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ゴールデンウィーク

 ゴールデンウィークとかどうでもいいから。9連休それがどうしたって感じ。なぜなら、カレンダー通りの職場ではないから。とはいえ、普通のサービス業ではないのでGWはそれなりにヒマそうだからいいんだけど。まあ人が休んでいる時に働いて、その分平日に休む方がどこ行くにも空いていていいんだよね! ああ、なんかブログを作ったばっかで何書いていいかわからない人みたいな内容だなこりゃ……。

 ちなみに、昨日は昭和の日らしい。昭和の日なんていう祝日があったことを基本的に知らなかった。たしか以前はみどりの日とかいって、元々は天皇誕生日だったんじゃなかろうか。平成になってから今上天皇のお誕生日12月23日が「天皇誕生日」となったわけだが、しかし以前の天皇誕生日はまだ祝日のままなのだ。これは素晴らしいことだ。この調子で祝日が増えていけば、今から365代後の天皇陛下の時代には、天皇誕生日の蓄積で1年まるごと祝日になる可能性もある。そうなった時には絶対カレンダー通りの仕事に就きたい。普通のサラリーマンになればカレンダー通り1年中休みになるが、飲食業で働くことにでもなったら逆に1年中ずっと繁忙期だ。しかしその頃にはオレ自身も骨すら地球上に残っていないだろう。そんなところまで人類が生き延びているかどうかもわからない。そもそも星の寿命というのは必ずあるわけで、何億年か後には太陽が膨張して地球が飲み込まれるのだ。そうしたら全てが無になるのだ。たとえ輪廻転生があっても過去も未来も全て無だ。そもそも、2012年に地球がフォトンベルトに突入し人類滅亡なんていう説もある。

 ところで、最近「今年始まってから今まで仕事を辞めずにいる」ということで(大人として当たり前だが)、自分へのご褒美としてタイ米は炊いて西遊記DVDBOXを買った。ドラマの孫悟空といえば香取慎吾でもなく本木雅弘でもなく堺正章だという団塊の世代には涙なくしては見られない、西遊記 DVD-BOX 1西遊記 DVD-BOX 2である。パキスタンではガンダーラ遺跡の跡地に座ってモンキーマジックを歌い、西安では玄奘三蔵の墓の前で夏目雅子を思い黙祷を捧げたものだ。

 タイ米は炊いてってある意味文章としては合ってるけどさ……。なんで「たいまいはたいて」って打ったら「タイ米は炊いて」が最初に変換されるんだよ……。

 それはそうと西遊記、勿体なくてまだ第2話までしか観ていないが、しかし特撮のしょぼさとは対照的に会話のセンスやギャグが全く時代を感じさせないみずみずしさである。これは脚本を書いた人の手柄なのか、悟空や八戒のアドリブなのか。しかし悟空や八戒だけでなく、時々夏目雅子まで面白いことを言うのに驚愕させられる。

 例えば、第2話で三蔵法師と悟空が蔵の中にいる時に周りから火をつけられるシーンがあるのだが、そこで慌てた夏目雅子が「悟空! 助けておくれ!」と堺正章のスカーフ(?)を引っ張るのだ。そもそも夏目雅子な上に三蔵法師なのだから、取り乱して悟空に助けを求めること自体が「ええっ!」というショッキングなことだ。三蔵は何度も悟空に助けを求め、悟空に「わかりましたって! そう慌てないでおっしょうさん!」と諭されて一旦落ち着くのだが、堺正章が脱出するための力を貯めようと集中すると、そこでまた「悟空! 助けて!」と三蔵法師がスカーフを引っ張るのだ。そして「ちょっと待ってって!! 落ち着いてって言ったでしょうおっしょうさん!!」と悟空に怒られていた。あの夏目雅子がである。このシーン、面白くて何度も巻き戻してしまったよ……。

 小学生の頃再放送で毎日見ていたが、大人になってから観てみるとあらためて現代でも十分通用するギャグセンスに唸らされる。やはりこのノリが時代を超えて語り継がれている理由なのだろう。それに、ところどころで今や大御所になっている俳優が若い姿で(妖怪とかで)出ているのも新たな発見で楽しい。

 まあ西遊記はそんな感じで出し惜しみしつつ見て行こうと思うのだが、肝心なのは「自分へのご褒美」という点についてだ。これが今回言いたいことである。

 この西遊記のDVDもそうであるし、よく聞くのはOLが「自分へのご褒美」と称して高い料理を食べたり服やアクセサリーを買ったりというものなのだが、ここで考えてほしい。自分で金を出して買ってたり食べたりしているのに、いったいどこがご褒美なのだろうか??

 例えば子供の頃、お手伝いをしたりピアノの発表会でうまく演奏できたりとご褒美をもらう時、お父さんやお母さんが「じゃあがんばったご褒美に、自分のお小遣いでお菓子を買ってきなさい」などと言うだろうか?? はたまた、例えばドッグフリスビー大会に出場して優勝した犬に、「よし、頑張ったご褒美に、勝手に農場に行って牛を襲って牛肉でも食べなさい」と言うだろうか?? いや、普通は、子供や犬にはご褒美をあげる方が何か買ってあげるだろう。

 そう考えると、「自分へのご褒美」などと言って自分の金で何か買うというのは非常にナンセンスである。自分の給料で自分の物を買ったり食べたりするのがご褒美ならば、働いている人間ならば誰もが毎日ご褒美を貰っていることになるではないか。そもそも自分の金なのだからご褒美とは言えない。

 もし「自分へのご褒美」ということをちゃんと実行するならば、「じゃあ今日はよく頑張ったからご褒美ね」と言って、高級ブランド店で万引きをしたりフランス料理屋で食い逃げをしたり、そうすればちゃんとご褒美を貰ったことになり、なおかつ逮捕勾留されて長期休暇まで取れるという、そういうことは考えたとしても本当にやってはいけません。結局、大人になってしまったら、もう本当のご褒美などもらえないのです。

 ところで、1週間後くらいからトップページのブログへリンクする場所を変えて、一番上に持って来ようと思います。スクロールしないでもブログをクリックできるように。だからいつもの所に茗茶房という文字が無くても慌てず騒がず画面の上を見てください。フーン

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