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時は全てを変えてしまうのか

 松岡農相の自殺のせいで坂井泉水の死亡ニュースが削られるのは納得がいかない。長年に渡って恋する男たちの心を癒し続けてきた、いや、恋しない男も男性も女性もある程度の大人ならば何度となくZARDの歌に元気づけられることがあったはず。多くの人々の心を清らかにし励ます曲を作り歌った坂井泉水。本来、今日明日のワイドショー、報道はZARDのニュース一色であってしかるべきなのだ。よりによって、なぜ松岡農相は今日首を吊ったのだろうか。それは午後に「緑資源機構の官製談合事件」というなんだかよくない事柄について国会で追及を受けることが予想されたから、とテレビで言っていたので多分そうなのだろう。

 しかしひょっとして松岡さんもZARDにならったということはないだろうか。もしオレが死のうかどうしようか、少しでも死のうと思っていて、そしてある日の朝坂井泉水が自殺を疑われるような不自然な形で亡くなったのを知ったら、よし、坂井泉水が死んだならオレも死のう、とふんぎりがつくような気がする。そうすれば坂井泉水に近づけそうだから。

 好きな人にとっては、坂井泉水というのは慰めてくれて、汚れていなくて、美しくて、懐かしくて、心の故郷と言っても過言ではない存在なんだ。特に、20代後半から30代前半。特に男子。特に学生時代辛い失恋を体験した人間。それはオレか……。朝、「坂井泉水転落死」の文字を見た時の衝撃。知り合いでない人が死んだということにこんなにズガガガガガガガガガガガガ~~~~~~~~~~~~~~~ン!!!!!! と激しくショックを受けたことは無い。

 思えば人生で初めて買ったCDアルバムというものが、ZARDの「揺れる思い」であった。旅行記のどこかで書いたが、これも生まれて初めて女の子に告白したのが高校3年の時であったのだが(遅い?)、「つきあってくれん?」と心臓が喋っているかのごとく震えて細く発した先輩の命がけの言葉に、無邪気なフカポン(後輩の女の子のあだ名なのです)は「どこへ?」と答えてくれたものだった。

 その日はクラスメートが計画を立ててくれてね……。何人かでボーリングに行って、男女ペアでチームを組もうなんて話になって、オレとその娘がペアになるようにみんなで仕込んでくれて……。帰りも2人っきりになるようにしてくれてね。並んで自転車を漕ぎながら、前々から練っていた「帰り道ではこれこれこういうことを話して、別れ際に勇気を出して告白する」という作戦をずっと頭の中で確認しながら、そして徐々に実行しながら、まあそんなこんなで、お決まりのパターンだっ!!!! 「考えさせてください」と言われて、しばらく立っても返事が無くて、仕方ないから1週間くらい後にこっちから電話して、当時は携帯なんかないからいきなり家に電話してお母さんが出て、「○○さんいますか」ってマヌケに娘さんを呼び出して、

 思い出すことにより精神に与えるダメージがあまりにも大きくなることが予想されるため、このあたりで思い出話は終了させていただきます。

 結局「今好きな人がいるので……」ってフられたんだよっ!!!!

 そんな時にですね。何度繰り返しZARDの曲を聴いたか。そりゃあ、坂井泉水は東京のどこかにいる有名人で、負けないでとか、キミと歩き続けたいとか、彼女が歌っている時にオレの存在など1細胞たりとも認知していないに決まっているけど、しかしそうだとしても「きっと坂井さんのようにオレを思ってくれる人がどこかにいるんだ」とZARDの曲を聴くたびに慰めの妄想をして涙とともに悲しみを少しずつ少しずつ流していったのだ。坂井泉水さん、情けない軟弱で惨めな高校生を救ってくれてありがとう。しかし、それからまた、何年も時は過ぎた。

 http://www.youtube.com/watch?v=vGpbXLEL3y8&mode=related&search=

 坂井泉水さんが40歳になっていたということを知って、子供は大人になり、大人は年老いていくものだということを、そして若いと思っていた自分の世代がずっと若い世代のままではないという現実を突きつけられたような気がする。高校生の頃の自分と今の自分がどこが変わっているのか全くわからない、わからないというより変わっていないのだが、内面は成長しなくても実際に年齢は重なり高校生だったオレも二十歳になり30になっているのだ。坂井泉水が40歳になっていたように。

 病院のスロープの、手すりを乗り越えた跡が残っていたという報道もあり、また、手すり自体が1m20cmと、女性の胸の高さということでただ雨で滑って転落したというのはあまり考えられないと、オレも思う。

 坂井さん自身もまた、汚れていなくて美しくて懐かしい自分が年齢とともに変わっていくのが怖かったのではないだろうか。自分の生きていたことを輝かせるために死に際を自分で決めるというのは、とても正しくて勇気がいることだと思う。人間というのはずるずるずるずると楽な現状を引きずってしまうものだ。だらだらと生きてしまうものだ。坂井泉水に癌との闘病なんて似合わない。将来、「あーあ、もう坂井泉水もおばちゃんになっちゃったなあ。昔彼女の曲好きだったのになあ」と思うことがもう絶対になく、未来永劫永久にZARDの曲を好きでいられるように、これでなった。そう考えてみれば、彼女自身にとっても、ZARDを愛する数多くのファンにとっても、ZARDがZARDであり続け坂井泉水とその歌が美しくあり続けるための、最も良い形の終わりになったのではないだろうか。

 負けないでと歌いながらガンとの闘いに負けたのではないかと言われていたりするが、彼女には今日というゴールがあって、そのゴールの直前の直前まで、入院生活の中でも作詞をしたり次のライブの打ち合わせをこなしたり、まさに彼女の詞の通り、負けないで最後まで走り抜けたのである。いやー、作詞をしたりとかってただニュースで言ってたことそのまま書いてるだけなんだけどね……。別に見たわけじゃないんだけど。でもきっとそうなのだ。そのはずだ。だって坂井泉水なのだから。

 彼女はオレがファンになった頃には全然テレビに出ていなかったんで、CDの歌詞カードを見るのがほぼ唯一の坂井泉水の姿を知る方法であった。ZARDのアルバムを買うというのは、そういう「坂井泉水ミニ写真集」的な歌詞カードを手に入れるという楽しみも含んでいた。だいたいどれも横顔で(一番キレイに見える角度なのだろう)、それはもう神聖な、霞むような美しさであった。レースクイーン時代の水着写真集が超高額プレミアつきで売られているのを知った時はこれまた衝撃的だったなあ。欲しかった……。本当に様々な方面から楽しみを与えてくれたのがZARDの坂井泉水だった。ZARD以上に好きになる歌手は、過去も未来も現われることはないだろう。そもそも学生時代に愛した曲よりも印象を残す歌に大人になってから出会うことなんて、あり得ないと思う。ZARDがテレビに出ず、メンバーがいるのかいないのか正体不明なものだから、「言ってなかったけど、実はオレZARDのメンバーなんだぜ」とカミングアウトするギャグもよく使ったなあ。

 彼女は美しく死んでいったけど、やっぱり悲しいものは悲しい。時が経ってしまったことが悲しい。テレビを見ていてふと「おっ、この曲ZARDだな?」と新曲に出会うことが無くなってしまったのが悲しい。さらに、悪いけど松岡さんの自殺のせいで坂井泉水の死がニュースを独占できていないのも悲しい。坂井さんはなんにも悪いことをしていないのに。運命というのは、とにかく不公平である。ZARDフォーエバー!! ZARD! ZARD!!

 坂井さん、生きている物ってどんな食べ物ですか……。

まさみちゃん下痢決定

 やめろ~~~

 やめてくれ~~~インドなんかに行かないでくれ~~~~

http://www.nikkansports.com/entertainment/p-et-tp0-20070523-202794.html

 長沢まさみちゃんが、ガンジス河でバタフライのロケで本当にガンジス河でバタフライをするらしい。これは衝撃的なニュースだ。

 たかのさんの原作ではバラナシのガンガーでバタフライをするわけだが、あのガンガーの水は、バックパッカーですら水滴が口に入っただけで高熱で倒れるという、中国産の殺人ペットフードなみの猛毒なのである。沐浴のために一度ポシャンと潜っただけで、たとえ水を飲まなくても唇についた河の水をちろっとナメるだけでも高熱決定なのである。ホームレスに限りなく近い人種であるバックパッカーですらそうなのだ。

 そんなガンガーでまさみちゃんが慣れないバタフライで何度も撮影を行ったらいったいどうなるだろうか。若くして鬼門に入ることにもなりかねないのではなかろうか。そうしたら1度のスキャンダルもなく輝いたままの急逝、夏目雅子を超える伝説の美少女アイドルとして永遠に後世に名を残すであろう。ああ、まさみちゃんが下痢になっている姿を想像すると、なんかムラムラしてくるぞ……。やばい、到底ブログで書ける内容でないことがあれこれ浮かんできてしまう……おお……まさみちゃんの下痢……もう我慢できん……

 ううっ。ちょいとトイレに行ってきます。

 帰って来ました。はあー、すっきりした。

 ガンジス河の猛毒ぶりは普通の日本人が想像し得るレベルを超えたものなので、事務所の方々がそのあたりに気付けば、もっと上流でバタフライロケをするよう依頼することだろう。水のキレイなところで。なにしろガンガーといえばインド人の洗面台で風呂でトイレでプールでゴミ箱で死体処理場である。下流に行けば行くほど水に占めるインド人の体液や排泄物や内臓や死体の濃度が増えるのだ。とにかくまさみちゃんを無事に泳がせるためには上流に上流に向かうしかない。いっそのことヒマラヤあたりまでさかのぼれば、我らがまさみちゃんの清純を守れるのではないか。

 もしバラナシなどでロケを行おうものなら、その直後から20年はバラナシのインド人の間で長澤まさみちゃんネタが横行することだろう。バラナシにある全カーペット屋が「うちの店に長沢まさみが来たんだぜ!!」と言い、全偽ガイドが「長沢まさみが来た時にガイドをしたんだぜ!!」と主張し、全占い師が「長沢まさみも占ってやったんだぜ!!」と捏造し、全ボート漕ぎが「長沢まさみを乗せたんだぜ!!」とウソを重ねるであろう。今後数年間は、1日に町全体で2000回はインド人によって「ながさわまさみ」という言葉が発せられるに違いない。

 なんといっても、個人的にはインドにまさみちゃんが行くというのがイヤだ。まさみちゃんといえば高潔で純粋で神々しいイメージではないか。インドといえば下品で詐欺で汚物的なイメージだ(あくまでも個人的なイメージであり、実際のインドとは異なる可能性があります)。その2つのものが重なってしまったら、まさみちゃんのイメージも少々下品で汚物的になってしまうではないか!!!! 今までのようにまさみちゃんを見ることが出来なくなってしまう!!! それは許せん!!! 高潔なものがじわじわと汚らわしいものに毒されて行くのは見るに耐えないんだ!!!!!

 こうなったら、オレも7月中旬にあわせてまたインドに行こうかな……。そしてまさみちゃんがバタフライを決行するのを見計らって、ガンガーの水中に潜んでそして泳いできたまさみちゃんを捕まえて……ううっ……ああ……我慢できん……

 ちょっとトイレに行ってきます。

 ……。

 ふう。帰ってきました。

 いやー、しかしまさみちゃんのことが今後どのようにインド人のボッタクリ作戦に組み込まれるのか、とても気になることだ。なにしろ深夜特急の大沢たかおネタがいまだに現役で使われているからな……。大沢たかおと共演したんだ、と名乗るインド人にいったい何人会ったことか。その時の出演料で店を買ったんだ、だからキミもうちのカーペット屋にきなよ。当時の写真を見せてあげるよ。と言われてノコノコついて行くと、監禁されて買うまで出してもらえないのである。絶対まさみちゃん詐欺が横行するぞ……。 

 ともあれ、今から放送が楽しみでなりません。自分のイメージの中での最高の善と最低の悪が(あくまでも個人的なイメージです)混ざる姿は、これはもう全裸で正座をして鑑賞し録画して保存版にせずにはおれません。DVDも買うぞ!!!

 それにしても、たかのてるこさんの役を長澤まさみちゃんがやるというのがどうも……なんというか……とってもピッタリだと思います。そっくりだし。

目には目を

 ビッグカメラに1人さみしく電球を買いに行ったところ、レジで「今クイズに答えると賞金が当たるキャンペーンを行っているんです。この紙に記入おねがいします!」とおねえさんに言われた。その糸+氏=紙を見てみると、なにやら「ビッグカメラのなんやらは今年で何年目?」みたいな問題が書いてあり、住所とか名前とかクイズの答えを書く欄があった。

 いきなり紙とペンを渡されたので、断れない私はいつもどおり暗~いオーラを出しながら、今にも死にそうな顔色で仕方なくクイズにチャレンジすることにした。ああ面倒くさいなあ。オレはただ電球を買いに来ただけなのに。トイレの電球がチカチカなって、排泄をしている時に突然真っ暗になったりしてオバケの仕業かと思ってものすごい怖いから、新しい電球を買いに来ただけなのに。近くの京王ストアに行ったら同じ大きさのやつが無かったからわざわざ新宿のビッグカメラまで来ただけなのに。早く切り上げて、福しんで麻婆定食と餃子を食べて帰りたいのに。まあいいや。

 なんですかクイズって。どういう問題ですか。簡単なんでしょうか。

「クイズの答えは3です」

 えええっっ!!!!!!

 まだ問題文すら読んでいないというのに、おねえさんがオレにいきなり答えを教えてきた。ちょっとちょっと! これじゃあ全然クイズに答えるキャンペーンじゃないじゃないですか。せっかく柔軟な頭でなぞなぞには強いところを見せようと思ったのに。だいいち、出題者である店員さん自ら答えを教えてしまっていいものか。大学教授だって、入試問題を事前に予備校の講師とかにばらしたら、逮捕されて教授の職も失ってしまうじゃないか。もしこのことがマスコミにばれたら、彼女も解雇されてしまうのではないだろうか。それに、店員さんが責められるだけでなく、オレまでがカンニングしたみたいになって悪いイメージができてしまいそうだ。たまたま答えを聞いてしまっただけで、本当は自力で答えられるのに。

 いや、もしかしたら、答えは3ですと言っておきながら、おねえさんはウソをついているのかもしれない。何しろオレがもさーっと突っ立ったまま何も言わずにネクラでオタクな感じでクイズ問題を読んでいるものだから、この煮え切らない姿を見てムカムカしたおねえさんがわざとウソの答えを教えて意地悪をしているのかもしれない。絶対にオレに賞金がいかないようにとかいって。だったら最初からこんなのやらすなっ!!!!

 いちおうおねえさんの言うがままに個人情報を書いて提出しました。当たるといいなあ。1万円をもらったら、紀伊国屋に行って欲しい本を1万円分買います。本当は焼肉を食べに行きたいけど、1人で焼くのは寂しいので。

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 ↑目が痛いので、対策としてアイピローを買った。アイピローというのはこういうので、目が疲れた時に目の上に乗せてリラックスするものだ。モノマネが得意な小倉優子ちゃんの部屋にもあるよ。オレも上のwebサイトはケンコーコムの通販でクレジットカード番号を入力して買ったのだ。しかも2つも。ホット用とアイス用を買ったのだ!! もうビタミンBの目薬を注しても錠剤を飲んでも痛いものは痛くて治らないようので、度の低くてさらに電磁波ブロックのビジネスレンズとかいう目に優しいはずのメガネをメガネスーパーで買って、その上、目を温めたり冷やしたりするために2つもアイピローを買ったのだ。片方は普通の形だが、片方は熊である。熊を冷凍して、冷凍熊を目の上に乗せるのである。白熊だからきっと冷凍しても平気だろう。

 青い方はレンジで温めて目にあてがうのである。ここ数日は、タオルを水につけて絞ってレンジでチンしていたが、水タオルをチンすると持てないくらい熱くなるのだ!! レンジから出す時にあらよっ! ほっ! よっ! というように熱すぎてポンポン放り投げなければならない。そしてとても熱すぎて目に乗せられないし、ならばもう少しレンジで温める時間を短くすればいいのではないかなんていう名アイディアは思い浮かばなかったので、とても不便だった。しかも熱いわりには、冷まして目に乗せるとほんの2,3分で熱が無くなってしまうのだ。

 ということでジェル製(しぼりタオルより多少は保温効果があるよ)のキチンとしたアイピローがやっと家に来たのだが、実はオレはこの前にもひとつ、3000円近くもするヒノキの香りがするというアイピローを買っていたのだ。しかし憎たらしいことに、それは丁度よい大きさということで現在下の図のようにエルモズの枕として使用されてしまっている。おかげでオレが使えなくなってしまったので、新しく今回また自分用を購入したのだ。

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 最近は部屋でエルモズと話すくらいで、いちおうまともに仕事をしているのにもかかわずほとんど人間と喋っていないような気がする。だから、生身の人といざ会話をする場面に遭遇しても、いったいどういう話をしていいかわからない。もうこのまま1人で生きていくのかなあ。とりあえずいずれ孤独死することは確実だと思う。今死んだとしても、1年間は気付かれない自信がある。涙が出てきたぞ。

おまえはもう死んでいる

インド州議会選:「あなたは死んでいる」と投票拒否

 インドで、選挙の投票に行ったところ職員に「あなたは死んでいる」と言われて投票を受け付けられなかったという人が続出しているそうだ。住民のリストをコンピューターで管理しており、入力ミスなどでデータ上「死亡」となってしまった有権者が何人もいるというのだ。

 うーん、相変わらずインドは国を挙げて世界中を笑わせようとしているらしい。あんたら……、おもしろければ何でもいいのか?? 選挙くらい真面目にやったらどうなんだ!!! これだけデータ管理がずさんならば、きっと「あなたは死んでいる」だけでなく、そのうち「あなたはまだ生後6ヶ月のはずなので選挙権などありません」とか、「あなたは市のデータでは牛として登録されています」とか次々と新ネタを繰り出してくるだろう。逆に、ノラ牛がたまたま投票所を通りかかったら、こちらもデータのミスにより普通に有権者と判断され投票を許されるのではないだろうか。いくらなんでも、せめて年齢認証くらいちゃんとして、一定年齢以下の牛には投票をさせるべきではない。

 それにしても、投票所で職員に「あなたは死んでいます」と言われたというが、管理がずさんというよりも、実際にてくてくと投票所まで来た人に対して「あなたは死んでいます」とごく普通に説明した職員もむちゃくちゃである。だって、どう見ても生きてるじゃないか。死んでいるのにどうやって投票に来るというのか。なにかゾンビ的な感じで、死人が未練を残して投票に来たと思ったのだろうか??

 まあ、下の映像を見る限りでは、インドでは死者が甦ってダンスを踊りながらやって来ることもあるようだから、職員が勘違いをしても不思議ではないのかもしれないが……

 きっとその投票所の現場では、住民と職員が「あんたは死んでるんだ!!」「いや、死んでないだろうが!! こうして生きてるだろ!!」「死んでるって言ってるだろう!!」「どこが死んでるんだよ!! こうやって喋ってるじゃないか!!」「でも死んでるんだ!! コンピューターがそう言ってるんだから間違いない!!」のような世にも不思議な怒鳴りあいをしていたことだろう。

 うーむ。どんなIT大国なんだ……。

シマウマ

 中国の石景山遊楽園パクリ問題が話題になっているが、「ディズニー模倣を超えた!大胆すぎる新たなニセモノが登場―吉林省長春市」という見出しでのニュースを見つけた。下のサイトを見てほしい。

http://newsflash.nifty.com/news/rcdc_photo/ta__rcdc_20070510010.htm

 シマウマってこんな柄だったっけ……。普通のシマウマは、こんなふうに縞が消えかかっていたりせず、もっと全身がきちんとシマシマになっているんじゃないか。このように。なんなんだこの違いは。

 ちなみに、これが本当のシマウマかどうか動物園の係員に尋ねたところ、「このシマウマはアフリカから来た。アフリカから来たのがシマウマじゃなければ、なんだっていうんだ」と答えたという。たしかに、アフリカにいるのは馬ではなくてシマウマだ。オレも見たぞ。たしかにアフリカにはシマウマがいた。係員がそう言うからには、本当にシマウマなのだろう。きっと、アフリカから中国まで長旅をしたため、疲労や磨耗で縞もかすんでしまっているのである。よくわかるよ。だって、オレもアフリカから中国まで旅したせいで体のシマシマが全部なくなっちゃったもん。旅立つ前はシマシマ作者だったのに、中国に辿り着く頃にはただの作者になっていた。

 普通の馬にペンキで色を塗っただけではないか? という疑惑も浮かんでいるようだが、しかし色を塗って何が悪い。アフリカのシマウマだって、赤ちゃんの時は真っ白だけど、こっそり親のシマウマが木の陰とかでシマを塗ってるんだぞ!! オレは見た!! たしかにアフリカで見たぞ!! 親シマウマがハケを持って子供にシマを描いているのを!!

 「ディズニー模倣を超えた」などと書かれているが、これはシマウマの著作権侵害とかにあたるんだろうか?? コントで芸人が顔に黒塗りをして黒人のマネをしたらそれは黒人の著作権を侵害したことになるのだろうか。たしかに、これによってシマウマに実害があるかどうかといえば、このニセモノが1頭いれば、その分1頭の本物のシマウマが中国に出稼ぎに来て外貨を獲得するチャンスを失うわけだから、これは損害賠償請求を起こされても文句は言えないかもしれない。とはいえ、シマウマが訴訟を起こすなど前代未聞である。そんなの聞いたことが無い。草を弁護士費用に充てることは出来ないし。

 まあもしこの係員が馬にシマを塗ってシマウマと言い張っているだけなら問題ではあると思う。そういうのが詐欺にならないなら、熊を白いペンキで塗って白熊にしたりパンダにしたり、ムクを黒く塗ってドーベルマンにしたりしてもよいということになる。

Image_19

 しかしこいつはドーベルマンカラーにしてもきっと戦闘能力は上がらないだろう。ドーベルマンの自覚も無くブクブクと寝てばかりいるはずだ。いい年してオモチャで遊んでいるし。

 まあともかく、シマウマはいいとしてもディズニーの模倣はいかんよ。やっぱりディズニーは模倣しちゃいかん。オリジナルキャラクターで勝負しなきゃダメだよ。オレだってちゃんとオリジナルな動物キャラを自分でデザインしたんだから。 でも、このキャラたちはあらぬ疑いを受けたらすぐに削除します。

 ↓オレもパソコンのモニタを見ている時の集中力は尋常じゃないので、もしこれをやられたら即座に意識を失うと思う。

ビーチバレー

 今日テレビを流し見していたらやっていたのだが、「ボンレスハム」というのは「骨が無いハム」を指す言葉らしい。ボーンレスハムを短くしてボンレスハムなのだ!! 今まで30年間生きてきて初めて知った。ボンレスハムというのは、ボンレスという会社が作っているからボンレスハムなんだと思っていた。そしてよく考えてみれば、ハムなんてもうここ何年も食べた記憶が無い。普通に1人暮らしをしていたら、ハムを食べる機会なんて皆無だ。それに、飲みに行ったってファミレスに行ったって食堂に行ったってハムなんて無い。コンビニでメシを買ってもハムなんてついてない。だから、もうオレは1人暮らしを始めてから10年以上ハムレス生活を送っている。ボンレスハムレス作者だ。

 ちなみに最近目が痛い。目が痛いというより頭が痛い。今日ははるばる渋谷のラブホテル街まで映画を観に行ったのだが、2時間集中して目を使ったらもう頭がガンガンに痛くなり、ラブホテルに向かうカップルの女性の方を凝視して「へっ、全然かわいくないね。そんなかわいくない女子を連れてホテルに行こうが、全然うらやましくないね!!」と情けなく勝ち誇ることも出来ずに、すごすごと帰宅するしかなかった。帰宅してショボショボと目薬を注しても頭痛が治らず、早々にコンタクトを外して横になって目をつぶっていたらそのまま寝てしまった。このままでは半引きこもり生活に支障が出るではないか。芸能人は歯が命かもしれんが、引きこもりには目が命なのだ。最近あまりに目を酷使しすぎているため、ここらで1週間くらい田舎で過ごしてボケーっと目を休めたい。どこに行けばいいのだろう。田舎といえば、宮崎だろうか。だって石原慎太郎が田舎だと言っていたから。

 ビーチバレーの妖精浅尾美和ちゃんが優勝を狙っていた大会で3位になり、悔し泣きをしているという。その記事がこれだ。

http://www.nikkansports.com/sports/p-sp-tp0-20070507-195092.html

 悔し泣きをしている写真が載っている。しかし、「大泣きする浅尾美和(左)と西堀健実」と書いてあるが、あんまり悲しそうに見えないのはオレだけだろうか。むしろ美和ちゃんなんて、喜んでいるように見える。なんでインタビュースペースのようなところで2人で立ってこっち向いて泣いているのだろうか。普通負けて悔しかったら砂の上でうずくまったり顔を隠したりして泣かないか? もう一度見てみても、美和ちゃんの方はどう贔屓目に100歩譲っておおらかな気持ちで見ても大泣きしていない。むしろ神道方式で何かを祈っているではないか!! お祈りだ! お願い、作者さんと結ばれますように! なんて祈ってるのかなあ! ……まああれこれケチをつけてみたが、結論はただひとつだ。浅尾美和ちゃんはかわいい。ただそれだけだ。オレの体を力いっぱいアタックしてほしい。

 目が痛かったため今日は特別にパソコンをお休みし、1話だけ西遊記を見ることにした。そしたらますます目が痛くなった。よく考えたら、パソコンをしなくてもテレビを見たら同じことだ。その上、パソコンはお休みしてブログを書こう、とこうしてパソコンの画面を凝視しながらブログを書いているとやはりガンガン頭が痛くなっている。ブログもパソコンのうちだった。忘れていた。ああ~あたまいて~~目が~~目が~~

 それにしても西遊記が面白すぎて、牛魔王の息子として出ていた妖怪の役者さんを「あ、この人見たことある」と思いわざわざグーグルで検索したところ、その役者さんが所属しているプロダクションのホームページを見つけた。探していたのは「大門正明さん」という人だったのだが、しかしそれ以上に、そのプロダクションのサイトのトップページに妙に目を引かれた。目が痛いというのに。引かないでくれ、痛い目を。

 そのプロダクションは「たむらプロ」というところなのだが、そのトップページには、所属している役者さんの顔写真がランダムで8人分表示されるようになっている。ところが! 所属の役者さんの数がそんなに多くないため、ランダムで8人表示されるその写真、必ず2、3人は同じ人の写真が表示されてしまうのである! 

 意味わかるだろうか。ランダムで8人の写真が選ばれるのだが、「同じ人の写真をダブって出さない」というプログラムが施されていないために、8枚の写真の中に必ずといっていいほど同じ写真があるのだ。実際に見てもらった方が早いであろう。以下のリンクをクリックしてみてほしい。そして、何度もリロードしてほしい。なんともアホらしい気分になるから。

http://www1.odn.ne.jp/tamura-pro/

 これ上4人、下4人というレイアウトなのだが、何度もリロードしていると、その4人横並びの中に何枚も同じ写真が並んでしまう。下手したら、4枚中3枚が同じ人物になってしまうのだ。例えばこんなふうに。

Image3_4

 まさか右に並んでいる彼は、ざ・たっちを超える3つ子の役者さんということではないだろう。

 こんなふうにツーペア的なのもある。

Image22_1

 この2人は顔はともかく、かなり似た雰囲気の写真だと思う。服の色とか髪型とか。だから最初、これが表示された時には「おおっ、遂に4人揃ったか!!」とぬか喜びをしてしまった。このページでしばらく遊んでいると、何度もリロードをしてこの際横4人全部同じ写真にしてやりたいという気持ちになってくるのだ。無料で遊べるスロットマシーンである。4人揃ったら、たむらプロさんより粗品が送られるらしい。オレは10分ほどやっていたが、3人が限界だった。また明日挑戦するぞ!

 ちなみにこのプロダクションの役者さんは、我らが井上真央ちゃんの出世作である「キッズウォー」シリーズに出ていた人が多い。今でこそ井上真央ちゃんといえば泣く子もハァハァと萌える勢いだが、オレがインド旅行記に「普段日本ではキッズウォー2とともに起床するオレだが……」などと書いていた頃はまだひっそりと昼ドラに出ている暴力的ないち子役だったのだ。だから、キッズウォー時代から真央ちゃんを見ているオレこそが、真に真央ちゃんを愛する資格があるファンなのだ。花より男子で初めて真央ちゃんを知った奴が真央ちゃんファンを名乗るのは100年早いんだよ!!! 引っ込んでろオラ!!!

 上の写真(ツーペア)の右側の人は真央ちゃんの母親の生稲晃子の職場の大工の棟梁役の人だ。って「の」が多いぞ。ワードで書いたら「の」の下にたくさん波線が入るだろう。他にも、真央ちゃんの父方のおばあちゃん役の女優さんや、学校の先生なんかもいる。たむらプロなくしてキッズウォーひいては現在の井上真央ちゃんは無かったとも言えよう。さすがたむらプロさん。真央ちゃんを世に送り出した上に、ホームページでは役者さんスロットマシーンで遊ばせてくれるなんて、まさにエンターテイナーです。

 機械が壊れただけなのに、なんだか殺人現場的な重々しい空気を感じさせる動画。

ゴールデンウィーク

 ゴールデンウィークとかどうでもいいから。9連休それがどうしたって感じ。なぜなら、カレンダー通りの職場ではないから。とはいえ、普通のサービス業ではないのでGWはそれなりにヒマそうだからいいんだけど。まあ人が休んでいる時に働いて、その分平日に休む方がどこ行くにも空いていていいんだよね! ああ、なんかブログを作ったばっかで何書いていいかわからない人みたいな内容だなこりゃ……。

 ちなみに、昨日は昭和の日らしい。昭和の日なんていう祝日があったことを基本的に知らなかった。たしか以前はみどりの日とかいって、元々は天皇誕生日だったんじゃなかろうか。平成になってから今上天皇のお誕生日12月23日が「天皇誕生日」となったわけだが、しかし以前の天皇誕生日はまだ祝日のままなのだ。これは素晴らしいことだ。この調子で祝日が増えていけば、今から365代後の天皇陛下の時代には、天皇誕生日の蓄積で1年まるごと祝日になる可能性もある。そうなった時には絶対カレンダー通りの仕事に就きたい。普通のサラリーマンになればカレンダー通り1年中休みになるが、飲食業で働くことにでもなったら逆に1年中ずっと繁忙期だ。しかしその頃にはオレ自身も骨すら地球上に残っていないだろう。そんなところまで人類が生き延びているかどうかもわからない。そもそも星の寿命というのは必ずあるわけで、何億年か後には太陽が膨張して地球が飲み込まれるのだ。そうしたら全てが無になるのだ。たとえ輪廻転生があっても過去も未来も全て無だ。そもそも、2012年に地球がフォトンベルトに突入し人類滅亡なんていう説もある。

 ところで、最近「今年始まってから今まで仕事を辞めずにいる」ということで(大人として当たり前だが)、自分へのご褒美としてタイ米は炊いて西遊記DVDBOXを買った。ドラマの孫悟空といえば香取慎吾でもなく本木雅弘でもなく堺正章だという団塊の世代には涙なくしては見られない、西遊記 DVD-BOX 1西遊記 DVD-BOX 2である。パキスタンではガンダーラ遺跡の跡地に座ってモンキーマジックを歌い、西安では玄奘三蔵の墓の前で夏目雅子を思い黙祷を捧げたものだ。

 タイ米は炊いてってある意味文章としては合ってるけどさ……。なんで「たいまいはたいて」って打ったら「タイ米は炊いて」が最初に変換されるんだよ……。

 それはそうと西遊記、勿体なくてまだ第2話までしか観ていないが、しかし特撮のしょぼさとは対照的に会話のセンスやギャグが全く時代を感じさせないみずみずしさである。これは脚本を書いた人の手柄なのか、悟空や八戒のアドリブなのか。しかし悟空や八戒だけでなく、時々夏目雅子まで面白いことを言うのに驚愕させられる。

 例えば、第2話で三蔵法師と悟空が蔵の中にいる時に周りから火をつけられるシーンがあるのだが、そこで慌てた夏目雅子が「悟空! 助けておくれ!」と堺正章のスカーフ(?)を引っ張るのだ。そもそも夏目雅子な上に三蔵法師なのだから、取り乱して悟空に助けを求めること自体が「ええっ!」というショッキングなことだ。三蔵は何度も悟空に助けを求め、悟空に「わかりましたって! そう慌てないでおっしょうさん!」と諭されて一旦落ち着くのだが、堺正章が脱出するための力を貯めようと集中すると、そこでまた「悟空! 助けて!」と三蔵法師がスカーフを引っ張るのだ。そして「ちょっと待ってって!! 落ち着いてって言ったでしょうおっしょうさん!!」と悟空に怒られていた。あの夏目雅子がである。このシーン、面白くて何度も巻き戻してしまったよ……。

 小学生の頃再放送で毎日見ていたが、大人になってから観てみるとあらためて現代でも十分通用するギャグセンスに唸らされる。やはりこのノリが時代を超えて語り継がれている理由なのだろう。それに、ところどころで今や大御所になっている俳優が若い姿で(妖怪とかで)出ているのも新たな発見で楽しい。

 まあ西遊記はそんな感じで出し惜しみしつつ見て行こうと思うのだが、肝心なのは「自分へのご褒美」という点についてだ。これが今回言いたいことである。

 この西遊記のDVDもそうであるし、よく聞くのはOLが「自分へのご褒美」と称して高い料理を食べたり服やアクセサリーを買ったりというものなのだが、ここで考えてほしい。自分で金を出して買ってたり食べたりしているのに、いったいどこがご褒美なのだろうか??

 例えば子供の頃、お手伝いをしたりピアノの発表会でうまく演奏できたりとご褒美をもらう時、お父さんやお母さんが「じゃあがんばったご褒美に、自分のお小遣いでお菓子を買ってきなさい」などと言うだろうか?? はたまた、例えばドッグフリスビー大会に出場して優勝した犬に、「よし、頑張ったご褒美に、勝手に農場に行って牛を襲って牛肉でも食べなさい」と言うだろうか?? いや、普通は、子供や犬にはご褒美をあげる方が何か買ってあげるだろう。

 そう考えると、「自分へのご褒美」などと言って自分の金で何か買うというのは非常にナンセンスである。自分の給料で自分の物を買ったり食べたりするのがご褒美ならば、働いている人間ならば誰もが毎日ご褒美を貰っていることになるではないか。そもそも自分の金なのだからご褒美とは言えない。

 もし「自分へのご褒美」ということをちゃんと実行するならば、「じゃあ今日はよく頑張ったからご褒美ね」と言って、高級ブランド店で万引きをしたりフランス料理屋で食い逃げをしたり、そうすればちゃんとご褒美を貰ったことになり、なおかつ逮捕勾留されて長期休暇まで取れるという、そういうことは考えたとしても本当にやってはいけません。結局、大人になってしまったら、もう本当のご褒美などもらえないのです。

 ところで、1週間後くらいからトップページのブログへリンクする場所を変えて、一番上に持って来ようと思います。スクロールしないでもブログをクリックできるように。だからいつもの所に茗茶房という文字が無くても慌てず騒がず画面の上を見てください。フーン

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