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徐々に復帰

 なんとかメシが食えるようになり、肩も上がるようになりましたが、ちょっと休憩しますので、今週は旅行記の更新はおやすみさせていただきます。来週も再来週もその先もず~~っと。お休みします。にしたら楽だろうけど、そんなにはお休みしません。今週はお休みします。来週はお休みしないといいと思います。しない心意気でいきます。

 しかしこういう時はソバだ、ソバしかないと思って駅までの道にありながら4年くらい行ったことが無かったソバ屋に行ってみると、安くて美味かった。なんで今まで行かなかったのかというと、行くと悲しくなりそうだったからだ。ふる~い小さい引き戸の中が見えない店構えからしておじいさんおばあさんがやっているのは明らかで、おじいさんおばあさんがやっているお店に行くと、悲しいのとはちょっと違うがなんか悲しくなる。ただの悲しいのとはちょっと違うんだけど。なんだろう。でも悲しい。余計なことをすごくたくさん考えてしまう。

 そう考えて行かなかったわけだが行ってみたらまた来たいと思った。天ぷらそば450円は今時。もっと値上げすればいいのに。でもこれを期に、そのほかの小さいそば屋さんにも行ってみようと思う。カレー中華ラーメン牛丼カレー中華ラーメンとんかつ弁当の不健康サイクルの中にこれから庶民派ソバ屋さんを加えようと思う。

 とはいえ、そのソバ屋さんはたしかにおばあさんがやっていたが、そこそこ繁盛しており、オレの次の次くらいに来たこれまたおばあさんのお客さんが「ごめんなさい、今日はおそば無くなっちゃったの」と断られていた。オレという余計な若造の珍客が来たばかりに、もしかしたら平和に細々と営業していたおそばやさんの秩序を乱してしまったのかもしれない。今後も通うようになったら、「あら、またこの男の子来ちゃったわ。おそばの数は決まってるから常連さんの分をこの子に出したくないんだけど……」とか思われるのかもしれない。

 そうなるくらいだったらおじいさんおばあさんに悪いのでもちろん行かないが、行った方がいいならぜひ行きたい。行った方がいいのか行かない方がいいのか、おばあさんに本音を言ってほしい。でも絶対言ってくれないだろう。どうすればいいんだろう。来て欲しいと思われて行くのが一番いいのだが。「おそばやさんがオレに来てほしいか新しいお客さんにはもうあんまり来てほしくないかどう思っているかわかる機械」でも発明されればいいのに。

 食中毒をきっかけに元気を失いつつある今日この頃である。元気が無い時は自分で元気を作らねばならない。だが元気を作る元気なんて無いぞ。

 

金曜日からの話

 寝ながら書いている。こんなことになってしまったのはあくまでも自分のテキトーさが原因であり、某フライドチキン販売会社さんにはなんら責任の無いことである。いや、責任の一端、何パーセントかはあるかもしれないが、ともかくもオレが自ら招かなくてもよかったのに招いた災いである。

 金曜はまさに地獄であった。日本での生活史上最悪の苦しみを味わったといえるであろう。朝の通勤時、電車に乗っている時に腹が何かおかしくなっているのを感じた。しかし、下痢ラであり腹痛マスターとしては腹がおかしいのは朝飯前でお茶の子さいさいであるので、まあ金曜日でもあるし疲れているだけなのだろう、でも今日さえ終われば家に帰って11時から未来創造堂で西尾由佳里アナに萌えて深夜までYoutubeのおもしろ動画探しでもして、明日も明後日も昼まで寝ていられる……そしてファーストキッチンのチーズポテトとガーリックバターポテトをつまみながら蒼天航路を読んで、ウハウハ。

 とウハウハしていた。しかし、金曜午前中、仕事をしながらも腹はどんどんおかしくなっていた。何度かトイレに行った。最初は腹の具合だけだったが、次第に全身に悪寒が。腸を中心に内臓、ひいては体全体に毒が拡散している。腹痛マスターは、すぐにピンと来た。

 これは、食中毒である。なんつっても、こちとら食中毒経験は豊富だ(号泣)。古くは大学時代に名古屋のクレタで食べ放題のカレーを食って倒れ、旅の間はスーダンでステーキを食って、インドでキムチを食って生ける屍となった。食中毒の時の体調の大きな特徴といえば、原因である該当食品を頭の中に思い浮かべると、その瞬間吐き気に襲われるということである。

 果たしてその食品は今回は何かというと、その前夜遅くに食べたフライドチキンである。これはカーネルさんでおなじみの最大手フライドチキン会社で買ってきたものであるが、しかし賞味期限が過ぎていた。今話題の賞味期限切れの商品ではなくて、オレが賞味期限の切れているものを勝手に食ったのだ。購入したのはその2日前であり、冷蔵庫に入れていたとはいえ期限切れからまる2日経ったフライドチキンを食ったのだ。

 もちろん2日前に期限の過ぎたフライドチキンなど、インドやスーダンでなら刺身クラスの新鮮な食物という位置づけであろう。それより新鮮なものを食べようとしたら、養鶏場の鶏を直接食うしかない。まさかオレがそんなものに当たるなどとは予想だにしなかった。とはいえ当たったのは事実だ。医者に行ったわけではないが、症状は完全に食中毒である。汚すぎてここには書けないが食中毒には特有の○○の○○とかがあるのだ。汚い中で「あー、懐かしい……インドを思い出すぜ……」とか感慨深くなってしまったくらいである。

 さて、12時の時点でもうこりゃとても1日持たんな、と結論づけた結果あっさり早退を申し出て帰宅したのだが、そこからもう1分おきにグングン体調が悪化。電車に乗っている間、椅子に座りながらも膝をかかえて丸まりうめき、乗り換え後も電車の発車まで6分間がひたすら長く、「とりあえず10秒数えてみよう。10秒を数えるのを何回も繰り返せばそのうち発車時間になるはずだ……」と自分を励まし10秒を何度も数えた。何度も何度も数えているうちになんとか発車した。だるいもしくは痛いというのが第一で、そしてじわじわと下痢の次の波が……。

 食中毒時の下痢は気合でどうにか我慢できるものではない。これを我慢しようなどと思ったら漏らすこと確実である。最寄り駅に着き、徒歩7分で帰宅というところまで来たがここで爆発10秒前になり、本屋でトイレに駆け込んだ。トイレで爆発。
 なんとか気合で立ち上がりパンツを履いて、家まで歩く。意識がうまく働いておらず、視界の周りの部分が白い。中心部だけがぼんやり見えている状態である。こんな見え方をこの地域がするようになろうとは……。とりあえずあの信号まで、あのコンビニまで、あの白黒のネコのいる家までがんばろうと細かく目標を定めながらなんとか帰宅。

 布団に入りぶっ倒れる。猛烈に寒くなる。サ、サムイ……毛布と布団2枚にくるまってエアコンもつけているのにガクガク震えてしまうのだ。さらに激しい頭痛。そして、だるい時というのは普段あまり調子のよくない関節にダメージが来るので、オレの場合は肩と腰に激痛が来た。ノンストップ激痛で、下痢より寒さより今回はこれが一番きつかった。下痢はもちろん止まらない。

 体温は最高で38.6度まで上がったが、オレはここ7、8年日本では風邪で熱を出したことも無いのである。日本でここ7、8年熱を出したことが無いオレが38.6度というのは、普通のよく熱を出す人にしてみれば体温が50度くらいまで上がるのと同等だといえよう。もう二度と日本で熱で倒れることは無いと信じていたのだが……。これは、やはり年齢によるものなのだろうか。むむう……これが30歳というものなのか……。

 そこから翌朝まで20時間くらい。体の痛みの中で幻覚なのか夢なのか、完全に頭がおかしくなってしまった。体としては寝ようという用意はあるようなのだが、頭が暴走しており、しばらくオレは「リアル鬼ごっこ」の登場人物になっていた。

 これにもほんとひたすら苦しめられた。まさしくこれが今回の山場であった。20時間ずっとだ。丁度金曜の朝に文庫版の「リアル鬼ごっこ」というホラー(?)小説を読みきったということが完全に原因なのだが、意識が朦朧としている中で目をつぶっても目を開けていても夢を見るような状態で、殺したり殺されたり逃げ回ったりしていた。これは本当に恐ろしかった。普通夢だったら、殺されるところで目が覚めて「ああ、よかった、夢だった……」となるところなのだが、金曜午後から土曜朝までの20時間は、起きても殺人鬼に追われているのだ。目が覚めて天井とか時計とかが見えているのに、なぜかまだ悪夢の中にいるのである。肩が~腰が痛い~~助けてくれ~~殺人鬼が~~~とか思いながら目を開けてしばらく呻き、再び目を閉じて、また普通の夢として話の続きを見るのだ。

 リアル鬼ごっこは、文芸社から協力出版という、自費出版の名前を変えただけの方式で出された単行本で、しかしながらその協力出版として唯一(多分)まともに売れた、いや30万部という超ベストセラーになった小説である。しかし、自費出版というのは何が問題かというと、どんなに国語力が無くても金さえ払えば出版できるというところである。
 このamazonのレビューを読んでもらいたい。すごいから。

 オレの読んだのは文庫になった方で、幻冬舎によって徹底的に文章が直されたものらしい。しかし、それにもかかわらずどう見ても小学生の作文以下の文章なのである。直されているのに小学生以下なのだ。出版されている本で今後これを下回る文章力のものに出会うことは絶対に無いと思う。それくらいすさまじい内容である。

 とはいえ別にキレイな文章が書ければ本が売れるわけではない。文章の書き方なんて訓練すればいくらでも上達するもので、大事なのは発想力とか観察力とか感性であろう。国語の成績が5の普通の人と、国語の成績が1の変人とでは、本を書いて売れるのはきっと変人の方だ。
 幻冬舎の見城社長も、「いい本が必ず売れるとは限らないが、売れた本は必ずいい本である」と著書の中で言っていたので、少なくともオレの本よりリアル鬼ごっこは100倍くらい良い本なのである。

 そんなことはどうでもよくて、なにしろこの本の内容は「全国の佐藤姓の人を鬼が皆殺しにする」というホラーなもので、よってバーチャルな意識の中で全身痛と戦いながらこの物語に巻き込まれた20時間はまさに地獄、死後の世界であった。
 もしオレが今週の通勤時間ずっとフランス書院の官能小説を読んでいたら……。どれだけこの20時間がめくるめく快楽の悦びの時間であったか。少しは腰痛も和らいだだろうに。

 さて、土曜は37.5度まで熱が下がり、なんとか「これは現実である!!」と理解できるまで意識もはっきりしてきた。ガッツ石松がOK牧場を訪れる番組を見て、久しぶりに見る吉井怜のかわいさに身震いしたりしていたものだ。すると、木曜夜のフライドチキン以来何も食べていなかったため突然腹が減ってきた。そこで、オレは調子に乗って外食に出かけた。

 で、トンカツを食ったのだが、キャベツを食い終わったくらいの段階から冷や汗が放出。再び意識朦朧となる。もう目の前にあるのがトンカツなのかチキンカツなのかもわからなくなるくらい、なんで家でおとなしくしていなかったのか自分を責めた。そして途中リタイアして家に帰った。

 またしばらくぶっ倒れ、むっくり起き上がってシャワーを浴びてエンタの神様を見てまた倒れたりしながらもなんとかまともに寝られるようになる。

 だがここで第二の悲劇が……。

 夜中にあまりにも肩と腰が痛く、電動でウィーン~~と動く例のマッサージ器で肩の筋肉をほぐしまくった。イタギモチイイ、というか痛い方が強くイタイタキモチイイくらいだったが、しかしほとんど何十時間も身動きしていないしきっと肉も硬直しているんだろうと思って調子に乗って肩をマッサージしていたのだが、その後一度寝て起きると、右肩に尋常じゃない激痛が。

 日曜の朝、ここに来て意識は完全に回復し体温も37度を切り、もう復活したと言っても過言ではないがしかし右肩がこれまた過去に体験したことが無いくらい痛いのである。右肩を上げることが出来ず、なんと「わっはっは」と声を出して笑っただけでズキズキズキ~ン!!! と響くのだ。マッサージ器かけすぎた。

 しかしこうして長い文章を書いていることからもわかるように、午後になりフロに入って温めて、まだ肩は上がらないが結構なスピードで回復に向かっている。あとは少しだけ時が経てばもう完治するだろう。そして仕事に復帰だ。
 だが、金曜の昼から果てしなく苦しんで土日を悶えて、月曜から完全体に戻り会社とはなんという神の試練なのだろう。これだったら健康体のまま12日連続出勤のほうがまだマシである。旅行記も1本分まるまる書けなかった……。別に趣味なんだから書く義務も何も無いんだけど。

 それにしてもだ。いくら賞味期限切れのものを食ったからって、ここまでの食中毒になるか?? 冷蔵庫に入れておいて2日前のフライドチキンを食うって、別にオレだけじゃなくてそのあたりの家庭でも時々は行われていそうなイベントの気がするのだが。殺人鬼に追われる幻覚まで見せられたんだぞ(20時間延々と)?? やはり、どうも最初から少しおかしなところが、あのチキンにあったような気がしてならない。だいたい今まで食中毒になった時は、「後にして思えばあの時食べながらなんかおかしいと思ったんだよな……」という感想を持つことが多く、それに気付いたおかげで旅の途中は例えば中国の餃子など「ん。これはやばい!!!!」と思い途中で食べるのをやめて命拾いした(多分)ということが何度かあった。

 今回のチキンも、今思い返してみれば購入当日に食べた分にしても「あれ? フライドチキンってこんなに味気なかったっけ??」と、そういえばあの時思ったのだ。自分でわざわざ買って来るくらいだから相当好きなものであるのだが、「美味しくないかも」と思ったのはたしかに今までのフライドチキンの歴史の中であの時が初めてかもしれない。といっても、賞味期限内に食べたその分に関しては体調不良は引き起こさず、あくまでも期限が切れたものを食べてのこの展開でありあちら(健太さん)にしてみれば全く文句を言われる筋合いなど無いとは思うのだが……。やはりオレの体が前以上に貧弱になってしまっているということなのだろうか。腹痛マスターなのに。

 とりあえず少しでも残された休日を楽しむために、買い置きしてあった金田一少年の事件簿でも読もうと思う。その後また体調を崩したら同じように殺人の悪夢に襲われることになるだろうけど……。
 来週は、絶対自分の土日を楽しんで活用したい。

あるあるミキティ

 最近自分の中で妙に発達してきたミキティ台風が!! これからは今さらながらミキティの時代が自分の中に来ると思っていたのに。というか来ているのに。ついつい、特に何の意図もなく「ミキティ 盗聴」とかでググってみたら、本当に何のけなしにちょっと確認のためにさらっとググってみたら、恐ろしい記事を見つけてしまった……。

 ああ、恐ろしい。ここにリンクを貼るのも恐ろしい。決して巨乳でもないのにあまたのグラビアアイドルを押しのけ作者ランキングに急浮上してきたミキティが、まさかこんなにも恐ろしい言葉遣いをしているだなんて。いいやそれどころではない。石川梨華と一触即発の憎み憎まれの関係だったなんて。不良じゃないかっ!!! これは不良の言葉遣いだっ!!!!!

 それぞれのページで音声を聞いた時のオレのショックは、納豆のダイエット効果が全て捏造だったと知った時などの比ではない。こ、これがあのミキティなのか……。安藤美姫からミキティの称号を遂に奪い返した、あの夢見る王妃ミキティなのか……。いや、でもなんとなく、昨日の朝やっていたモーニング娘。スイーツ争奪ボーリング大会の時のミキティのチームメイトに対する発言に注目していたら、「あれ?こんなことをミキティが言うんだな……でも、オレの聞き間違いだ。そうに違いない」と思うような少しキツキツしい発言があった。あれは聞き間違いでも人違いでもチャンネル間違いでもなかったのだろうか……。

 とはいえ、これは所詮音声だけ、本物のミキティや石川梨華だという証拠などない。もしかしたら再びNo.1ミキティの奪回を目指す安藤陣営の差し金かもしれない。そうだ。僕たちファンに出来ることは、ミキティを信じることじゃないか!! オレたちがミキティを信じてやらないでどうするんだ!!! 愛するアイドルを信じられないのなら、ファンなんてやめちまえ!!!!!

 ということで、オレはミキティを信じるのでもうこのような暗い話はやめて明るくいこう! 昨日の続きの話をそもそも書こうと思っていたので、書く。タイゾー議員の盗作については動画があった。彼はただ人の文章をパクっただけでなく、自殺しようとした、という体験談までパクったらしい。さすがにそれはまずいだろう。しかもパクった相手が一見ヤクザではないか。ヤクザ風予備校講師だ。

 さて、文章のパクりということの他に、オレの場合はギャグのパクりというものがある。オレの場合はといっても別にオレがパクっているというわけではない。オレの場合として考えられる場合というか、もしかするとあるかもしれない問題ということだ。パクっているというわけではないが、文章と同じく、どう考えてもいくつかのギャグはかぶってしまうことがあるような気がする。例えば、最も顕著な例はあるあるネタである。

 あるあるネタというものは、あるあるだけに、自分が考え付いたものというのは大抵誰かが既に考えているものだと思われる。エンタの神様だけで見かける程度の色物芸人はほとんど言い方とキャラクターを変えてあるあるネタをやっているだけだし、つぶやきシローやふかわりょうがネタをやっていた時代からとにかくあるあるネタというのは莫大な量が考えられてきたはずだ。そうすると、オリジナルなあるあるネタを考え付いたと思っても、先に使われているということは大いにありうるのだ。

 なんといっても、あるあるネタなのである。「あー、それってよくある」と客に思わせなければいけないのだから、本当によくある出来事についてネタにしなければならない。そしてよくある出来事であるならば、自分だけでなく他の芸人やライター、もしくは素人も同じことを思いついていたなんてことはよくあるだろう。よくある出来事なんだから。だいたひかると長井秀和なんて絶対によくかぶっているはずである。

 そうやってみんながあるあるネタを考えていたらやっぱりあの人とネタがかぶっちゃった、などという状況を防ぐにはどうすればいいかというと、では逆にないないネタを考えればいいのだ。あるあるネタはよくある出来事なのだから、ないないネタとして「滅多に無い出来事」というネタを考えれば、他人とかぶる可能性は少ないと思われる。なぜなら、滅多に無いのだから。滅多に無い出来事ならば他の人間が同じことを思いつくことは無いだろう。

 例えばこういうないないネタはどうだろう。「今日山の手線に乗ったら、自分以外の乗客が全員小学生で、しかも1時間乗っていただけでスウェーデンまで行ってしまいました。なぜか気温はマイナス5千億度まで下がって太陽は大爆発してツタンカーメンが甦ってもう大変!」

 いやー、そんなことないない!

 ……どうだ。これなら決して誰かとネタがかぶることはないだろう。ただ、全然おもしろくないがな。

 魚皮拉麺! 西安大餅!!

アジアンマイヤヒー

 音楽の歴史は非常に長いらしく、5000年前の古代エジプトでもフルートやハープやクラリネットといった楽器で、宴会や祭祀時にバッハやメンデルスゾーンといった高貴な曲を演奏していたらしい。ピラミッド着工の際は、景気付けのために高田総統がフンドシで和太鼓を叩きに行っていたという絵が、先日早稲田隊により発見されたクフ王の墓の壁画にあったという。

 しかし何千年前から音楽というものがある上に、今では世界中で1日1曲以上は必ず新しい曲が作られている。多分日本だけでも毎日新譜CDが発売されているのではないか? 自主制作CDとか趣味での作曲などを合わせたら、国内だけでも1日何十曲何百曲という新しい音楽が生まれているに違いない。

 ところが音楽というのは所詮ドレミファソラシドの組み合わせではないか。シャープとかフラットとかクレッシェンドとか鯛とかスラーとか(スリラーじゃないよ。スリラーはこっちだよ)で幅は広がると思うが、しかし無茶苦茶に音符を並べても聞くに堪えない物になるわけで、ちゃんと心地よいメロディーになる組み合わせというのは限られている。更に5000年の間に何億曲という音楽が作られているはずで、もう今の時代に曲を作っても、絶対に過去のどこかの時点で作られたどこかの国の音楽とかぶってしまうのではないか??? いつ誰がどこで新曲を作っても、少なくともいくつかの部分は盗作ということになってしまうのではないだろうか??

 旅先で流れる音楽を聴く時にふとこのことが思い浮かんで、それからは何かしら日常生活のうえで曲というものが耳に入ると3回に1回はこの件について頭を悩ませてしまう。何度かドレミファソラシドの組み合わせで何通りくらいのものが出来るか計算しようとしたくらいだ。面倒くさくてやめたけど。

 実際、小林亜星の曲と服部克久の記念樹が似てるということでややこしい騒ぎになっていたし、日本の「きらきら星」の曲とアメリカの「エービーシーディーイーエフジ~~」という曲はメロディーが全く同じになっているではないか!!!! もう音符の組み合わせに限りがある以上は、このような偶然の一致は避けられないことなのである。だから嘉門達夫も張り切って曲を組み合わせるのだ。

 そして、同じようにオレが「そろそろ組み合わせの限界が来るのではないか」と深刻に心配しているのが、日本語の文章についてである。

 古事記や万葉集の時代から、1400年以上に渡って日本語の文章というのは発表されてきた。現代では本に雑誌に毎日の新聞、ここ5年ほどではホームページにブログにmixiの日記、2chの書き込みなんてものまである。これは新曲などの比ではなく、「。」がつくまでの1行の文で数えていくと1日で何億行、何百億行と書かれているのではないか。そして、公に文章を発表する立場の人は、たとえどんな辺鄙な個人のブログの文章と1行だけの一致であろうと、ブログの方が早くアップされていたら「盗作」と騒がれる運命にあるのである。これは公の場で物を書く人にとっては大変な事態なのではないだろうか。所詮数の限りある日本語を組み合わせたわけで確率的にも同じ文を書いてしまうことは絶対にあるはず、もちろん音楽も同じ、過去にできた物と一致してしまうと盗作になってしまうのだ!!

 平安時代の人などはどんな文章を書こうとオリジナルであったはずで、年々新しい文学が登場し本が出て新聞が出て、時代が後になればなるほどオリジナルの日本語の組み合わせというのは限られてきてしまう。特に今のネット社会、web上も含めてどこにも書かれていない新しい文章などもうほとんど残されていないのではないだろうか?? そうすると、もうあと3年くらいで何を書いても盗作になる時代がやって来て、全ての物書きの人々は職を失ってしまうのではないだろうか??

 実際に杉村太蔵もどこかのブログの文章をパクったということで問題になったし、安倍なつみさんの書いた詩も偶然あちこちの同業者のプロの文章と一致してしまっている。と思って今検索してみたら、安倍さんもオレと同じことを言っているではないか!! やっぱり限りある言葉なんだから、偶然の一致は免れないことなのである!! ほら、偶然、あくまでも単なる偶然こんなにたくさん同じ組み合わせが出来てしまっている!!!

 そうすると、もうこれからはオリジナル文章などどこを探しても無くなってしまい、人は過去に発売された本や一般の人の書く個人的なブログを読むしか文章に触れる場が無くなってしまうのではないか。こうなったら、そうなる前に残された数少ないオリジナルの日本語の組み合わせを自分が使いまくるしかないのだ。誰かに書かれる前に一刻も早く!! ちんたらしていたら、どんな言葉を綴っても誰かの二番煎じになり、安倍さんのように晒されて謹慎するハメになるのである。

 ああ、でもせめてオレが生きている間はまだいくらか組み合わせが残されていて欲しいなあ。……でも、きっと「ああ、でもせめてオレが生きている間はまだいくらか組み合わせが残されていて欲しいなあ。」という文章すら、いつかどこかで誰かがすでに書いているのではないかと思う。ああ、きっと『……でも、きっと「ああ、でもせめてオレが生きている間はまだいくらか組み合わせが残されていて欲しいなあ。」という文章すら、いつかどこかで誰かがすでに書いているのではないかと思う。』という文章もまた、過去に誰かに書かれてるんじゃないかな……。

 まあ文字というのは後に残るけど、音楽はそうでもないからうらやましい。もし数千年前に生きた古代文明の音楽家たちが現代に生き返ったら、「それオレが豊作を祝うために作った曲にそっくりだ!!」とか言われて今の作曲家は片っ端から訴えられることだろう。

 マイヤハッハー!!

どうでもいい話

 どうでもいいですよ~どうでもいいですよ~~と今日の夕方あたりからブログやmixi日記であちこちから声が聞こえるので何がどうでもいいですよなのかと思ったら、だいだひかるが離婚するらしい。ついこの間結婚したと思ったら。そうか。それでどうでもいいですよ~なのか。

 しかしどうでもいいですよといいながらみんなそのニュースを取り上げて日記を書いているというのは、どうでもよくないということだ。どうやらだいだひかるの浮気が写真週刊誌に撮られてしまったことが、離婚の原因らしい。だいだひかるが浮気……。なんかだいだひかるなら浮気しても別にいいような気がするのは差別だろうか。だってだいだひかるだから。別にいいじゃん。

 今調べたところ、だいだひかるではなくて「だいた」ひかるらしい。抱いたか。浮気しそうな名前だが、だいだでもだいたでもたいたひかるでもだいだびがるでもなんでもいい。なんでもよくなくなにより驚いたのは、旦那の北本かつらさんという構成作家が、かつてのペンネームを「竜王は生きていた」と名乗っていたということだ。

 「竜王は生きていた」でピンと来たあなたはきっと25~35歳男子。彼はドラゴンボールや男塾を連載していた少年ジャンプ黄金期を支えた一員といってもいい、誌上での大活躍をした人物である。その昔「ジャンプ放送局」という読者投稿ページが少年ジャンプの巻末にあった。そこで大量のハガキが掲載されポイント数でトップを2期連続で獲得した唯一の投稿者が「竜王は生きていた」なのだ。ここまでの日記を読みながらほとんどの女性の方々は「どうでもいいですよ~」と思っていると思うがそういう場合は転落する泥棒の映像でも見ろやっ!!!! おらっ!!!

 えのッピドゥ~!! ちさタローはぺちゃパイだった……。どいんは結婚できたのだろうか。ミスJBSコンテストごときでムラムラしていたオレはなんと幼かったのであろう。今では実写グラビアでもなかなかピクリとは来ないというのに。当時の投稿戦士達はお笑い系小学生にとっては憧れの存在であった。岡田です!さんとか暴風四郎さんとか消防士の人とか……。ちなみに高校のクラスメートが「あぱ」という名前で新人賞を取っていた。

 結局ジャンプ放送局は終了し、局員のみなさまはほとんどそのまま桃太郎電鉄に異動、さくまあきらとどいんは目立たなくなったがえのんだけが貧乏神やキングボンビーとして全国的に有名になっている。しかし桃太郎電鉄というのは基本的にパーティゲームであり一緒にプレイする友人がいないと楽しめないものだ。オレは1作目の桃太郎電鉄を買っていつもコンピューター相手に1人でプレイしていたが、イマイチ勝っても負けても感情の高ぶりが無く、電鉄の面白みがわかっていない。誰か、桃太郎電鉄を一緒にプレイしてくれる友達を募集します……。マリオカートとかでもいいです……。ドラクエ9が出ても友達がいないからパーティプレイが楽しめそうもないんです。まあいいや。いろんな人格を演じ分けて1人4役でやろうっと(涙)。

 さて、滞在したホテルで南京虫に食われて数億円の賠償金を請求するという記事を見つけた。http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007011700258

 もし彼らが本当に高額の賠償金を勝ち取った暁には、オレもエチオピアの宿という宿を訴えて100億円くらい慰謝料を払ってもらおうと思う。

ミキティの趣味

 

 なんと我らが元祖藤本ミキティが、これという趣味が無く趣味を公募しているらしい。趣味だぞ? 趣味! ……自分の趣味を公募するなんて、なんともファンを大切にするミキティらしい寛大な心ではないですか!! さすがミキティ! 元祖は違う!! 安藤ミキティに浮気してすみません!! 安藤ミキティが女子高生じゃなくなった今、ミキティといえばもう藤本ミキティだけです!! 僕は帰って来たんです! ミキティのところに!!

 そんな愛するミキティが趣味が無くて悩んでいるなら、やっぱり僕たちファンとしては協力してあげるのが当然の務めでしょう。いつもオタク心を癒してくれるミキティに少しでも恩返しをするんです!!!

 他にもこのような同志のミキティファンがいっぱいハガキを送るだろうが、オレもやはりいつもミキティのがんばりに勇気を貰っているファンの一人として、ここはよい趣味を見つけてあげなければならない。

 とはいえ、どういった趣味がミキティに似合っているかを考える前に、そもそもその趣味はオレと同じ趣味でなければならないのである。これはまず大前提だ。だって、趣味が同じということがきっかけで付き合う男女というのはたくさんいるじゃないか。同じ趣味でこそ出会う可能性も増えるわけだし、その上話も合う。将来に渡って同じ趣味を追いかけて、ついでに一緒に暮らしたりしてもいいのだ。最初は友達からでもいい。

 やはりなんといってもミキティにおすすめしたいのは、インターネットサーフィンである。これはひと昔前は立派な趣味であった。8年前に「趣味はインターネットです」と言ったら、時代の最先端を行くかっこいい趣味だと思われたもんだ。今じゃただだらけているだけに感じるかもしれないが、しかしネット上にはちゃんと新聞のサイトなどもあるのである。英語のサイトだってある。ほら、真面目でしょう? Youtubeでミキティのダンスを見て、「この時はここがダメだったね」なんて反省会をすることもできるのである。メッセンジャーでお話をしながら、2ちゃんねるのまとめサイトなどを教えあいたい。上手な検索の方法も手取り足取り指導してあげよう。慣れてきたら、いけないツールの使い方もこっそり教えてあげちゃう。

 なーんてそんなしょーもないことは、はっきりいってヲタ芸を踊る本家のオタクの人達の方が得意であろうから、ここはオレだからこそミキティに伝えられるような、オレとミキティだけが共有できるような特別なものを考えなければいけないのだ。とすると、世界の猟奇殺人の事件史を読むこととかどうだろう。これ結構はまるよ。ミキティならきっと気に入ってくれるはず。ジェフリーダーマーとかピーターサトクリフとか連続殺人犯の犯行時の心理状態とかを一緒に語って……。うーむ。受け入れられないような気がする……。

 あとは、妄想だ。金持ちになった自分とか、ジャニーズアイドルになった自分とかを想像して、ファンとか女の子にキャーキャー言われて好きなものを何でも買えて、時々美女がピンチの時にはスーパーマンとかに変身して助けに行くというストーリーを妄想するのである。他にも男塾に入団して桃や富樫と一緒に戦うといった硬派なものもあれば、ラムセス2世に生まれ変わって30人以上の嫁をもらって極楽生活を送るというのもある。あとは、電車の中でキレイな人を見つけたら一緒に降りてついて行ける限界まで後をつけるとか……。ああ、そんないろいろな趣味を考えていたらとてもハガキ一枚に収まりそうにない。

 いや、別に変態とかじゃないから。あくまでもミキティが趣味を楽しんでくれるように一生懸命考えているだけだから。

 娘。つながりだけど、今ヤフー動画で矢口真里のベトナム旅行動画が見れる。これが彼女の初めての一人旅なんだって。

 ……おまえ一人旅をナメとんのか。

 アオザイを買う時も店の人が寸法を測ってくれてるのにギャーギャー騒ぎやがって、きっとベトナム人のことは物かなんかにしか思っていないのだろう。ガキの頃から芸能界にいるとこうなるんだな……。とはいえ、性格が悪かろうがなんだろうが、水着姿がかわいくて動画2本分最後まで見ちゃったけどね。もうなんかかわいけりゃなんでもいいみたい。最近。

 

週5日勤務は人間の限界を超えている

 こんにちは。インドなんてもう行くか!!の作者の作者です。ほとんど同じなので問題ないです。

 つい先日、部屋にあった新品のニンテンドーDSが去って行った。一度もプレイせずに。一度も電源を入れずに。こんな陰毛だらけの部屋にこれ以上いられるかテメー!! と吐き捨ててゆうパックに自ら入り、近くのローソンから雪の東北地方に向けて旅立っていくのであった……。

 それにしてもニンテンドーDSは国内だけで1000万台を販売しているというのに、いまだにどこに行っても売り切れである。既に日本国民の12人に1人が持っているのだ。しかも0歳児から70歳以上の老人含めた計算で12人に1人なのである。ゲームをしそうな世代に限定したら、3人に1人くらいの割合になるのではないだろうか。

 今オレが働いている会社のワンフロアにいる人数が150人くらいと考えると、50人はDSを持っている計算になる。しかしおそらく会社の休憩時間などに、リフレッシュルームで隣に座っている人にNEWスーパーマリオや逆転裁判の攻略法について気さくに話しかけたら、その日の業務終了後あたりからオレは女子に避けられ男子にからかわれる人間になるに違いない。

 本当はあいつもこいつもDSを持っているはずなのに、だいたいフロアで50人も持っているはずなのにみんな「ゲームなんて興味ないわ、私は休みの日は友達と原宿に遊びに行くんだから」みたいな知らん振りをきめこんでいる。実は家の中で着替えも化粧も入浴もせずに朝から晩までドラゴンクエストモンスターズをプレイしているくせに。DSだって、そんなDSプレイヤーであることを誇りに思えない人間より、オレのようにたとえ業務中でもドラクエ9や猟奇殺人事件について無邪気に同僚に話しかける裏表の無い人間に持たれたいはずだ!!!!

 ゲームウォッチから始まって20年以上のゲーマー暦を誇るオレが日本国民1000万人に遅れを取っているというのはかなり屈辱的である。プレステ2は持っているのに。三國無双の最終ステージの舞台となった場所を探してわざわざ中国の合肥で雨の中まる1日さまよったのに。発見した時はあまりに嬉しくて何も無い荒地をデジカメを握り締め走り回ったのに。三國無双の戦闘シーンを思い出しながら。

 ところで、昨日新宿駅のキオスクで夕刊フジの広告を見て思わず足が止まり、クリアファイルみたいなのに入った1面記事の見本を地べたにしゃがんでじーっと見入ってしまったのだが、ひろゆき氏の資産が差し押さえられ2chが閉鎖だなんだという話題になっている。

 2chが閉鎖したら、本来見逃されるはずがネットの力で暴かれるようになった数々の卑怯なことがまたまかり通ることになってしまうではないか。K-1秋山の格闘家の風上にもおけない反則のうち50%ほどをTBSと谷川が認めざるおえなくなったのも、2chのおかげである。ちなみに秋山は疑惑以来ずっと「自分は多汗症だから汗で滑ったんだ。何も塗っていない」と言っていたのに、10日後の会見では「自分は乾燥肌だからスキンクリームを塗っていた」といきなり肌質と記憶が180度変わり、それをもとに谷川が「そういうことなので故意ではありません」と言いみのもんたは「誠実に謝罪したね」と褒めるという、大人がこんなことをしていたらとても大学生のバラバラ殺人を非難することなんてできないだろうというような悪行がまだまかり通っている。格闘家じゃなくて、例えば陸上選手なんかがこういう卑怯な反則を犯したらどうなるんだろう。普通のスポーツ界だったら選手生命は終わるよな……。

 とはいえそもそもこの2ちゃんねるがひろゆき氏の年間億を超えるという収入の源となっているので、いくらなんでも何百万の賠償金を逃れるために掲示板を閉鎖に追い込むことはありえないだろう。今日は「2ちゃんねるプロバイダーが間もなくサービス終了」という記事が出ているので、mixiあたりでは「2ちゃんねるが閉鎖だって!! あんなの無くなって当然だよ!!」なんて書かれている日記が散見される。しかし普通に記事を読めばわかるが、2chが閉鎖されるわけではない。1人でテレビを見ていても、2chの実況板にアクセスすれば全国の引きこもり仲間と一緒に盛り上がることができるんだい!!! 自分には仲間がいるように感じられるんだい!!!!! だから閉鎖なんてイヤ☆

 ケニアやタンザニアで自然の中に生きる動物たちの健気な姿を見てきたオレとしては、このように家族とはぐれてしまった1匹が、仲間の群れを見つけて帰っていく感動映像を見せられると、涙が止まらなくなるのだ。

 涙なくしては見られない映像

 

 

がばいばあちゃん

 タイトルと本文とは一切関係ありません。昨晩はSAYAKA目当てにヒーローを見始めましたが、4時10分で力尽きました。「オレはおまえたちを殴る!」のシーンまではなんとか見れたのでよかったです。どうでもいいですか。そうですか。

 しかし世の中には2種類の人間がいると思う。それは、トイレットペーパーを進んで取り替える人間と、取り替えない人間である。普通紙が無くなったら取り替えるのは当たり前だが、しかし尻や他のものを拭いていて、トイレットペーパーがどう見ても残り3回転分くらいしかない、という場合にどうするか。そこでこの2種類の人間の行動が分かれるのである。

 進んで取り替える方の、天使側の人間は残りが2回転であろうと1回転であろうと人間魚雷回天であろうと、気にせずいつものペースで使うのだ。無くなったら取り替える。ただそれだけだ。

 逆に悪魔側の人間、取り替えない人種はどうするかというと、残り1回転、いや最悪半回転分くらいは必ず最後に残るように使うのだ。もちろん、なぜならば最後まで使い切ってしまうと自分がトイレットペーパーを交換しなければならなくなるからだ!! トイレットペーパーの交換というのは、簡単なようで案外面倒くさい。芯のハメコミの方法によっても異なるだろうが、それでも10秒程度は時間を使うことになる。そんなことは、自分ではなくほかの誰かにやらせればいいのである。何も自分ほどの人間があえて交換という雑事をこなす必要はないではないか。そこが悪魔の悪魔たるゆえん。

 だがさすがに全部使い切ってしまって替えないのはなんとなく良心がさいなまれる。なんかいけないことをしているみたいではないか。だから、最後の10cm分くらいは残しておくのである。「ほら、まだ残っているじゃないか。残っているのに新しいものに交換するなんてそんなもったいない地球に優しくないことはできないよ」と理に適っていてなおかつ森林資源を大切にするスタイルをアピールするのである。そのために、残り3回転分くらいになった時点で、自分が使うペーパーの寸法をいつもより短くして調節するのである。下手したら短すぎて手につくくらいの際どさになっても、ペーパー交換という大仕事と比べたら十分想定内のリスクだ。

 ではオレはどっちの人間かというと、もちろん旅人出身として、世界の森林資源を守りたいという立場である。なのでペーパーが残り少なくなってきたらひたすら使う紙を節約して、なんとか今回の分では使い切らないように苦心するのだ。

 だがここでひとつポイントになってくるのは、オレは会社でトイレに行くことなど1ヶ月に1回くらいしかなく(レストランや食堂でトイレに行くことなど5年に1回くらいだ)、トイレといったら自宅のトイレのことだ。もちろん、紙を節約してなんとか使いきりを避けても、次にトイレに入るのは100%オレなのである。それなのに毎回紙が残り少なくなると、「絶対使い切らないようにするぞ~!!!」と執念を燃やし、トイレを出る時には半回転分はトイレットペーパーを残して出るのだ。どう考えても自分が交換する羽目になるということがわかっているのに、それでも半回転分残してしまうのである。ああ、幼い頃から体に染み付いたクセというのはいつまでも消せないものなんだなあ(三つ子の魂百まで)……。

 しばらくお世話になっているインドへの感謝を込めて、今回の空耳のテーマはインドです。2回以上聞くと、1回目より2回目の方がおもしろくなってきます。

 

珍年あけしておめでとうございます

 いつもいつも、今日こそは早く寝てやるっ!!! 早く寝なかったら明日の健康は無いと思え!!! と自分に辛らつな言葉を投げかける日に限って、寝る間際に「あらちょっとだけよ。チョットだけという条件のもとにネットサーフィンをするのよ」とサラサラっと表面をかすめるくらい、英語でいったらskim(スキムミルクのスキムよ)的なサイト閲覧をしているとおおっ、こ、こんなことがっ!! と翌日の健康も諦めて読みすすめてしまうような記事にはまってしまい、いつの間にやら深夜までパソコンに没頭し目や腰に激痛、寝不足で頭はモヤがかかったようになり体はあらゆる病気のウィルスに侵され3年後まで後悔することになるのである。

 あはーん こりゃこりゃ 寝ます。

そうですねテレビですね(当選者発表)。

 桜庭の試合がレフェリーストップにならなかった理由がひとつわかったような気がする。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/k1/headlines/20070102-00000010-spnavi-fight.html

 K-1は民放ではトップの視聴率を獲得したそうだが、上のページで谷川Pは「これまでの史上最高20.1%にあとコンマ2%及ばず、今となっては、曙選手、ボビー選手の試合時間が短かった事が、非常に悔やまれます。」と語っている。

 つまりは、曙とボビーがあっさり負けてしまったために、視聴率獲得を考えたらメインイベントである桜庭×秋山はとにかく試合を長引かせなければいけなかったのだ。おそらく梅木レフェリーに対してそのような指示が偉い人から出ていたのだろう。だから桜庭がどれだけ無抵抗で殴られていてもストップをかけなかったのだ。そして桜庭が殴られまくっている時に、選手の命より視聴率と偉い人からの指示を大切にするレフェリーはその誰か偉い人が「止めてもいいぞ」と合図するのを待っていたのであろう。だから選手も見ずにずっとどこか遠くを注目していたのだ。

 ちなみにレフェリーのブログは本人がまだ姿を現さず、コメントが8000を超えている。有名人でもないのにこんな炎上の大記録が打ち立てられようとは。しかしこればかりは自業自得であると思うので全く同情はできない。

 さて、年末に見た一番面白いニュースは、「教習所の教官が酔っ払い運転に挑戦」というものだった。警察の指導のもと、自動車学校の2輪の教官が酒を飲みまくり、全員が飲酒運転レベルのアルコール濃度の検出をクリアしたところで、一本橋やクランクなどの教習コースに挑戦するというものだ。

 結果、一本橋からは落ちまくり、ジグザグ運転ではおもいっきり転倒、教官どころか第一段階の生徒なみの醜態を晒していた。「いやー、やっぱり飲酒運転は絶対にやってはいけません」という教官のコメント、教訓でVTRは終わっていたが、ヨレヨレになっている教官達の姿があまりにもおもしろく、オレにとっては単なるおもしろ映像であった。

 そして今日、フジテレビのニュースで「父親が帰省中の長男を刺し……」というのがあったのだが、画面を見ずに聞いていたオレには父親が寄生虫の長男を刺しにしか聞こえず、おっさんがサナダ虫かなんかの息子を切り刻んで退治しているイメージしか浮かんでこなかった。よく考えたらそんなものニュースにならないだろう。正月ならではの楽しい勘違いだ。

 昨夜はお笑いウルトラクイズで久しぶりに息もできなくなるくらい笑ったような気がする。井出らっきょは3カットくらいしか登場しなかったが、こちらの期待どおり全て全裸になるシーンであった。オープニングからいきなり山本モナの前で全裸である。本人はきっと脱ぎながらも懐かしい涼しさに感動していたことだろう。11年ぶりに、ゴールデンの番組で脱げるのである……。なんか猫ひろしに竹山、安田大サーカスにスピードワゴンやアメリカザリガニまで出ていたが、やはり最近の芸人の方々はたけし軍団やダチョウ倶楽部のリアクションとは高校の部活とプロくらいの違いがあり、スピードワゴンとアメリカザリガニなんてそれぞれOAされたなかで5秒ずつくらいしか写っていなかったのではないか。

 しかし今さらのことだが、お笑いウルトラクイズはクイズという割には勝ち抜けというものが全く大事にされていない。普通クイズといえば、正解したら次のステージに進めるとか賞品や賞金がもらえるとかおいしいものが食べられるとか、正解した方の人間になにかアドバンテージが与えられるものであろう。しかしお笑いウルトラクイズの場合、○×クイズで正解した方には何も無く、ただし不正解の方をミサイルで爆破である。まったくクイズとして成立していない。とはいえおそらく今年はもうこれ以上に笑える番組には出会うことは無いだろう。こうなったら、お笑いウルトラクイズのDVDでも買うことにしよう。

 さて、ニンテンドーDSプレゼントクイズですが、見事当選を果たしたのは、岩手県盛岡市におすまいの、あおいさんです。昨日僕からメールを送っていますので、もし見ていたらご返信くださいませ。1週間くらい反応なかった場合は、次の人に権利が移ってしまいます。

 当選しなかったみなさん、ごめんなさい。なんかせっかく応募していただいたのに申し訳ない気持ちでいっぱいでありますが……。ただ予想以上に応募の数が少なく、当選者が決定したのは12月31日でした。さようならいとしいDS(涙)。

年末年始といえばテレビですね

 友達といえばテレビ、誰よりもテレビ、「モニター」というものを見ている時間がおそらく人生のうちで起きている時間の90%ほどを占めていると思われる人間にとって、年末年始はきちんとB.L.T.(B.L.T.というのはビューティフルレディ&テレビジョンの略で、テレビ雑誌にアイドルのグラビアをミックスさせた、引きこもりにとっては1冊で2度おいしい、買うのは少し恥ずかしいが番組表としても読み物としてもグラビア雑誌としても満足させてくれる素敵でwonderfulな月刊誌なのだ!!)を購入し、ピンクのマーカーで見たい番組の欄を囲んでチェックし、1週間先まで番組観覧の予定を立て毎日録画の管理で大忙しという、師走が終わって一般庶民が惰眠をむさぼっている間も一時たりとも油断できない書き入れ時なのである!!!

 でもなんかこの年末年始は非常に観る番組が少なかったような気がする。前も書いたけど。元旦から細木数子の顔なんて見たくないんじゃ!!!! しかもテレビ東京、紅白歌合戦で日本のトップアーティストが歌っている時におまえらにチャンネルを合わせてみたら「では歌ってもらいましょう! オヨネーズで『麦畑』です」って誰やねんオヨネーズって!!! マヨネーズの親戚かよ!! 大晦日にオヨネーズの歌を聴くくらいならたまってた受信料まとめ払いしてでもNHKを見るんだよ!!!!!

 ってオヨネーズさんすいません。多分本当は素敵な歌を歌う名のある歌手の方なんだと思います。アホな僕が知らないだけで。

 ちなみに大晦日だというのにほとんど公開殺人といってもいいような残酷な試合を見せた秋山-桜庭戦で、秋山のローションプレイ(足に油を塗って桜庭のタックルを何度もスルリとすり抜けた)を見逃しさらに「滑る! 反則だ! タイム!」と訴えている桜庭を完全無視し、なおかつ桜庭が顔面を無抵抗で殴打されているのに試合を止めようとせず、止めようとしないどころか選手が殴られている時に桜庭と秋山ではなくてどこかリングの外をじーっと見ていたという、殺人レフェリーと呼びたくなるような素敵なレフェリングを見せた「梅木レフェリー」という人のブログが、試合から3日目の現在も炎上中である。

 すでにコメントが7000件に達している。去年は紀子さまご出産をおちょくった五体不満足の乙武くんや同僚の痴漢を擁護した日テレの藪本アナ、亀田の試合をノーテンキに「感動した♪」と書いたモーグルの上村愛子のブログが炎上したが、このコメント数は炎上の新記録ではないか??? 藪本アナブログは記事ごと全削除されているが、上村愛子で2500ほど、乙武くんブログも4500ほどである。各炎上ニュースはここを参照 

 まあなんといってもこのコメントの伸び具合の理由は、一番は正月でみんなパソコンの前にいるからだ。これはある意味不運である。しかし、それは仕方ないとしてもレフェリーの彼は他の炎上の人とは違い心無い発言をしたどころの話ではなく、1人の選手の不正を見抜かなかっただけでなくもう1人の選手生命を絶つ可能性のある愚かなジャッジを行ったということに原因がある。なおかつ、返信や新しい記事での釈明をせずに、彼は他の公になったらまずいと思われる記事を削除しているのである。

 その削除された記事は、「TBSに接待を受けて高級韓国料理をたらふくご馳走になった」というものだ。桜庭の対戦相手の秋山は今回柔道を学ぶ子供たちや清原を会場に連れてきており、試合終了後に子供たちや清原にむけてお涙ちょうだいのマイクパフォーマンスを行っている。これはTBSが用意したストーリーであろう。ちなみに、秋山はついこの間日本に帰化したばかりで、そもそもは韓国人である。そんな背景があるところに試合の数日前にレフェリーが「TBSから接待」を受け、「高級韓国料理をたらふくご馳走になった」のである。その後もちろんTBSの出すタクシーチケットで家まで帰って来たという。

 これは、なにやら大きな陰謀を感じさせるではないですか……。

 ちなみに、オレはプロレスに目覚めたのが(やる方ではなく見る方だ)小学生の時で、以来20年ほど格闘技ファンをやっているが、ここまで残酷なレフェリングを見たのは初めてである。もう本当に「このままでは死んでしまう!!」と誰もが思っているのに試合を止めないのだ。解説者もリングサイドのセコンドも「もうあぶない!」と叫んでいるし、なんとレフェリーが止めていないのに勝手にゴングが鳴って外部からストップがかかったのである。これは試合を外で見ていた前田や角田の判断だというが、妥当な判断であろう(それでも遅すぎるくらいだ)。

 だいたい、サッカーで審判が笛を吹いていないのに勝手に主催者が試合終了にしたり、ボクシングの試合でレフェリーが何も言っていないのに関係者が勝手にTKOを宣言することなどあるわけがない。それくらい今回のK-1は異常だったのだ。というか、元週刊プロレス編集長のターザン山本が述べているとおり、所詮K-1はスポーツではなく、視聴率と興行収入のための催しということになる。梅木レフェリーは桜庭がボコボコに顔面を殴られている時に選手ではなくどこか他のところをボケーっと見ていたわけであるが、おそらくリングの外にいる「いつくらいに止めたら最も視聴率が取れるか判断してレフェリーに指示をする偉い人」の方を見て判断を仰ごうとしていたのであろう。

 ちなみにこの秋山というのはプロ転身前は柔道家であり、柔道をしていた時も「柔道着が滑る」と何度も相手に指摘されたことがあるという。さあ、みんなこのまとめサイトをじっくり読んでほしい。ここから実際の試合の動画も見ることが出来る。レフェリーのブログに本人がどのような形で舞い戻ってくるのか、もしくは舞い戻らずにブログを閉鎖して逃亡するのかというのも見物である。

 しかし紅白のDJOZMAの方もNHKに抗議が殺到したそうであるが(そりゃするわ)、ネットの世界ではこの疑惑の秋山&梅木レフェリーの話題が旋風を巻き起こしているがためにOZMAに関しては忘れ去られようとしている。たしかに、OZMAのバックダンサーの場合は別に本当にヌードだったとしてもそれはむしろオレたちにとっては大変喜ばしいことである。文句などない。もしその件でNHKに抗議をするなら、「バカヤロウ!!! 若い女の全裸が見れてああなんて素敵な大晦日なんだと思ったらボディスーツじゃねーかっ!!! オレの一瞬の喜びを返せ!!!!」という、そっち側の抗議であろう。

 ちなみに、こうしてブログを書いているともちろんいつ自分にも炎上という大事件が襲ってくるとも限らない。たとえどんなにほそぼそと書いている零細無名ブログだとしても、常識外れなことを書いたらたちまちネット世界の炎に飲まれるのである。だが、火の無いところに煙は立たないわけで、それだけ多くの人間の怒りを買うというのは書き手にも責任があるものだ。罵詈雑言や荒らしオンリーのコメントはもちろん許されるべきではないが、しかし、話をまとめずにいきなり戻ってあのレフェリングは許せん。桜庭を殺す気か。

 ああ、正月1ネタ目だというのにいつの間にか興奮して桜庭戦についてだけ長々と書いてしまった……。もっとバカバカしいことを書く予定だったのに。まあいいや。また今度書こう。みなさん、良いお年を!!!!! 今年も良いお年を!!!!!

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