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仕事のことなので漠然と書けそうなところだけ書く

 仕事先で英語研修なるものを受けた。それを受けさせられることになったのは、業務上「英語対応」が必要な部分があり、周囲の人々、役職が上の方々から「おまえは1年も外国に行っていたんだから当然英語が喋れるだろう!! 英語対応やれゴラア!!!」と勝手に決められてしまったのである。

 別にオレは職場では変態キャラでホームページを作っていることは勿論、外国に行ったことがあることも話していない。そういう話は日常会話では話す機会など無いもので、では日常会話で何を話すかというと、「普段家で何してる~?」とかその程度なので、そういう場合オレは「外に出ずにインターネットしてる」と答える。だからとりあえず職場では完全引きこもりオタクキャラが定着し出した昨今だ。

 だが実は今いる会社は数年前にも関係していたところで、その数年前の仕事を辞める時に「すいません1年くらい旅に出るのでこれ以上働くのは無理です」と駄々をこねて去ったという記事が残っていたりする。そのため、当時からオレを知っている人々、当時の上司、とか昔同僚だったのに今は上司!! みたいな人が数人いらっしゃり、その方々だけはこの変態サイトのことは知らずとも1年間日本にいなかったことは知られていたのである。

 そのような理由があり、オレは「英語なんて喋れないです!!」と散々訴え続けていたにも関わらず、ある日突然「はいおまえ小遣い5000円あげるからこれから英語喋れ」と有無をいわせず決められてしまったのである。

 ところが、ここに大きな問題が隠されているのを大人たちはわかっていない。正直、一般的には「1年間海外にいた人」というと「英語が喋れる人」と思われる可能性もあるとは思い思ってしまった人を責められるものではないと思う。英語が話せると10億人と話せる、なんて金城武が悩殺ポーズで言っていたものだからなんとなく中居クンと言えば中野アナ、プリクラ、みたいな感覚で海外といえば英語、と思われているのだろう。

 では昔も今もお世話になっている上司の方々の予想通り、オレが1年間華やかな海外セレブ生活の中でトレビアンにペラペ~ラと英語を話していたかというと、まずは一番の長期滞在であった、その海外滞在期間の半分の時間はオレはどんな言葉を喋っていたかというと、メモに漢字を書いて中国人と筆談だこのやろう!!!!!

 せいぜい喋ってしぇいしぇい、うぉーしーりーべんれん、うぉーぷーほぇしゅおちょんこうほわ、うぉーしゃんちゅいふぁんしゃん、ぴぃぇんいーてぃある、つぉーそーほーりんゆいつぁいふぁんちぇんりーま(トイレとシャワーは公共ではなくてちゃんと部屋の中についていますか)? あるしーすーしゃおしーろーしゅぇいりんゆいま(24時間ホットシャワーが使えますか)?? ほーりほーとー(バカ)!!! ほーりほーとー(バカ)!!! ほーりほーとー(バカ)!!! ※中国人に向かってくりかえし

 こんな生活半年もしてて英語が上達したと思われるのははなはだ遺憾である。

 ちなみにもう半分はどこにいたかというと、インドとかベトナムとかカンボジアである。上達したのは英語ではなく、騙し詐欺ボッタクリ嘘に遭った時に「てめえナメたことぬかしてんじゃねえぞコラ? ああん?!!」とかます日本語での脅しである。ニューヨークとかロンドンで留学生活を送っている人と比べると英語の使用頻度は100兆分の1だ。

 たしかに白人のツーリストや騙してくるインド人や宿の人などと英語で喋る機会はあるが、たいてい出身地と旅の経路の話をすると会話が終わる。もしくは「ユートールドミー30ルピー(おめえが30ルピーって言ったんだろうが!!)!!」何度も繰り返し怒鳴るという、到底英会話とは呼べないレベルのものである。たまにジギジギの話とかガールフレンドの話はするが……。それでも「アイハブノーガールフレンド!!」とお決まりのフレーズを毎回叫び、テープレコーダーの機能を果たすだけである(号泣)。

 一応、英語だけでなくどんな言語でも窮地に追い込まれた時に日本語とジェスチャーでなんとかするという特殊スキルは少しついているが、仕事でオレに求められるのは電話対応である。ジェスチャーと表情が封じられた世界では、オレに外国人との意思の疎通は無理だ。

 ちなみに「英語受けろゴラァ!! この変態が!!」と命じられた時に「無理です!! 仕事のレベルで話すなんてできるわけないでしょ! 僕の実力をあなたたち全然わかってないですねゴラァ!!」と反論してみたのだが、その後で話したことの無いもう少し偉い人が来て励まされてしまい、「は、はい、とりあえずやるだけやってみます」と答えてしまうという体たらくを見せ、すかさず冒頭で述べた英語研修なるものを受けるハメになってしまったのだが……

 しかしその研修はさらなる恥を生む、拷問のような2時間であったのだ……。長くなってもったいないので次回へ続く。

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