シマウマ
中国の石景山遊楽園パクリ問題が話題になっているが、「ディズニー模倣を超えた!大胆すぎる新たなニセモノが登場―吉林省長春市」という見出しでのニュースを見つけた。下のサイトを見てほしい。
http://newsflash.nifty.com/news/rcdc_photo/ta__rcdc_20070510010.htm
シマウマってこんな柄だったっけ……。普通のシマウマは、こんなふうに縞が消えかかっていたりせず、もっと全身がきちんとシマシマになっているんじゃないか。このように。なんなんだこの違いは。
ちなみに、これが本当のシマウマかどうか動物園の係員に尋ねたところ、「このシマウマはアフリカから来た。アフリカから来たのがシマウマじゃなければ、なんだっていうんだ」と答えたという。たしかに、アフリカにいるのは馬ではなくてシマウマだ。オレも見たぞ。たしかにアフリカにはシマウマがいた。係員がそう言うからには、本当にシマウマなのだろう。きっと、アフリカから中国まで長旅をしたため、疲労や磨耗で縞もかすんでしまっているのである。よくわかるよ。だって、オレもアフリカから中国まで旅したせいで体のシマシマが全部なくなっちゃったもん。旅立つ前はシマシマ作者だったのに、中国に辿り着く頃にはただの作者になっていた。
普通の馬にペンキで色を塗っただけではないか? という疑惑も浮かんでいるようだが、しかし色を塗って何が悪い。アフリカのシマウマだって、赤ちゃんの時は真っ白だけど、こっそり親のシマウマが木の陰とかでシマを塗ってるんだぞ!! オレは見た!! たしかにアフリカで見たぞ!! 親シマウマがハケを持って子供にシマを描いているのを!!
「ディズニー模倣を超えた」などと書かれているが、これはシマウマの著作権侵害とかにあたるんだろうか?? コントで芸人が顔に黒塗りをして黒人のマネをしたらそれは黒人の著作権を侵害したことになるのだろうか。たしかに、これによってシマウマに実害があるかどうかといえば、このニセモノが1頭いれば、その分1頭の本物のシマウマが中国に出稼ぎに来て外貨を獲得するチャンスを失うわけだから、これは損害賠償請求を起こされても文句は言えないかもしれない。とはいえ、シマウマが訴訟を起こすなど前代未聞である。そんなの聞いたことが無い。草を弁護士費用に充てることは出来ないし。
まあもしこの係員が馬にシマを塗ってシマウマと言い張っているだけなら問題ではあると思う。そういうのが詐欺にならないなら、熊を白いペンキで塗って白熊にしたりパンダにしたり、ムクを黒く塗ってドーベルマンにしたりしてもよいということになる。
しかしこいつはドーベルマンカラーにしてもきっと戦闘能力は上がらないだろう。ドーベルマンの自覚も無くブクブクと寝てばかりいるはずだ。いい年してオモチャで遊んでいるし。
まあともかく、シマウマはいいとしてもディズニーの模倣はいかんよ。やっぱりディズニーは模倣しちゃいかん。オリジナルキャラクターで勝負しなきゃダメだよ。オレだってちゃんとオリジナルな動物キャラを自分でデザインしたんだから。 でも、このキャラたちはあらぬ疑いを受けたらすぐに削除します。
↓オレもパソコンのモニタを見ている時の集中力は尋常じゃないので、もしこれをやられたら即座に意識を失うと思う。