反響有難うございます
そういえば今さらになってしまいますが、三国志の宴のイベントレポートが三国志男公式サイトに掲載されていました。旅行記には掲載禁止となっているわたくし、作者の写真ものっちゃっています。視線が変な方に向いているのは、多分歴史アイドル小日向えりさんの太ももを見ようとしているか、いったん見てから戻している途中であると思われます。壇上にいる間の1時間ちょっとのうち、45分は歴史アイドルの太ももを見ていたので……
http://blog.sanctuarybooks.jp/index.php?e=27
ところで、先週更新した旅行記の中で「部屋にイモリがいましたよ」と書いて写真と動画をアップしたのだが、意外なことに結構な反響があった。自分としては、別にイモリくらいなら日本でも珍しいものじゃないし、たしかに金を払って泊まる宿の部屋にいるというのはおかしいことではあるけど、インドでは日常的にもっと驚くことが沢山あるので、まさか宿にいたイモリのことを書いたくらいでその件だけについてメールをもらうようなことがあるとは思わなかった。
YouTubeの動画にもコメントがついていたが、なんと、メールをくれた人もコメントをつけてくれた人も、大体みんな意見は同じなのである。どんなことを書いてくれたかというと、「あれはイモリではなく、ヤモリだ」ということである(号泣)。
イモリとヤモリ。なぜオレがあれをイモリと判断したかというと、小学校時代の先生が「イモリとヤモリの違いは、家の中にいるか外にいるかです。イモリのイは井戸の井なので中、ヤモリのヤは屋根の屋なのでヤモリは屋外にいると覚えましょう」と言っていたのを思い出したからである。その定義に当てはめるならば、部屋の中にいるトカゲ的な得体の知れないものはイモリということになるではないか。小学校の先生が教え子に対してウソを教えるわけがないので、しかも浜松市立の由緒ある小学校だ、先生の言うとおり普通は部屋の中にいるのはイモリなのだろう。
この点に関しても、悪いのはインドだと言える。つまりインドの安宿は、どこから外でどこから部屋の中なのか境目がハッキリしないのだ。少なくとも、ヤモリにとっては屋外と同じくらい混沌としていて不潔なので、安宿の中を屋外だと判断されても仕方がないと言える。もしくは、そもそもヤモリ自体もインド人ならぬインドヤモリなわけで、インド人が地球人としての通常の常識が通用しないように、インドヤモリにもイモリが中でヤモリが外なんていう先進国イモリヤモリ業界の常識は通用しないのだ。インド人と同じく、インドヤとモリも「人がどう思うがまったく気にせず、ただ自分が行きたいところに行く、やりたいことをやる。」という生態になっているのであろう。
だいたいからにして、オレは悪くない。ヤモリのことをイモリと書いたからって、どうだっていうんだ!! 旅行記の中の「イモリ」を「ヤモリ」に書き換えたところで、文章が面白くなるのか? ならねーだろうがっっ!!! どうせイモリでもヤモリでも薄っぺらい内容には変わりないんだよっっ!!!
もうひとつおまけに、宿に入った時にゲテモノがいて「きゃー! イモリがいる!! 気持ち悪い! こんな宿イヤよ!!」と叫ぶ女性旅行者が、「お客さん、これはイモリじゃなくてヤモリですよ」と指摘されて「えっ? ヤモリだったの?? じゃあ安心だわ。この宿に20泊ほどしちゃおうかしら」とあっさり態度を変えると思うか? 絶対に変わらないだろう!! もし生き物としてのイモリの名前がヤモリに、ヤモリの名前がイモリに明日から突然入れ替わることになったとしても、この地球上の誰が困るというんだっっ!!! イモリとヤモリを区別できたら、本が売れるというのかよっ!! ヤモリをちゃんとヤモリと呼ぼうが、イモリと間違えようが、本の売れ行きもチベット情勢も地球温暖化の進行もまったく変わりないだろうがっっっ!!!
……というわけで、結論としては、イモリでもヤモリでもどっちでもいいのです。ヤモリのことを間違えてイモリと書こうが、そんなのはまったく罪にならないのです。間違いのうちに入らないのです。
よかった、間違いのうちに入らなくて。オレは間違えてないってことだよね。
↓イモリでもヤモリでもどっちでもいい生き物 .
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