オフ会に行きました
一昨日、チョイ役で出させていただいたBSの番組「熱中夜話」のオフ会があった。当日出演した三国志愛好家のお歴々みなさまの半数くらいと、NHK&制作会社の方が参加されており、なんといっても番組の公式ホームページにはこのような投書もいただいていたし、
この見知らぬ方のアドバイスに従い、年末に向けて友だちを作るチャンスということで勇気を持って出席した。
収録の当日は緊張で死んでいたのでほとんどどなたともお話出来なかったというか記憶があまり無いのだが、あらためてゆっくりお会いしてみると、話も弾んで友達もたくさん出来ること出来ること! …………。でもやっぱり、友達ってそんな短時間で出来ないよね。普通の大人の人たちは、名刺交換とかをしたら名刺に書かれた連絡先に自分から「先日はどうも! 最近どうっすか!?」みたいに連絡をするのだろうか? 名刺交換なんて社会人には形式的なものだから、調子に乗って友達気取りで気さくな内容のメールとか出したら、「うわっ、こいつオフ会で一度会っただけの関係なのにマジで連絡してきやがった! 社交辞令ってもんをわかってねー野郎だなっ!!」と怒られたりするんじゃないだろうか?? オフ会で会った人の中から友達を作ろうとしたら、とりあえずまたオフ会に呼んでもらうのを待っていれば良いのだろうか。1年以内にまたあるといいけど……。なんとか30年以内には1人くらいと友達になりたい……
ともかく、久しぶりの大きな飲み会でおもしろい話がたくさん聞けて感動した。あまり詳しくも書けない今までは覗けなかった業界の裏話をたくさん教えていただいてガチョーン!というか、「人、人、人、すべては人の質にある」という少林寺拳法の開祖・宗道臣の言葉を思い出したのである。勇気を出して2次会にも押しかけてよかった……
関係ないけど、多人数が集まる飲み会というのは、どう考えても会費分飲み食いをすることが出来なくないか? 同じ金額で少人数の仲間内で飲みに行けばもっとガバガバ食えるのに、なんで大がかりな会合はあんなに費用効率が悪いのだろうか。居酒屋の狡猾な策略にかかっているとしか思えない。
さて、その席では参加者全員が、OA映像が収録されたDVDを制作会社の方よりいただくことになった。
ということで、自分の出ている姿なんて見たくねえぜ、どうせうちはBS見れねえからいいんだよ、と余裕で構えていたオレも、いつでも放送が見られるようになってしまったのである!!
だから今日見た。
ガビーーーーン!!!!
ドビ~~~~ン(号泣)!!!!
な、なんで自分の姿を見るというのはこんなに恥ずかしいのだろうか……。
しかも気持ち悪い。見た目も気持ち悪いし挙動も話し方も全部気持ち悪い!!
まああえてオタクの雰囲気を出そうかとメガネスーパーで1番安い黒ぶちメガネを買って装着してみたのだが、それを差し引いても気持ち悪いぞ~~~(涙)。それを差し引いても気持ち悪いのに、黒ぶちメガネのおかげで更に気持ち悪くなっている。
これNHK様の衛星放送ということでつまり、視聴者の皆様はお金払って見てるんだよな……。もしオレがオレじゃない他の人間だとして家でこの番組を見ていて、オレのコーナーが始まったらその瞬間「バカヤロウっ!! こんな気持ち悪い素人を見るために視聴料払ってんじゃねーんだよっ!!! 金返せボケッ!!!」と叫ぶんじゃないだろうか。
とりあえず今後に活かすために思い切って見たので、具体的な反省点がたくさん見つかってそれはそれでいいのだが、別に自分で「気持ち悪い」と書いているのは「そんなことないです、気持ち悪くなんかなかったですよ! むしろ抱かれたかったです(ポッ)」と慰めてもらいたいからではない。別に、慰めちゃダメだと言っているわけではないが……。慰めたければそれはオレが止める筋合いのものじゃないので、責めたりはしないが……。自由にやってくれて構わないが……。
ポイントは、自分を見ると何もかも冷や汗が出るほど恥ずかしくて気持ち悪くてしょーもなく感じるのに、他人が喋っている姿を見てもなんにも気持ち悪くないということだ。タレントさんはもちろん愛好家の面々の中にも場慣れしている人、業界の有名人・ライブハウスでのパフォーマンス映像も紹介されていたおもしろ三国志さんなんかはさすがにすげー落ち着いてるなあと思ったのだが、他のごく普通の三国志愛好家の方々も、みんな平然と緊張せず動じず凛々しく喋っているように見えるのである。
しかしこれは、本当に出演者の中でオレだけが気持ち悪くて緊張していたというわけでは決して無いはずだ。仮にもしオレがオレじゃなくオレの後ろに座っていた人で、オレの後ろに座っていた人が仮にオレだったら、オレは「さくら剛の遺跡コーナー」を見て、「うわっ、あの人テレビなのに平気でスラスラ喋ってる!! しかも面白い!! それにカッコいい!! 凄い(涙)!! あれじゃあモテるのもしょうがないよなあ……。彼にだったら、萌ちゃんを取られても納得出来るよ。お似合いのカップルだもん。悔しいけど、祝福するしかないよな……幸せになって欲しいよな……オレの分まで……」なんて、思っていたのではないだろうか!! そして、オレの後ろに座っている人(この場合自分)が喋っている姿を見て、うげーーっなんだこの気持ち悪い奴!! 声も小さいし滑舌も悪いし話もまとまってないし緊張し過ぎだし、明らかに出演者の中で最も人間的に劣っている!! 今すぐ殺してくれ! スパーーン(リストカット)! と嘆いたのではないだろうか!!!
何年も前オレはカスタマーサポートセンターといってお客さんからの電話を受けるような仕事をしていたのだが、定期的に、教育する人と一緒に自分の対応を録音したテープを聞いて改善点を洗い出すという作業をしなければいけなかった。その時も、他人の対応の録音を聞いてもなんの感情も抱かなかったのに、自分の声を聞くと「ぎゃーーっ!! やめてくれ~~っっ!! なんだこの変な声は~~っ!!!」と気持ち悪くなったものだ。
そもそも、自分はたまたま何かの間違いで自分なだけで、隣に座っている人と自分の差なんてほとんど無いのだ。モスクワに住んでいるアパートの管理人のおばちゃんからしたら、オレとオレの隣に座っている人がどっちがどっちでも全く関係ないし、2人とも全く同じようにどうでもいい存在なはずである。本当にほんのちょび~~~~~っとの間違いで、たまたま自分は自分で、隣の人は隣の人なのだ。最上川の石があと1mm流されるかどうかくらいの差で、もしかしたらオレは隣に座っている人として生まれて来たかもしれないのだ。それなのに、なんで自分の喋っている姿を見るとこんなに気持ち悪くて、隣の人が喋っている姿はなんの緊張も冷や汗もなしに「ダブル食感 ALMOND CHOCOLATE(CRISP)」をかじりながら平然と見られるんだっっ!!!!! なんで自分のところだけが、こんなにもイヤな鳥肌が立つんだ!!!!
おそらく、芸能人や有名人の人以外は、自分の姿をビデオカメラなんかで撮影したものを見ると恥ずかしくて悲しくて心臓の鼓動が早まるのではないか。自分以外の誰も自分のことなんか気にしていないのに、自分だけは自分が世界中の注目を浴びている気分になって、なぜか自分の姿が恥ずかしくて変態に見えてたまらないのである。
いったいなぜだろう? これはおそらくなにか実は心理学用語で説明することが出来たり有名な心理学者がこのような現象を「こうである」と発表して名付けたり、実はとてもこのブログは学術的で研究対象になるようなテーマを今回は書いてしまっているではないだろうか、なんかおかしな文章になってるけど、オレはもう青竹踏みとラジオ体操をして寝るから、長々と書いたが別にまとめないで終わる。最近寒いんだよこの野郎!!!!