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久々に本について

 インド本を出して半年、コツコツと細々と、「どこの本屋に行っても売ってませんでしたよ!」と指摘され悲しい気持ちになりながら、しかし恥ずかしながら今日までなんとか生きてまいりました。

 で今月末で丁度出版から半年を迎えるわけであるが、このたび5刷となることが決まり、合計で遂に1万部になった。これはひじょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーに喜ばしいことなのです。

 5刷というのはどういうことかというと、今既に刷ってある分が売れて、もう少し売れそうだけど在庫が無いからもっと部数を発行しましょう、というのが4回繰り返されたということである。

 なるほど。そういうことだったのか。

 そして半年で1万部である。5刷でなおかつ1万部というのが果たして本の世界でどの程度の喜ばしいことかというと、よし、身近なところで石原真理子の暴露本と比べてみよう、彼女の本は初版で2万部、発売3日くらいで3万部の増刷が決まったらしい。

 ……いや比べる相手を間違っているんじゃあ。そこと比べたらちょっと。ぜんぜんすごくなく感じるじゃないか。石原真理子の場合は、もともと有名女優な上に交際相手の芸能人が実名で登場しているのである。オレは有名でもなく女優でもないし、交際相手のことも実名では暴露していない。イニシャルトークをしているではないか。本当はマユミさんだけどちゃんとわからないようにMさんにしているぞ。

 オレの場合は無名著者の上にインド旅行記で、そもそも売っているところを見かけないし、関東から出たらなおさら発見が困難だ。その状況で1万部だから、もしオレが石原真理子だったらもっともっと売れているのではないか。石原真理子が「インドなんて(以下略)」の著者だとしたら、きっと5万部くらい売れたに違いない。ああ、そう考えると、せめてペンネームをさくら剛じゃなくて石原真理子にしておけばよかった……。そして本のタイトルを「ふぞろいなインドの秘密」とかにしとけば便乗できたのに。

 ちなみに1万部のうちの数千部はよしもとばななさんのおかげで、さらに数千部はブックストア談の店長代理阿部さん(仮名)のおかげで売れたようなもんである。もんであるというかまさにそうだ。ばななさん帯なくして1万部はなかったし、阿部さん(仮名)がチェーン各店に広めてくださったあげくオレンジページで1ページ使って宣伝をしてくれなかったらやはり1万部はなかったであろう。そしてそもそも山口小夜子さんが雑誌の連載にこの無名の変態を呼んでくださらなかったらばななさんとの縁もなかった。いや、変態は言いすぎだ。さらに結構あちこちでインパクトがあるとお褒めいただくあの表紙とタイトルは何を隠そう自分で決めたものでは全然なく、アルファポリスの編集者さまと社長さまの案によりあれよあれよという間に決定していたものである。

 そのあたりを考えると、初版で終わる本が無数にある上に500部とかそれくらいの売り上げも別にぜんぜん珍しいことじゃない今日この頃なんとか10000という、5桁に乗せることが出来たのは、オレが出会うにはもったいないような素敵な人たちに、偶然にも出会うことができ、支えられたおかげである。それに尽きる。

 おおっ、謙虚な発言。(真面目なままだと恥ずかしいのでこうして自らチャチャを入れます)

 しかし、ふと考えてみたらオレは「インドなんて(以下略)」を1冊持っているが、最初から最後までちゃんと読んだことが無い。時々ペラペラっとめくるだけである……。なんか書き直しや校正でさんざん苦しんだ記憶がトラウマとなり、もう見たくも無いもう勘弁して、というインド旅行記拒否反応が起きているのである。普通本書く人って、自分の本が出たらちゃんと読み直すのだろうか……。

 来年は次の本が出せたらいいなあ。

 ちなみに、こちらの投票はあさってが締め切りなので今回でひつこくリンクを貼るのは最後です。もう順位が変わる気がしないのだけど……現在の順位 よかったら「1票入れる」ボタンをクリクリッとクリックしてください。

 次回の旅行記ではエルサレムだけにキリストさんについて少し書いているのだが、このキリストさんはちゃんと復活するんだろうか……。体中粉々に砕けている気がする。このブログ、しばらくコメントを投稿してから反映されるまで時間がかかるようになります。

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