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断食します

 アジアカップのサウジ戦の前にテレビ朝日のスタジオで名波浩が解説をしていたのだが、日本はどういう意気込みで試合に臨めばよいかというアナウンサーの質問に対して、「受けて立つんではなくて、ちょうせんじゃーのつもりで……」と答えていた。逆のパターンだと、「受けて立つんではなくて、チャレンしゃのつもりで……」になるな。

 しかしなんだ。昨日も今日も~夜眠れない~の~はどういう~わけだあ~~♪
 もう明日は休む。こんな寝不足で仕事に行こうとしたら、通勤途中で眠くて階段から落ちて死んだり、電車から降りる時にホームと電車の間に挟まって死んだり、駅まで歩く間に居眠り運転の車にはねられて死んだりするかもしれない。死ぬ危険があるのに仕事なんて行ってる場合じゃないだろう。他の何よりも命は大切だ。昨日買ってきたカラムーチョ(スティックタイプ)2袋よりもよっぽど大切だ。
 よし、休むぞっ!!! 大事を取って休んでやる!! おいおい体調が悪化するといけないから、明日は栄養のあるものを食べてよく休んでやる!!
 なんて子供みたいなことを言っていてはいけません。実際子供じゃないんだから。たしかに親から見ればまだオレは子供だけど、オレの子供から見たらオレはもう親なんだから。でも子供はいないぞ。
 基本的に、頭が冴えると全く眠れなくなることがわかった。つまり、寝たいと思う時間から、2時間前くらいからはボケーっとし始めなければいけない。動画の整理とか人のブログを読むとかマンガを読むとかゲームをやるとかそういう頭を使う高度な作業はしないに限るのだ。じゃあ何やればいいんだろう。2時間は頭を使わないように、寝てればいいんだ。寝てれば頭は使わないからな。だから寝る時間の2時間前に寝るようにすれば、寝られなくて苦しむことはなくなるのだ。それが出来たら最初から苦労しないんだよな。

 ところで、最近メシを食ったり食わなかったり食わなかったり食ったりしている。基本的に働く日は1日1食(夜だけ)なのだが、1日1食にもかかわらずなのか、だからこそなのか、朝昼食べないで夜になっても食欲が無いのだ。
 まあ何も食べないわけではなく、ドリンクを飲んでいる。ドンキでまとめ買いしてあるエスカップを1本ずつ会社の冷蔵庫に入れておき、勝ちたい時にはエスカップ~♪ 細川ふみえはFカップ~♪ と陽気に心の中だけで歌い(なぜなら声に出して歌うといじめの対象になるから)、肉体疲労時の栄養補給に努めている。職場でのオレの位置づけは、「栄養ドリンクを毎日飲んでいるオタクっぽい暗い人」になっているくらいだ。
 昨日の夜、オレは近くのすき屋で牛丼を食ったのだが、食べながらオレはずっと、「オレは本当にこの牛丼を食いたいのだろうか??」と疑問に思っていた。オレは今牛丼をすごく食べたくて、「牛丼が食いてええ!!」と思ってそこに来ているわけではないのだ。むしろ、「何か食べなきゃいかん」という義務感で牛丼を食べている。
 よく考えてみれば、これはすごく無駄な行動ではないだろうか?? 食べたくも無いメシを、わざわざ自分が一生懸命働いて稼いだ金を払って食べている。じゃあ、食べなきゃいいんじゃないか??
 そもそも、メシを食わなきゃいかんという考えが、先進国にいる人間としては間違っているような気がする。どう考えてもオレの体重67キロで餓死なんてするわけはない。これだけ腹の肉をつまめる状態で餓死する奴は絶対にいない。油断すると腹を左右の手の平で打ち鳴らして打楽器代わりに使っているような状態の人間が、餓死しようはずがない(号泣)。あの、今のはおもしろおかしくするために書いた冗談だから……。でも、誰にも言わないで。
 もしメシを食わなすぎて体がおかしくなるとすれば、それは体にある脂肪をほぼ全て燃焼させてからであろう。ということは、少なくともこの腹の肉がつまめる限り、あと20キロ体重が落ちない限り、「メシを食わなければいかん」などというへんな責任感を持つ必要は無いのだ。
 人が1日3回食事をするようになったのなんて、きっと人類が地球上に誕生して現代に至るまでの最後の最後の最後の瞬間のことだと思う。江戸時代には1日2食だったというし、人類の歴史上1日3食も食べること自体がおかしなことなのだ。見てみろ、うちのムクは1日1食しか食っていないのに、それでも近所の他の犬に比べてどう見ても太っているし、毎日1人で鎖の範囲内でぐるぐる馬鹿の一つ覚えみたいに元気に走り回っている。ムクを見ていれば、1日3食食べないと健康に悪いなんていうのはパン屋さんと飲食業の人たちが広めた悪い噂だというのがわかるではないか。
 ということで、これからオレは自分を偽らず、たとえどれだけ食べていない時間が続こうと、腹が減って心の底から「これが食べたい!」と思わない限りはメシを食べないことにする。食費も節約できるし、腹周りの肉も落ちそうだし、いいことずくめではないか。これを食事に対する新しい考え方として、マスコミでアピールすることも視野に入れたいと思う。健康法としてDVDも発売したい。1週間続けた購入者に対しては5000円のキャッシュバックを行うことも考えたい。そして人気が出てきたら来日したい。来日してテレビ局をハシゴしたい。
 というわけで、今日は日本発の新しい健康法、食への意識が誕生した記念すべき日である。だからサッカーを見る。イラクと決勝を戦うより、韓国とやる3位決定戦の方が見てる方は燃えるな……。

 ところで、東京都知事選挙の候補者だった外山恒一という人を知っているだろうか? こんな人である。その際は主にネット上で話題の候補であったが、おもしろ政見放送といえば内田裕也又吉イエスや放送できないホモの東郷健とか過去にもいろいろあり特に新鮮な印象はなかった。しかし、彼がダメ連に所属していた(そうだったのか)時に作ったというこの替え歌の動画を見て、かな~り印象が変わった。この無職を自虐ギャグに変えるセンス、言葉の選び方……。というか、他人のような気がしなくなってきた。

 何曲かの替え歌がありますが、元歌がよくわからないのがあります。コメント欄を復活させますので、元歌に使われているものがわかる方がいましたら教えてください。今のところ自分でわかったのは、斉藤由貴「夢の中へ」、井上陽水「東へ西へ」、さだまさし「関白宣言」だけです。元歌を勉強すればまた深みが増すのではないかと思います。

 あと、東へ西への中の「極貧、いつも極貧、床に倒れた~~」の床に倒れたの後が何言ってるのかわかりません。解読できた人がいたら教えてください。

おやつ(おおひなたごう)

 前回おやつのことを書こうとしていたら、途中で謝罪したりポリシーを述べたりしていてあれよあれよという間に1回分の文章が埋まり、肝心のおやつのことを書くのを忘れてしまった。

 ちなみに、同じような展開のネタをどっかで見たような気がするなあと思ったら、チュートリアルの絵本の漫才の冒頭部分であった。http://jp.youtube.com/watch?v=2NScon-lZ3A&mode=related&search

 やはりツッコミがあると面白さが違うなあ。ボケだけ淡々と書いていても最終的にツッコミなしで終わってしまうので、わかりやすくない。ツッコミを読んでいる人の脳内で行ってもらうことになってしまう。その点、2人だと強い。オレもゆでたまごや藤子不二夫のように2人一組で書いていけたらいいのに。といいつつ、現在既にこのサイトの旅行記は5人で分業で書いているのだけどな。本当は作者は1人ではなく、大学のお笑い同好会出身の5人組で相談し意見を出し合いながら、順番に書いているのです。その証拠に、旅行記だけでなくブログだって毎回違う人間が書いているんだよ。時々オカマみたいな言葉遣いになるのもその説を証明しているよね。

 ところでおやつは結局なんなのかということだが、それは何を隠そうククレカレーである。そうだ。そのククレカレーだ。3分ぐつぐつ鍋の中に入れるとお手軽にカレーのルーが出来上がるあれだ。

 そのククレカレーを温めて、シチュー皿に入れて食べるのである。ご飯はつけない。なぜなら、ご飯など洗って炊くまでに1時間もかかるからだ。ご飯のことを考えていたら、お気軽に食べられるおやつとは到底いえない。ご飯まで炊いてしまったらそれはおやつではなくてもはやご飯になってしまうではないか。

 なので、あくまでもククレカレーだけを、上品にスプーンですくって少しずつ食べるのである。たかがククレカレーとあなどるなかれ。りんごとヨーグルトを用いたまろやかで本格的なカレーなのである。そして、具材としてポークやにんじん、じゃがいもが入っているのだ。普通おやつといったら、元はイモだとしても結局イモ以外はチリパウダーとかそういうので、それはカラムーチョのことだけど、ピザチップスやプリングルスにしてもどうも体にいい感じがしない。むしろ一度に一袋全部食べてしまうと、翌朝気持ち悪くなる。

 その点、ククレカレーは調理されたじゃがいも、豚肉などが本物のカレールーの中に入っているわけで、おやつであってお菓子でない、お手軽に食べられるおやつ的位置づけであるけれど食事の一歩手前であるというか、健康的なものという気がするではないか。お値段も100円ちょっとと庶民でも手が出るクラスだ。だからククレカレーをたくさん買ってきた。小腹が減った時はククレカレーを食べている。完

 替え歌を作りました

 しばらく腰痛のため腰のけん引に行っていたのだけど、ちょっと調子がよくなるとサボりがちになってしまいまた腰が痛くて眠れない自分を励ますために、ある朝通勤途中に素敵な替え歌を作ってみました。元歌は、君に逢いたくなったらです。

 君にあいた~くな~ったら その日までがんばる自分でいたい~♪の部分を変えて、

 腰が~いた~くな~ったら すぐけん引に行く自分でいたい~♪

 これから腰が痛くなった時はこの歌を歌って、すぐに病院に行ってけん引をしてもらおうと思います。

 また、小林聡美のこのすさまじい体のキレを見ると、三谷幸喜さんが惚れたのもよくわかるような気がしてきます。次に転職する時にはインド映画の俳優を目指そうかな……踊りには自信があるし。

新しいおやつを見つけました!!

 最近、新しいおやつを発見した。いいや、新しいという言い方は適切ではないかもしれない。不適切だったかもしれない。この場にふさわしくないかもしれない。新しいなんて言ってしまうと、自分で最新の種類の食物を発見したかのような生物学的、物理学的、社会学的、100歩譲ってなに学的とかは関係ないとしても、明らかに斬新なもの、驚くべきことを成し得たかのように誤解されるかもしれない。もしそうだったら謝りたい。素直に、自分の非を認めたい。強情に謝罪を拒んでいても、結局それは自分のためなんかにならないんだ。謝るということを避けていれば、自分が追い込まれるだけではなくせっかく発見した新しいおやつに対しても礼を欠くことになる。
 たしかに適切で無いことを言ってしまった、それはもうどうしようもないことだ。決して取り返しのつかないことである。たとえ後から「あの時は酔っ払っていた」とか「そういうつもりではなかった」とか「バラエティ番組だったから」などと猪口才な弁明を並べ立てようと、一度発言してしまった内容、書いてしまった内容については後から消し去るということは絶対に出来ないのだ。とはいえこれはブログ、書いてしまったといってもDeleteキーを押せばたしかに文字の削除をすることはできる。
 だが、オレはそういうのは嫌いである。パソコンなら、画面上ならば、自分しか見ていないのなら一度書かれた言葉を後の時代の人間が永遠に消し去ってしまってもよいものだろうか?

 オレはそうは思わない。オレは、いつでもフェアな立場でいたいんだ。言葉で発したものが取り消しがきかないものならば、パソコンで書いた文章だって、一度でも打ち込んでしまった文字は消してはいけないのである。オレのホームページを読んでくれているみんななら知っていることだが、オレはいまだかつて自分が書いた文章を消したことなんて一度も無い。旅行記を書き始めてから、キーボードの上にあるBackspaceキーとDeleteキーを押したことは一切無いのである。毎回毎回、常に文章に対しては一発勝負である。どんな誤入力があろうと、訂正は絶対に行っていない。これは神に誓って本当だ。

 大体、人の一生というのは 大体、人間のすることというのは全て、一度行った事に対しては 行ったkとおに おと 行った事に対して後からそれを無かったことにするということは不可能なのだ。やってしまったこと、してしまったミス、他人を傷つけてしまったkとおb 傷つけてしまった言葉、それを時間をさかのぼって 遡ってなかったこt 無かったことにするなんていうことは誰にもdけいな で 誰にも出来ない。それなあr それならば、他のことだって、例えばノートに書いた文字、パソコンにうちこな 打ち込んだ文字、それだった さおr それだって書いたという事実は消えないわけだし、 いくら消しゴムで消しても いくら消しゴムでこすっても、Deleteで消去しても、一度その文字を打ち込んだ、文字を書いたという事実は絶対にけさ 絶対に消せないのである。だから、オレは今まで一度も消しゴムを使ったことがないし、パソコン上に一度打ち込んだ文字を消したことは無い。そうやっていつも旅行記wy 旅行記やブログを書いているのだ。

 ちなみに、おわかりと思うが上の一段落は本当にDeleteとBackspaceを一切使わないで書いてみた。わざとへんな風に書いてるんじゃないよ。こうしてみると、ほんの数センテンスのたいして意味も無い文章が出来上がるまでにもどれだけ多くの訂正がされているかがよくわかる。翻って、我々が日常生活で接している文章、映像、料理、商品、サービス、周囲の人達の成功、それらがどれだけ数多くの、大小無数の失敗を繰り返して出来上がっている物なのかが想像できる気がしてこないだろうか。
 話が少し逸れてしまったが、だからやはり一度出してしまった発言、コメントを消し去ることは出来ないものだ。消すことが出来ないのならば、素直にそれが不適切だったことを認め、今後認識を改めるということを表明し謝罪をすればよいのだ。新しいおやつ、その言葉が不適切だったということで、これだけ多くの人に指摘されている通り、たしかにオレは少し軽率だった。どういう新しいおやつを見つけたか、そのおやつのことをここで書きたいがために思わず言葉の持つ意味を深く考えない、愚かな発言をしてしまったのである。
 そりゃあ認めないのはいいよ。誰だって自分がかわいいもん。そりゃあ、自分のしたことが間違いだった、というのは過去のある時点での自分自身が間違っていたと認めるということだから、認めたくないという気持ちは誰しも持つものだと思う。しかしそんなことにこだわっていては、いつまでも先に進めないではないか。今回、オレはなにも「新しい」ということに重点を置いているわけではなく、自分が最近楽しんでいるおやつを、ブログを読んでいる少しでも多くの人に知ってもらいたい、子供たちに少しでも笑顔が戻って欲しい、そう思ってぜひ紹介しようとしているだけなのだ。だから、このおやつのことを一刻も早くみんなに伝えようと思うのならば、些細なプライドにこだわっているのではなく、謝って認めて済むところはすぐに謝罪、撤回をするべきなのだ。
 なので、謝ります。調子に乗っておやつのことを新しいなどと言ってしまった不適切な発言については、申し訳ありませんでした。これからは今以上に言葉を軽んじることなく、そして言葉を大切にしていきたいと思います。

報道されてしまった

 全国のお役所のトイレとかで、1万円札がたくさん見つかってるじゃないですか。毛筆のメッセージと一緒に。実は今まで隠していたけれど、あれを置いて回っているのは僕なんです。ニュースになったりしなければ、黙っているつもりだったのに……。先月くらいから、休日のたびに新幹線で全国を回って、なけなしの貯金を世のため人のためと思ってお役所に預けているんです。これで少しでも困っている人が助けられたらと願って。……と思ってよく思い出してみたら、やっぱり僕じゃありませんでした。そういえば、ここ3ヶ月は東京23区から出ていませんでした。

 http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/63987/

 北京のブランド水 半数がタダの水道水

 今さら特に中国の毒で驚くことはないけれど(あらゆるものが毒まみれだから)、でもされど、ミネラルウォーターの半分が水道水って中国滞在5ヶ月で何本水買ったと思ってるんだよ!!! 1日1本として、150本くらい買ってるんだぞ!!

 しかも、買う時は何軒か店を回って一番安いのを探したりしていたので、オレが飲んだミネラルウォーターのニセモノの確率は半分どころの騒ぎではないだろう。水道水が入っているのなら、わざわざ金を出して買わずに宿の水道の水を飲んでればよかったということではないか。宿の水道水と同じものを飲むために、オレは毎日金を払ってたんだろうか。

 だが水道水のニセミネラルウォーターを飲みまくっていた割には、そんなに中国では腹を壊していない。オレの腹が丈夫になったということもあるだろうし、きっとミネラルと思い込んでいたから、腹の方も「今腸を流れているのはミネラルウォーターだから、これは全然問題ないよ。これは下痢にならない水だよ」と勝手に判断して壊れなかったのだろう。思い込みってすごいなあ。

↓若き日の出川さんと岡村さん 状況:出川さんがドッキリの仕掛け人ということで後輩の岡村さんを呼び出し、自分はホモであるということを告白しSMプレイに持ち込もうとするが、実は騙されているのは出川さんの方なのでした。

病気になってしまいました

 あることが原因で、全身を激しい痛みに襲われている。それにしても、もう3日目だ。いったいオレはどうしてしまったのだろうか。なんでこんなに痛い目にあわなければいけないんだ。冗談じゃない。あり得ない。おおよよ~保険、保険を下ろして!! 保険金で病院に行かせて!!
 特に、腹の筋肉と脇近くが激痛だ。脇の近くの肉だ。ち脇肉おどるような感じだ。この脇の下あたりの肉をコリッとやる時のえもいわれぬ、「あわわわ~~~」と思わず老人の悲鳴のような声が漏れてしまう、やや気持ちよさを含む痛み。まだ病院には行っていないのだが、病名についてはおそらくこれだろうという予想はついている。きっとこれは、1850年代にロンドンをはじめとしたヨーロッパの各都市を襲い、黒死病と恐れられた筋肉痛という病気である。そうに違いない。だって筋肉が痛いのだから。
 そもそも、職場の変人仲間である中性的な友人にビリーズブートキャンプというエロDVDを借りてしまったことが間違いの始まりであった。最初に彼に話を聞いた時、裸同然の姿をした黒人さんと白人さんが入り乱れ、体勢をいろいろ変えながら、時には喘ぎ声をあげて汗だくになって関係するDVDだという説明を受けたため、これはもう見なければ向こう5年間は後悔すると、ビリーを見ずして変態を名乗れるか、真の変態はおまえではなくオレの方だ!! 職場随一の変態のポジションはおまえには譲らん!! ということで、ありがたく借りることにしたのだ。
 しかし家に帰ってプレステ2にDVDをハメこみ、コントローラーを寂しく操作して再生してみると、なんだか筋肉モリモリの黒人さんが「オレについて来い!」とか「キミならできる!」なんて馴れ馴れしく声をかけてくるではないか。そんな見ず知らずの黒人にいきなり命令されても困るし、いくら年上だからって初対面の時は敬語を使うのが礼儀だと思うのだが、しかし映画「プレデター」でシュワちゃんと同じチームにいた軍人さんにそっくりな彼は、自分に負けるな!とか、オレたちがついてるぞ!! なんて励ましてくるものだから、ついつい乗せられて50分間一緒に運動してしまったら、まんまとこの全身を襲う筋肉痛である。
 はっきり言って、これは告訴ものである。DVDを買った視聴者をこのように重篤な体調不良にしてしまうのだから、販売会社にはぜひとも損害賠償請求を行いたいと思っている。以前ポケモンのアニメを見た子供が意識を失うという事件があり、それ以来「テレビをみるときは、へやのなかをあかるくしてみてね!」なんてテロップが流れるようになっているが、同じように、このDVDにも最初に「DVDをみるときは、けっしてうごかずにじっとしながらみてね!」と注意を入れるべきであったのだ。それが無いがために、思わず黒人の彼の魅惑的な口車に乗せられて運動をしてしまい、このような体の不調に襲われることになったのである。

 まあそれはそうと、それにしても、いくら自分の部屋で誰も見てないからといって、これは恥ずかしい。誰もというか、エルモズが見ていたので運動している間は布団をかぶせておいたほどだ。エルモにすら見られたくない姿だ。テレビに向かいながら1人で「サークル!サークル!」とかいって四股立ちの体勢で腕をぐるぐる回したりしているのだ。姿は見えずとも、大音量でやっていたので隣の部屋の人は「あ、隣の奴ビリーズブートキャンプ買いやがったな」なんてバカにした笑いを浮かべているに違いないのだ。きっと大学に行けばサークルの仲間にも「オレの隣の部屋の奴さあ、ビリーズブートキャンプやってるんだぜ」なんてチクるに決まっているのだ。チクるならチクれよっ!! 将来たるんだ腹筋をびらびら垂らしているおまえの横を、引き締まった体でモデル並みの美しい彼女を連れて歩くのはオレなんだからなっ!!! 最後に笑う者が最もよく笑うんだ!!!
 まあしかしなんとか筋骨隆々のおじさんに励まされているうちに恥ずかしさは無くなり、いつの間にかメンバーの人たちと一緒に1セットが終わるごとにオレも「ワオーーッ!」とか「フーーーーッ!!」とか声を上げ、喜びを分かち合うようになってしまった。最後には、全力で「ビクトリー!!」とも叫んだよ。
 しかし、そもそもオレは常日頃からちゃんと腕立て腹筋背筋スクワットと結構な数を定期的にこなしているのである。特に腹筋は1日おきに100回以上行っている。それにもかかわらず、たった1回ビリーの運動に付き合っただけで激しい腹痛(いつもの下痢になるのじゃないやつ)に襲われるのである。いったいオレは今までなにをやって来たんだ。
 よーし。こうなったら、とことんやってやる!! オレはやるぞっ!! 新しい自分になってみせる!! オレのことを笑ったあいつらを、きっと見返してやるんだ!! 

 

きっちり順番は守ろう

 なんでも、ハワイ沖で世にも珍しい8本足のイカが発見されたという。

 しかしこれはすごいことなのだろうか。なんといっても通常イカといえば足は10本。1匹のイカから10本のゲソが取れるというのは居酒屋界では常識である。ゲソ160本の発注が入ったら、普通のイカなら16匹用意すれば済むところを、この新種のイカだったら20匹も集めなければならない。実に不経済なイカであり、いくら新種といえど、今後も人気が出るかどうかといったら望み薄であろう。

 しかしもしかしたら、世にも珍しい8本足のイカは、そもそもイカではないということも考えられる。この生物を発見した人物が実は海洋生物の知識の非情に少ない人で、「おおっ! なんだこいつは!! 世にも珍しい8本足のイカを見つけたぞ!! 新発見だ! こんなイカ見たことない!!」と興奮したはいいが実は彼が捕まえたのはイカではなくただのタコだったということもあり得るのではないか。足がたくさんあったらなんでもかんでもイカだと思っていたんだよきっとこの人は。

 実際、この記事の写真を見るとタコっぽくないか? だいたい、赤い色してるじゃねーかっ! イカは普通白いだろう!! 回転寿司にいってもイカは透き通るように薄く白いじゃないか!! いつもペランペランだぞ!! イカの向こう側にワサビが薄緑色に透けてるもん!! だからこれはタコなんだ!!!

 ちなみに、タコではないとしたら、ただ単に足を2本ほどウツボに食われてしまったイカだということも考えられる。なにしろ無料サービス中のゲソが何本も水中に漂っているのである。海中のオヤジ魚たちがこ酒の肴を見逃す手は無いだろう。また、この赤い色は、きっとイカがタコを食ったのだ。イカがタコと戦って、2本の足を失うという壮絶な死闘の結果、タコを丸呑みして勝負は決着、その結果足が8本で赤い色のイカが誕生したと考えることもできる。どれもなかなか信憑性のある説であり、このような一書生のブログだけに納めておくのは実に勿体ないことだ。でも、納める。

 それはそうと……

 元モーニング娘。の飯田圭織ができちゃった婚だそうだ。

 ついこの間、辻希美が同様にできちゃってしまって、ギャルルを脱退するハメになったのは記憶に新しい。元モー娘のメンバーが2人続けて結婚を発表し、しかもどちらも結婚を発表した段階ですでに妊娠しているという状況である。

 おいおいおい……。

 なあ、ちょっと順番が違うんじゃねーかお嬢さんたちよお!? もうちょっと社会常識とか、周りの人間の気持ちを考えたらどうなんだ!! わかってるのかテメーコラ!! 非常識なやつらめっ!!!

 もう一度言おう。

 ちゃんと社会人として、順序ってものをわきまえろよっ!! 順番が違うだろうがっ!! 仮にも大人なら、元リーダーであり最年長の中澤裕子が先に結婚するのを待ってやるのが礼儀だろうが!! それが順序だろう!! 中澤ねえさんの気持ちを考えてみろよっ!!! 自分の娘くらいの年齢の辻ちゃんに先を越されてるんだぞ!!!!

 ……。

 あら?

 そういうことじゃなかったかしら??

 ……まあとにかくオレが言いたいことは、飯田さんと中澤さんの話は置いといて、この藤波辰巳の歌を本気で売り出そうとした人々に敬意を表するということである。

 マッチョドラゴン by藤波辰巳

お耳直しにZARDをどうぞ

久間防衛相辞任

 なにやってんだよ安倍内閣!! もうこれで3人も閣僚が交代してるじゃないか!!

 と力強く書いてはみたがまあそんなことに興味はないので置いておいて、テレビをつけたら「おっ、アテンションプリーズの続編か!?」と思ったらベッキーが出てる新幹線のやつだった。飛行機が新幹線に。スチュワーデスが車内販売員に。上戸彩がベッキーに。いずれにおいても規模が小さくなっている。ベッキーを主演に据えるとはなんという冒険野郎なんだ……きっとディレクターは生まれながらのギャンブラーなんだな……と思ったらさすがに単発ドラマだった。

 ちなみに東海道新幹線といえばオレの実家に通じるルートを走っているのだが、帰省の時に乗ったことは3回くらいしかない。すべて非常時だ。他の20回くらいは、御歳30を迎えて尚、ゆったりと旅情溢れる東海道本線である。運賃が倍違うため、ちょっとしたバイト気分で鈍行に乗っている。所詮3,4時間の差なのだ。これがアフリカやアジアの旅先だと考えたら、40ドルほどを浮かせるためなら40時間くらいは平気で電車に揺られると思う。なにしろケニアとエチオピアとの国境では、5ドル多く払うのを惜しむために助手席を諦めてトラックの荷台でまる2日間サバンナを走ることを選んだ身である。そのオレがたった3,4時間というわずかな時を惜しむために4000円も多く払ういわれはなかろう。どうせ早く帰ったってその後実家で30時間はゴロゴロ寝そべって過ごすのだ。狭い日本そんなに急いでどこへ行く。世界は狭い(広いけど)。タイムイズマネーである。

 ちなみにタイムイズマネーというと、世の中の第一線で働いている人たちにとっては「時間を節約するためなら金は惜しまないでどんどん使え」という格言だろうが、私たち低所得層にとっては「時間を売れば金が買える」という意味に変わるのである(号泣)。こちとら時給労働者だ。自分の貴重な時間を毎日コツコツ経営者さまに奉げていけば、その時間に応じたお給金がもらえるのである。まさにタイムイズマネーではないか。……ちょっと待って。ちょっと男泣きさせて。「勝ち組」「負け組」って言葉を作った奴、余計なことしてんじゃねーよ。絶対その区別を最初に考え出した奴は自分は勝ち組だと思ってるんだろ。オレは勝ち組でも負け組でもない、休場組だ! ……うーん、イマイチ。

 だいたいそんなに1分1秒を惜しんでどうするんだよ。普段新幹線ですっ飛んでる区間を鈍行に揺られて歩いてみれば、決していつもの速度では見られなかった浜辺を這い回るカニや、森の中で樹液に群がるカブトムシ、通学路に咲いた真っ赤なヒヤシンス……。さすがにいくら鈍行とはいえそんな細かいもの見えません。電車は電車なんだから。遅い方の電車でも乗用車くらいのスピードは出てるんだよ。正直、そんなに新幹線の景色と見える物は変わらんよ。

 しかし、人間やはりそうセカセカしてばかりだと、心の中にも余裕がなくなってしまうのではないだろうか。この国の人たちのように、もっとおおらかな気持ちで電車の旅を楽しんだらどうか。

http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-25998320070516

 インドでは走行中に電車が止まってしまったため、乗客がみんなで30分以上かけて車両を約4メートル押したという。

 30分で4メートルだから、東京~熱海の約100kmを押して進もうと思ったら12500時間、1日24時間休みなく押し続けて1年半ほどかかるわけだ。どうだ。さすが何事にも動じないインドの方々、おおらかな心を持っているだろう。というかアホだろう。

 乗客が押して動かすという時点ですでにこれは電車ではない。人力車ではないか。歩いた方が早いのは言うまでも無い。ちなみに停止した原因は、『1人の乗客が緊急用チェーンを引っ張ってしまったことが原因とみられている』とのこと。なにやってんだよおまえっ!! 好奇心が人生の全てかっ!!!!

 でもって、それはおまえの足だっ!! 一人二役かよ!!!

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