でたっ!!
サイトの方で更新してありますが、2冊目の本を、なんとか無事出版することができました。
ここに至るまで長い道のりがあり……
と、苦しみや悩みについてつらつらとブログを書いていたらめっちゃめちゃ暗い内容になったので、すごい分量を書いたにもかかわらず2回ほど消した。そして、書き始めて1時間が経過したのにまだ書き出しの部分だという。ああ、もう何を書いたらいいかわからなくなった。
まあよく考えてみれば、本を読む人はその本を読むわけだから、著者が苦労したとか作るのが大変だったとかそんな情報を押し付けられる筋合いはさらさら無いよな。本さえ面白ければそれでよいのだ。作る側の苦労も、別に辛さをわざわざアピールして同情を買わなくても、読んでくれた人が「面白かった」と言ってくれればそれだけで消えるような気がする。苦労しないで本を作ってる人など誰一人としていないだろうしな。
……おお、暗い話を書き直したら、今度は大人な話になってきたぞ。いい傾向だ。
でもこれは本当のことだ。一生懸命作ったものが認められ、喜ばれたらそれで過去のダークな気持ちなど吹き飛ぶだろう。「面白かった」と言ってさえもらえれば、それで全てのものが清算されるのだ。逆に言えば、「面白かった」と言ってもらえなければ辛かった思い出しか残らないという……。ましてやレビューやブログで「どこが面白いのか全然わからない」とか「例えがくどすぎてイライラした」などと書かれた日には、自分の苦悩どころか本に関わってくれた全ての人たちの努力を無にされたような、そして旅すら否定されたようなとてつもない憤りに襲われパソコンの画面に向かって「ふざけんなてめーっ!!! じゃあおまえが書いてみろよっ!!! あんたがもっと面白いのを書いてみろよっっっ!!!!」と叫び、頭の中にそのブログを書いた人間の姿を思い浮かべて何度も殴
……。
……なんでもないよ。なにも言ってないよ僕は。大人気ないことなんて書いてないよ。きっと空耳だよ。いや、空目だよ。
ああ、いやなこと書かれたのは、思い出すだけで体に悪いんだよ……ああいやだ……。
それにしても、この1年ほどは、いろいろな人のお世話になりすぎてしまった。単調な人生を過ごしてきたからか、お世話になりすぎてしまった時というのはどうしたらいいかわからなくなって、もうお礼すら言いたくなくなるというか、「ありがとうございました」と言っている自分に対して、これだけのことをしてもらってありがとうございましたってなんだよ!! ありがとうございましたじゃなくてもっとなにかしろよ!!!! といつも思いながらお礼を言うという、お礼なのにお礼ではない状況になってしまっている。お礼を言っている自分自身ですらお礼を言いすぎて言葉に感謝が感じられないんだよな……。
そういえば、こういうのに近い気持ちには海外(インドや中国ではなく、イスラム諸国。)でもなっていたような気がする。しかも、そういう人たちに共通するのは、感謝の気持ちを述べる隙も与えてもらえないことが多いのだ。そしてその結果感謝の螺旋階段を上り続けることになるのである。2冊目を出版する一番最初のきっかけを作ってくれた山口小夜子さんも、やっぱり本を持参でお礼に伺う隙も与えてくれずに優雅に飛んで行ってしまった。
何を書いているのかよくわからなくなってきた。今ひとつ気付いたのは、こういう真面目なことを書くのはオレには向いていないということである。いやだわあ。
まあつまり、オレが言いたいことは、本、見かけたら読んでみてね。ウフ♪ ということだ(それだけ書けばよかった)。そろそろ全国の本屋さんに並んでいると思われます。さらに続編が出るかどうかは、もう売れるしかありません。どうぞよろしくお願いします。