に寝ていた。ひょっとしたらこのまま一切寝られずに、咳で体力を消耗しながらも来週の月曜に病院に行くまで120時間くらい連続で起きていることに……それまで生きていられるだろうか……と恐怖であったが……、目が覚めた時に「今自分が寝ることが出来ていた」ということにこれだけ喜んだという経験は、どう考えても人生で初めてだった。思い起こせばアメリカで盲腸になった時、スーダンで食中毒、イランで腹痛→帰国、ベトナムの肺炎でそれぞれ「死ぬかも……」と思ったが、今回で死ぬかもと思った体験(おもったたいけん)は人生で5回目である。なかなかこんなに死ぬかもと思った体験をすることは一般的な人々の生活ではないのではなかろうか。オレだって十分すぎるほど一般的な人々なのに。オレの場合は性格的に第三者の視点では死ぬわけないだろというような軽症な場合にも自分では「死ぬかも(号泣)」と思ってしまう貧弱臆病変態美人ではあるが、それにしても健康な体を持っている人がうらやましくてしょうがない。筋肉は鍛えることが出来ても、こういう体質のようなものはもうこのように生まれたからにはどうしようもない。ムクなどは実家に来てから一度も予防接種以外では動物病院にかかったことが無いらしいが、もうムクと体を交換したい。オレでなく、ムクとして生きていきたい。そうしたらもう必要以上にオレに噛み付いてやろうと思う。いつものあまっちょろい遊び用手加減噛みではなく、犬のプライドをかけた本気噛みを見せてやる。

 今日はネットで「咳 止まらない」と検索してリサーチし、ゴホンといえば龍角散を買ってきたので、これでなんとかまた咳との戦いに臨みたいと思う。もう布団の上が龍角散の粉だらけだ……(涙)

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