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でたっ!!

 サイトの方で更新してありますが、2冊目の本を、なんとか無事出版することができました。

 ここに至るまで長い道のりがあり……

 と、苦しみや悩みについてつらつらとブログを書いていたらめっちゃめちゃ暗い内容になったので、すごい分量を書いたにもかかわらず2回ほど消した。そして、書き始めて1時間が経過したのにまだ書き出しの部分だという。ああ、もう何を書いたらいいかわからなくなった。

 まあよく考えてみれば、本を読む人はその本を読むわけだから、著者が苦労したとか作るのが大変だったとかそんな情報を押し付けられる筋合いはさらさら無いよな。本さえ面白ければそれでよいのだ。作る側の苦労も、別に辛さをわざわざアピールして同情を買わなくても、読んでくれた人が「面白かった」と言ってくれればそれだけで消えるような気がする。苦労しないで本を作ってる人など誰一人としていないだろうしな。

 ……おお、暗い話を書き直したら、今度は大人な話になってきたぞ。いい傾向だ。

 でもこれは本当のことだ。一生懸命作ったものが認められ、喜ばれたらそれで過去のダークな気持ちなど吹き飛ぶだろう。「面白かった」と言ってさえもらえれば、それで全てのものが清算されるのだ。逆に言えば、「面白かった」と言ってもらえなければ辛かった思い出しか残らないという……。ましてやレビューやブログで「どこが面白いのか全然わからない」とか「例えがくどすぎてイライラした」などと書かれた日には、自分の苦悩どころか本に関わってくれた全ての人たちの努力を無にされたような、そして旅すら否定されたようなとてつもない憤りに襲われパソコンの画面に向かって「ふざけんなてめーっ!!! じゃあおまえが書いてみろよっ!!! あんたがもっと面白いのを書いてみろよっっっ!!!!」と叫び、頭の中にそのブログを書いた人間の姿を思い浮かべて何度も殴

 ……。

 ……なんでもないよ。なにも言ってないよ僕は。大人気ないことなんて書いてないよ。きっと空耳だよ。いや、空目だよ。

 ああ、いやなこと書かれたのは、思い出すだけで体に悪いんだよ……ああいやだ……。

 それにしても、この1年ほどは、いろいろな人のお世話になりすぎてしまった。単調な人生を過ごしてきたからか、お世話になりすぎてしまった時というのはどうしたらいいかわからなくなって、もうお礼すら言いたくなくなるというか、「ありがとうございました」と言っている自分に対して、これだけのことをしてもらってありがとうございましたってなんだよ!! ありがとうございましたじゃなくてもっとなにかしろよ!!!! といつも思いながらお礼を言うという、お礼なのにお礼ではない状況になってしまっている。お礼を言っている自分自身ですらお礼を言いすぎて言葉に感謝が感じられないんだよな……。

 そういえば、こういうのに近い気持ちには海外(インドや中国ではなく、イスラム諸国。)でもなっていたような気がする。しかも、そういう人たちに共通するのは、感謝の気持ちを述べる隙も与えてもらえないことが多いのだ。そしてその結果感謝の螺旋階段を上り続けることになるのである。2冊目を出版する一番最初のきっかけを作ってくれた山口小夜子さんも、やっぱり本を持参でお礼に伺う隙も与えてくれずに優雅に飛んで行ってしまった。

 何を書いているのかよくわからなくなってきた。今ひとつ気付いたのは、こういう真面目なことを書くのはオレには向いていないということである。いやだわあ。

 まあつまり、オレが言いたいことは、本、見かけたら読んでみてね。ウフ♪ ということだ(それだけ書けばよかった)。そろそろ全国の本屋さんに並んでいると思われます。さらに続編が出るかどうかは、もう売れるしかありません。どうぞよろしくお願いします。

ぺろぺろぺ~ろ!

1.今日コンビニに切手を5枚買いに行ったのだが、おねえさんが切手シートを取り出して千切っている姿を見て驚いた。切手の表面だけでなく、裏面もべたんべたんに指で持ってシートから切り離しているのである!! まあよく考えてみれば表にだけ触れて5枚分切り取るのは不可能なのだが、しかし、切手というものはベロベロ舐めるものではないか。今まで切手は平気でベロベロ舐めて貼っていたが、おそらくあれらの切手も購入した時には郵便局員さんかコンビニの店員さんの働く指で、べとべと触られていたのであろう。ということは、間接的にオレは局員さんや店員さんの指を舐めていたということではないか!!!

 まだ今日のようにおねえさんが切り取ってくれたものならば、おねえさんの指を舐めることになるのでバイ菌も我慢できる。しかし過去のものは、局員さんや店員さんが女性だったとは限らないし、もしかしたらおっさんで、しかも客がいない時は直に股間を触るのが趣味という特殊な人だったかもしれないではないか。くぁ~~~、そう考えると、オレは今まで無意識のうちに色んなものを舐めてきたのだな……。でも切手って舐めて貼るでしょ普通?? 水道で濡らそうとして蛇口を捻ったら切手ごと流しに流れて行きそうじゃないか。汚れを取るために、あらかじめ切手をサッと水洗いしてから舐めればいいのだろうか? いや、切手を水洗いしたらシナシナになってしまう。……こうなったら、逆転の発想だ。切手の裏面が汚いのなら、切手を舐めずに、封筒の方を舐めればいいのである!!

 そういえば、昔ケニアで郵便局に行った時、現地のおっさんが小包を送るために20枚綴りくらいの大きい切手シートをベッロンベロンに舐めているシーンを目撃したことがある。1枚1枚舐めるならまだ日常の光景だが、シートになったあの短冊ほどのサイズの紙をひたすら舐めているシーンは変態的であった。

2.先日夢の中で亀田大毅とケンカをして、寝ながら思いっきり近くの鉄製のテーブルを殴ってしまったのだが、その左手がまだ痛い。手の甲が何かに当たったり、指を外側に曲げようとするとズキッとくる。本格的に亀田親子に賠償請求を考えた方がよいだろうか。

3.最近見つけたサイト。俺の先祖は恐ろしい人物かも知れない・・・。2chのまとめであるが、ある人が仏壇を整理していたら、先祖を描いたと思われる絵が見つかったという話。しかしその先祖というのが……続きはリンク先を見てね! 2スレしか無いので割と短時間で読めます。

4.切手のぺろぺろつながりで見つけた本日の動画。ぺろぺろぺ~ろ! ロッケネマッケンベー! ロッケネマッケンベー!! こういうアホな外人は友達になりたい。

片栗粉

 人生で初めて、自分の力で片栗粉を購入した。まさか人生史上、自分が自分の意思で片栗粉を買うことがあろうとは、前世のオレでも予想だにしなかったであろう。ちなみに輪廻転生を繰り返して何人も体験してきているが、三国時代はオレは劉禅であった。だからこんなに怠け者に育ったのである。長坂の時の趙雲おじさんの懐は温かかったぜ……

 ちなみにその後は小野小町や天皇や将軍やマドンナになり、現在に至っている。きっと今回オレになって生まれてきているのは、休憩という意味なのだろう。来世では内面が無くて無条件で可愛がられるエルモにでもなりたい。もしくはハイパーメディア・クリエーターになりたい。そして車チュー&一泊愛をしたい。

 福田葬祭 福田相殺

 ということで、片栗粉を買ったはいいが、疑問としては片栗粉があるなら両栗粉もあるのかということだ。片栗粉が片方だけ栗ならば、両サイドとも栗である両栗粉があってもいいだろう。DVDだって一層式と二層式があるのだから。さすがに無栗粉までは求めないけど、片栗粉があって両栗粉が無いのはおかしい。というか、そもそも片栗粉は別に片方が栗でもないんじゃないか?? あの粉をひと粒ずつ顕微鏡で見たとしても、片方が栗になっているというわけではないような気がする。むしろ栗ではなくて粉、両面ともごく普通の粉なので、片栗粉は片栗粉なんかではなく両粉粉(りょうこなこ)という名称をつけるべきではないだろうか。

 ちなみに片栗粉を購入していったい何をするかというと、決してオシッコにとろみをつけたらどうなるか実験するというようなやましいことに使うわけではなく、ハッセに意地悪をするわけでもなく、かといって0から食材を揃えて料理などできるわけが無いので、つまりインスタント麻婆豆腐にもうちょっととろみをつけるためだ。インスタントの麻婆は量があまり多くなく、いつもお得な気分になるように水を指示よりも余計に入れてしまうのだが、ところがそうするとビチャビチャンな感じで麻婆豆腐というよりは辛い豆腐スープみたいになる。そこでこの片栗粉が登場するわけだ。しかし、簡単に作れることがウリのインスタント麻婆豆腐も、わざわざ片栗粉を水で溶いて付け足すなどのプラスアルファの作業が加わることによって、面倒くさくなって麻婆豆腐自体を作らなくなってしまった。いちいち片栗粉とか使って頑張れるか。たかがインスタントに!! そんな面倒ならもうこれからはインスタント麻婆豆腐は作るのをやめる。

 ハッセというのは小中学校の時の同級生の長谷川くんで、ハッセは片栗粉をビニールなどに入れて、指でつまんで「キュッキュッ」とやるあの音が大嫌いなのだ。他にも彼は雪を踏む音が大嫌いということなので、つまりそんなふうな粉の塊を擦る音を聞くとダメージを受ける人なのである。かくいうオレは、黒板とチョークの組み合わせがダメだ。チョークで黒板に何か書いているシーンを見るだけで鳥肌が立ってくる。さらに、チョークを寝かして太いラインを黒板にキイーーーッとつけるところなど、絶対に直視できず目と耳をふさぐハメになる。こうやって書いてるだけでも既に鳥肌が立っているぞ。うがーーーーっっ!!! あとは、先の潰れて書きづらくなったペンでホワイトボードに書こうとするところもダメ。もうたまらん。世の中から黒板とホワイトボードを無くして欲しい。代わりに砂鉄とかにすればいいんだ。なんか盤面の中に砂鉄が入っていて、磁石のペンでなぞると字が書けるおもちゃったでしょ昔。あれでいいじゃん。あった、ほらほらこれだ。おえかきせんせいだ。

 そんなわけで、小学校時代家庭科や理科の実験で片栗粉を持参することがあると、ハッセに向けて片栗粉をキュッキュッとやるとハッセは逃げて行くのだ。そうやって遊んでいたのだ。そんな片栗粉が嫌いな彼も、今は塾の先生をやっているそうだ。まさか片栗粉から逃げていたような男が先生だなんて。今時小学生も胸があるしフェロモンがすごくて、我慢するのが大変だと言っていた。オレだったら我慢しないけどな……

 ↓喋る犬(英語) 

おさみしいです

 最近ビリーズブートキャンプを始めるのが楽しみになっている。また今日もビリーに励ましてもらえると思うと、ビリーの娘をはじめとしたチームメイトたちと一緒に頑張れると思うと、なんだかワクワクしてくるのである。たとえブラウン管の中といえども、人に声をかけられるのがうれしい。ブラウン管の外では牛丼屋とかファーストキッチンのバイト店員にしか喋りかけられないから。それも「ご注文おきまりですか」「店内でお召し上がりですか」などと、いつもいつも他人行儀な内容だけだ。心の通い合う会話なんて、そんなものがこの世に存在するということはもう大人になってから信じなくなったさ。ちなみに通信販売の戦略に乗せられて、ブートキャンプDVDだけでなく運動に最適なヨガマットも購入したよ。敷くスペースなんてどこにもないのに……。

 さみしい話はいいんだよ。誰も同情してくれないんだから。話を変えよう。今日は日本語版(正規品)ビリーズブートキャンプの、「ビリー隊長のセリフでオレが好きなものベスト7・基礎プログラム編」を発表しようと思う。毎日毎日、山のようなリクエストをもらっていたので、やっと期待に応えられてベスト7を発表できてうれしい。日本中、誰もかれもがビリー隊長のセリフでオレが好きなものベスト7・基礎編を聞きたいと思うので、今夜は存分に楽しんでもらいたい。

 では発表します。ジョキジョキジョキ……(結果が書かれている紙の封を切る音) 平成19年、第19回「ビリー隊長のセリフでオレが好きなものベスト7・基礎プログラム編」は、以下の通りです!

 第7位「子持ちのママもいるけど、みんながんばってるね」

 第6位「音楽がスローになった」

 第5位「テーブルみたい」

 第4位「残り1セット!」

 第3位「バンドなしで参加しているブリジェットを見てみよう」

 第2位「ストップといったらキープして!」→「8カウントでキープ」

 第1位「これは何のトレーニング?」「筋トレ!」「え? 何だって?」「筋トレ!」「違う!ブートキャンプトレーニングだろ!!」→「何トレ?」「ブートキャンプ!!」

 以上となります。

 少しブートキャンプ解説者の私から内容について補足しましょう。まず7位から5位に関しては、基本的に「腕立てランナーだ!」とか「膝を曲げて!」とか命令形でしか物を言わないビリー隊長がいきなり少しかわいい口調になるのがおかしいのです。厳しいビリー隊長から「子持ちのママ」とか「みんながんばってるね」とかいう言葉が出てくるのがおかしいし、「テーブルみたい」「音楽がスローになった」に関してはそれがどうしたと言いたくなってしまいます。「音楽がスローになったから、ゆっくり動こう!」とかならわかるけれど、「音楽がスローになった」だけ、あくまで単体で発言しているのです。独り言かよっ!!! と思わずツッコミを入れたくなりました。

 第4位の「残り1セット!」に関しては、この言葉がどうというより、ビリーはかなりの回数「残り1セット!」というセリフを発するのですが、その中の何回かは「残り1セット!」と言いながら1セットで終わらないのです。確信犯的に「もう1セット!」といきなり追加したり、ビリーの筋肉ウンチクを聞いているうちにカウントが過ぎてしまって追加でもう1セットやるハメになるということが度々あり、「くそ、最後のこの1セットだけ耐えれば……」と思って頑張っている時にこれをやられると、「おいっ!! あと1セットって言っただろうがっ!!! もうダメだ! ああ~~っ!!」と我慢の糸が切れヘナヘナと腕や足を下ろしてしまうことになります。

 第3位の「バンドなしで参加しているブリジェットを見てみよう」、これは運動を始める前、一番最初にビリーが言う「体力に自信のない初心者は、バンドを使わないでもOKだ」と対になっているセリフです。あれだけチームメンバーがいる中でブリジェットさん1人だけがビリーバンドを使っていませんが、私もバンドを使っていない頃は「初心者はバンドを使わないでもOKだ」でブリジェットさんが手を振るシーンにあわせて、「僕もだよ~!」という意味を込めて一緒に手を振っていました。初心者の味方、ブリジェットさんです。

 第2位は、「ストップといったらキープして!」→「8カウントでキープ」 これは、「ストップといったらキープして!」と言っているにも関わらず、その後に「ストップ」と言わないというところが高ポイントです。普通、「ストップといったらキープして!」と言ったらその後に「ストップ」も言うでしょう! ところが、ビリーさんは「ストップといったらキープして!」と命令するくせにストップとは言わずに「8カウントでキープ」で代用するのです。つーかこれは字幕をつけた人の問題だな……

 第1位は、これはもう満場一致でしょう。なんでこのシーンをカットしなかったのかというのが世界の7不思議候補になっているという、例のシーンです。「これは何のトレーニングだ!?」とビリーがメンバーに威勢良く聞いているのに、なぜかみんなバラバラに答えを返してくるというシーン。日本語訳では生徒の答えが「筋トレ!」に統一されていますが……。期待した返答ではなかったためビリーは「え? 何だって!?」ともう一回聞くのですが、またもやグダグダといろんな答えが返ってきます。業を煮やしたビリーが「ブートキャンプだろう!!!」と叫んで、メンバーの女性は「ああ、そうだったのか」とアヒル歩きをしながら苦笑いをするという名シーン。その後もう一度「What kind of training is this?」と聞いて、3度目の正直で「ブートキャンプ!!」と今度は元気よく生徒は答えていますが、その時の「What kind of training is this?」という問いかけが字幕では「何トレ?」とめちゃめちゃテキトーに訳されているところも字幕のある正規品ならではの見所です。

 番外編として、立った状態で勢いよく左膝を抱え込む運動の時に、わざとチンタラやって「ディスイズノーグッド!」とダメな見本を見せる、その時のビリーの大人しい喋り方と微妙な笑顔にも要注目です。

 さあ、どうでしたか?

 どうでもいいですか??

 まあたしかにどうでもいい内容だな。でもこんなんでも書くのには2時間近くかかってるんだけどな。

 ちなみに、DVDを再生して最初に運動に入り込むまでがいまだに恥ずかしく、そして最後、トレーニングが終わってみんなで「ビクトリー!」と叫び、メンバーが抱き合ったりしている時にこっちは1人で、さらにその5秒後に再生が勝手に終了し部屋がいきなり無音の状態になるのがとてつもなく寂しい。それまでみんなと運動していて楽しかっただけに、突然1人の世界に突き落とされるあの瞬間は涙が出てくるくらい寂しい。

 無理やり布団の隣に広げたヨガマットを細々と片付けている自分の姿が、真夜中の窓ガラスに悲しく反射しているのさ(号泣)。

しょーもない怪我

 左手が痛い。昨日の早朝、左手の甲を強打してしまって、いまだにそこに触れるとズーーーンと鈍痛が走る。なぜこのようになったかというと、これが何を隠そうあの3バカトリオの次男、亀田大毅のせいなのである。にしても本当にバカバカしい。これほどバカバカしい怪我をしたことがあろうか。

 話は大学時代に遡るのだが、オレは貧弱体でありながら格闘技にはまっていて、大学では体育会の少林寺拳法部というものに入っていた。一応黒帯、3段を持っていて当時は東海大会で最優秀演武賞を取ったりとそれなりの動きはしていた。4年間、週5日も練習をし続けていたのだからまあどんな貧弱でも見られるようにはなるだろう。

 で、話は今朝に戻るのだが、オレは寝ていた。そして夢の中で、オレはなぜか亀田大毅と戦うことになった。経緯はよく覚えていないが、ちゃんと観客がいて、むこうはグローブをつけていた。ルールは、K-1と同じで蹴りも出してOKというものであった。ただ大毅はあのオヤジに蹴りの練習はしてもらっていないため、実質蹴りが使えるのはオレだけであったのだが。

 対戦相手である浪速の弁慶こと大毅はやはり非情に生意気なやつで、ヘラヘラと笑いながら「こんなシロウトに負けるわけねーだろ。すぐ勝負つけてやるぜ」てな具合だったのだが、オレにも昔取ったきねづかとプライドがあるので、くそー、見た目で判断しやがって、こう見えてもオレは少林寺拳法の有段者なんだぞ……こうなったら、ボクシングには無い蹴り技をお見舞いしてやる。しかしいきなり蹴ってもよけられるだろうから、突き(パンチ)から仕掛けてフェイントをかけて上段蹴りで決めてやる……と考えながら亀田と対峙していた。

 で向こうはヘラヘラしているとはいえそれでもプロボクサーであるし、しかも世界ランカー、一瞬の隙が命取りになると思いオレもガードを固め、絶対に気を抜かないようにチャンスを伺っていた。そして、しばしにらみ合った後おもむろに大毅が一歩前に出てきたのだ。

 その瞬間、左足が前のオーソドックススタイルに構えていたオレは、一歩踏み出した大毅の顔面を狙って、左順突き(左手のジャブ)を全力で繰り出したのである。すると、

 グワ~~~~~ン!!!!!

 と左手に本気の激痛が走り、オレは痛みで「うあ゙っ!!!」と叫びながら目が覚めた。

 オレの布団のすぐ横には、食卓兼ノートPC置き場となる高さ50cmくらいの鉄製のテーブルがあるのだが、そのテーブルの縁というか角の部分に、オレは思いっきりパンチを見舞ってしまっていたのである。

 これはあまりにも痛かった。なにしろ、オレのパンチで一瞬鉄製のテーブルが少し浮いた。まず拳が角に当たった「ドスン!」という音がして、少しテーブルが浮いて床に落ちる「ドスン!」の音が別途したのだ。

 いって~~~~、なんでやねん……おい、なんでやねん(涙)!! ……と寝起き後3秒の状態で叫びながら、しかし夢の中の自分の動きを実際にオレがしていたということがショックであった。普通夢の中で動いても、夢の中だけで完結しないか?? 本当に自分も動いていたら、夢遊病じゃないか。ひょっとして、武士になって関が原の合戦に参加中の夢を見たら、オレも寝ながら包丁を持って暴れまわってしまうのではないだろうか?? 空を飛ぶ夢はよく見るが、このまま症状が悪化するとオレも本当に飛んで行ってしまうかもしれん。

 しかしこの左手の甲の痛みは完全に亀田大毅のせいである。もし骨にひびでも入っていたら、治療費を請求しなきゃ気が済まん。そもそもなんで亀田大毅が出てきたのか、なんで興毅じゃなかったのかなどいろいろと疑問は残る。プロボクサーのくせにシロウト相手に夢に出てきやがって。はっきり言って、本当に痛い。寝ているオレの周囲、98%の部分は何も無い空間なのに、よりにもよってなんで鉄製テーブルのしかも角にピンポイントでパンチを打ち込んでしまったんだろうか。むしろ大学時代下手に拳法をかじっていただけに墓穴を掘ったような気がする……。あーいたいわー……

 話と口調は変わりますが、よしもとばななさんに日記に書いていただきました「中国初恋」の単行本は、9月末発売予定です。まだちょっと買えません。

相談メール

 サイトを作ってメールアドレスを公開している関係上、たまに旅行記を読んでくださっている方その他から質問や相談のメールが来る。多いものは、「今度○○に行くのですが、費用はどれくらいかかりましたか?」とか「○○から○○まで期間はどのくらいで行けますか? 夏休みだけで大丈夫ですかね?」とか、これから旅行を考えている人からの質問だ。

 一言で答えられそうなことや、「ああこの人は旅行記を全部読んでくれているんだなあ」というような人からの丁寧なメールの場合は(なおかつ時間がある時は)極力答えるようにはしている。だがしかし、旅行の前にネットサーフィンしてたらたまたま行くところと同じ地域の旅行記を見つけたので読者のフリをして質問してみた、みたいなメールには(というか大体はそういうメールだ)答える義務が無いし、こちらも忙しいので無視する。だいたい差出人の年齢が若くなるにつれて内容も失礼なものが多くなる傾向がある。

 ところがもうひとつ厄介なのが、時々旅行と全然関係ない内容の相談をもちかけられることだ。なんでその悩みをオレに打ち明けるのだこの人は? なんでそれにオレが答えなければいけないんだ?? と困惑することが度々ある。それは具体的にはいったいどんな内容なのかというと、今日もそのメールが来たので、見せしめのためにここで詳しく中身を書いてしまおうと思う。人から来たメールの文面を晒すというのはマナー違反かもしれないが、向こうだって余計なことでオレに頭を使わせるということで迷惑をかけているのだから、マナー違反は相殺になるのではないか。

 差出人は和香さんという女性の方で、いきなり件名がズーンと重い、「真剣に悩んでるんです」という深刻な悩み告白だ。で本文にはこんなことが書いてある。

「常識的に到底信じ難いと思いますが…真剣に悩んでるん
です!
掲示板にも思いきった写真を公開しましたし、少しでも
真剣な想いが伝わればと思って…。
こんな事言うのは凄い恥ずかしいですけど…調教して頂
く前に私の全部…見ていただけますか。
ちなみに私の写メは、
http://www.rea******.com/movid/hl
にありますけど、
恥ずかしいから今日だけ」

 ……。

 こんなメールである。

 ……いやー、なんという重い内容の相談なんだろう。調教して頂く前に私の全部を見ていただけますかなんて、いちホームページ作者のオレに言われてもどう対応していいかわからない。というより、調教して頂く前ってオレがあなたを調教しなきゃいけないの? 面識も無いのに?? まあかわいい子だったらしてもいいけどさ……

 これだけ「真剣に悩んでるんです」とか「少しでも真剣な想いが伝わればと思って」とか書かれたら、いくらなんでも無視するわけにはいかないと思う。なんらかの返事を出さないと、和香さんもがっかりして調教されるのを諦めてしまうかもしれない。そもそも名前が和香って、井上和香と同じ名前にしておけばこっちが井上和香を調教している姿を想像してムラムラするとでも思ってるのだろうか?? たしかにしたよ。ああしたさ!!

 ともかく、本文の最後も「恥ずかしいから今日だけ」で切れており、おそらくまだメールを書いている途中で送信ボタンを押してしまったのだろう、和香さんがそのことを本当に真剣に悩んでいる結果、とても動揺しているということが伺えるではないか。まあ彼女はこんなどこの誰かもわからないいちホームページ作者のオレを頼ってくれているわけだし、返信の前にとりあえず写メがあるというそのサイトを見てみよう。

 



 ってスパムメールかよっっ!!!



 ……。

 本文中のURLは念のため書き換えています。

 ということで、毎日100通以上来る迷惑メール、捨ててしまうだけの無駄なデータとはいえ無理やり拾ってみればこのようにブログが1回書けてしまうという、地球に優しいホームページ運営を実践してみました。この考え方、まさに成功はゴミ箱の中にってやつですね。実生活に応用していけば仕事もプライベートも可能性が広がるかもしれません。終わり。

 ↓喋るネコ

脳内メーカー

 今はやりの脳内メーカーにチャレンジしてみた。今はやりというのも少しどうかと思うくらい今や誰もがブログやmixiの日記に載せているありがちなものであるが、これをやることによってブログ1回更新したことになるから楽だよ、とアドバイスを受けたので、決してブログを書きたくないわけではないし、そもそも更新の義務など無いのだし書きたいことが無いのであれば更新を止めればいいだけなのであるが、でもブログはブログで何か書いて自分をアピールしないと薄い自分の存在がもっともっと薄くなって消えてしまいそうなので、自己確立も兼ねて(涙)ここは私自身の脳内をさらけ出そうと思う。

 そうそう、脳といえば頭だけど、1頭身2頭身という言い方があるよね。これはみんなよく使うよね。だいたい普通の人は、他人とすれ違う時、2回に1回は「あの人、7頭身くらいじゃないかなあ」なんて見当をつけると思う。テレビを見てもすぐにタレントの頭身を数えてしまうと思う。奇しくも小顔クイーンが発表されたなんていう記事も見つけたし、つまり誰でも1日5,6人くらいの知り合いやタレントを「あの人は○頭身だなあ」と勝手に決め付けているというのが、今の日本の偽らざる現状、若者の実態だと思う。

 ということで、1頭身2頭身という数え方に似た、別の物を数える方法を思いついた。それは、1亀頭身2亀頭身という数え方である。……これが何を数えるものかというのは、秘密です。ちなみに僕はノーマルな時は2亀頭身くらいですが、ビヨーンと力いっぱい引っ張ってみると4亀頭身くらいまで伸びます。結構伸縮自在なのにびっくりです。何の話をしているかは、秘密です。

 ということでおもむろに元の話に戻って、これがオレの本名で表示された脳内である。

Image

 なるほど!! そうだったのか!!

 という以上に特にコメントは見つからない。まあ悩みが多いのはみんなそうだし、きっと自分の名前でやってみてこの脳内表示が出たら、「あ、あたってる!」と誰もが思うのではないだろうか。

 引き続き、世を忍ぶ仮の名前である「さくら剛」でやってみた。

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 嘘ばっかりだ。

 さすがにこれはひどいような気がする……

 たしかに名前からして本名じゃない、嘘の名前だけど、これじゃあさくら剛としての言動や作品が全て嘘で固められているみたいじゃないか。1割くらいは本当のこともあるのに……。

 これはどちらかというと、彼女とか友人とかとお互いの脳内を見せ合ってキャーキャー騒いで楽しむものだな。何日も部屋に篭っている独身男性がやることじゃないな。誰とも騒げないんだよ。寂しいんだよ。いいよもう。

 ゲームでもやろうっと……

 脳内メーカー

 

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